3月16日に埼玉県の施設「けんかつ」で行われる「こども・夢・未来フェスティバル2008」に、ピアノで参加させていただくことになりました。昨年佐山雅弘さんのコンサートが行われたのと同じホールで、たぶん弾くピアノも同じだと思います。きのうその打ち合わせがあったのですが、そこで「もしかしてこれは、私にとってのステップアップのチャンス?!」と思う出来事がありました。
フェスティバルを主催するNPO法人「彩の子ネットワーク」で童謡のしゃぼん玉を題材にした朗読劇をやろうと考えておられた時、ちょうど私が電話をかけて来て「ジャズピアノでしゃぼん玉なんかを弾いてます」と言うのを聞いて、驚かれたそうです。初めてかけた電話でしたが「フェスティバルに出ませんか?」と言っていただき、けんかつのホールに出るのが夢だったので、こちらから「ぜひ出させてください!」とお願いしました。
打ち合わせでは最初、私のアレンジした静かめのしゃぼん玉を、切り取ったりつなげたりしながら、朗読のBGM的な部分と、最後にフルコーラスを弾いて終わり、という感じで「これでいいのでは?」とほぼ決まりかけたように見えたのですが、少し遅れて来られたこの劇を考案した老紳士が、この案を全く振り出しに戻されたのでした。
その方の考えではもっとジャズを全面に出したいので、まず私の得意なジャズの曲を1曲弾いて、その後間髪入れずにデキシーランド・ジャズのように明るくて楽しげなしゃぼん玉を弾いて欲しいと。そして朗読の間は音楽はなしで、最後に私の元のアレンジをフルコーラスで、とのことでした。
プロのピアニストの方なら、その場で「こんな感じですか」とさらさらと弾いてみせるのでしょうが、まだまだ私にはそんなことはできるはずもなく「がんばってみます」と自信なさげな返事をして、ピアノのあるおうちを後にしました。
ただ帰りの車の中で考えたのですが「もしかしてこれって、神様が与えてくれたチャンスなのかも」と。今までは自主コンサートだったので、他の誰かから「これをこんな風に弾いてほしい」と言われることはありませんでした。プロはきっと涼しい顔で色んな要求をさらっとこなすんだろうなあ。それでこそプロなんだよなあ。よし!やってやるぜ!
家に帰ってから、S80の前に座りました。最初の1曲は、最近ずっと弾いていた「いつか王子様が」にしようと思っているので、同じ3拍子でハデで元気なしゃぼん玉のアレンジを考えてみました。静かめの元のアレンジとは180度違うものにするために、元はAで弾いているコードもCにして、試行錯誤した結果…ベースとなるものができました!朗読の間にはちょっと歌も入るので、それを歌う方々との明日の打ち合わせで(老紳士が来られるかはわかりませんが)そこでハデに弾いて来ようと思います。
出番の時間は違うのですが、フェスティバルには埼玉のライブハウスにもよく出演されているプロのサックス奏者、林文夫さんも出演されるそうなので、ジャズを通じて何かご縁ができるといいな~、なんて虫のいいことも考えたりしてます。将来出たいんですよね~、
cafe Lamp。