関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

カッコイイです!KK JAM

2006年08月25日 01時00分48秒 | 音楽
おととい、思い通りにならないことがあって、むしゃくしゃして子供たちを留守番させ、KK JAMの「Duration」を爆音で聴きながら車で買い物に行ったら、ちょっとすっきりしました。
ケンカのあとにできた「怒りの曲」はこのタイトルになり1曲目に来ましたね。イントロからして怒ってる・・・。スピード感があってやっぱりすごい。ベースなんか何を弾いてるのかさっぱりわかりません。この曲をコピーしてみよう!って思う人、いるのでしょうか。オルガン・ソロ、とてもいい音で、「エレクトーン=オルガン」ということを改めて感じました。
間髪入れず始まる2曲目「Wind It Up」では、まるでウッド・ベースのようなJazzyなフレーズが渋い。ソロのオルガンの音がちょっと割れた感じなのがいいです。結構ハデな部分とのギャップが楽しめる1曲。
Inter FMに出演された際、「唯一のさわやかな曲」(セールストークになってない!)と紹介された「Moment」。イントロがほんとにかっこいいです。やっぱりイントロって大事だなあ、って思います。曲の第一印象を決めるというか。ベースはちょっとスラップっぽい音で、どうやって出しているのかなーと。元の音色の他に何か技があるはず。
「Obsession」もライブで「おどろおどろしい曲」と紹介されていましたが、他のどの曲にも言えることですが、ちょっとダークな夜の大人の感じが。それっこそ洋酒をカラカラいわせながら夜に聴くといいかも。「キャッチーで元気でさわやか~」なあのバンドとはかなり対照的・・・。(やっぱりドラムの違いでしょうか、石川さんのドラムはすごくジャズだと思う)でもどちらもドライブには向いてます。
5曲目「Latch Mode」、サックスとオルガンのユニゾンがカッコイイ。そして転調する部分がソウライブっぽい!
6曲目「Groove Jam」。ラジオのバックでかかっていて、渋いな~って思い聴いてました。ほんとにセンスのいい大人の音楽!って感じです。ジャケットの裏の写真、3人の楽器が混ざり合い溶け合っている様子が、まさにこの曲を表すかのよう。
最後はもう1曲さわやかな曲が入っていました。「Tune Req」。静かめのバラードで勝田氏のサックスが朗々と歌ってます。何かちょっとホッとする。あまりに他の曲がスリリングだからでしょうか。

全体的にほんとカッコイイアルバムです。KK JAMの存在を知ったのはTRIXより後なのでわりと最近ですが、こうしてCDが発表される時にファンでいられてうれしいです。日本のフュージョン界でサックス奏者といえば、勝田一樹か本田雅人か、となると思うのですが、私はどちらかというと勝田さん寄り。DIMENSIONで聴き馴染みがある、ということもありますが、あの雄叫びのごとく響くサックスは勝田氏にしか出せないと思うのですが。