きのうフェスティバルのピアノの打ち合わせに行きました。結局歌の方は来られず、映画の演出をやっているというW先生にマンツーマンでピアノ指導を。最初新しく作って行った「しゃぼん玉」のアレンジを「しゃぼん玉が飛んでる、というより地面に落ちてる感じだな」と笑顔で言われてしまい撃沈。ただ不思議とイヤな気分にはならず、ひたすらおっしゃることに耳を傾けました。すると「だいぶよくなって来たけど、今のは保育園で弾いてる感じだから、今度は酒場で弾いてみて」と。よく意味がわからないまま、BGM的に弾いてみたらそうではなくて「自分が飲むんだよ」と。要は酔っ払いのピアノ弾きってこと?
「ピアノの上にバーボン1本置いとくから」と言われたのですかさず「ワイルドターキーでお願いします」と言ったら、先生は笑ってました。
アドリブで別の曲のワンフレーズを入れるたとえに、大昔、川崎で見た山下洋輔の「枯葉」の話をしたら「あれは感動したねえ」と。おお~、話が通じる!とはいえ、ジャズピアノのソロ・ライブなんてその1回しか見たことないんだけど。最初からアドリブ大会で全く何の曲かわからない、それがだんだん聴いたことのあるフレーズが出てきてそれが「枯葉」だとわかったときのあの嬉しさ!あとキース・ジャレットの話も出て来ました。とりあえずわかる範囲の話題でよかったです。
先生は音楽をやっているわけではないけれど、羽田健太郎さんとも仕事をしたことがあるそうで、かなり色々と知ってそうな方でした。私にずいぶん期待して下さってるみたいで「次もあなたと何かできそうな気がする」と言ってくださいました。今日は電話で「ワイルドターキー用意しておくから」って。そんな会話、主婦の私は今までしたことありませんでした。何か感動。1本とはいかないけど、ほんとに1杯ひっかけて弾いてみようかな。熊ちゃんもビールひっかけてTRIXやってることだし