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野洲・行事神社の勧請縄

2021-03-07 07:49:07 | 道祖神・賽の神・勧請縄・山の神

先にココでも紹介したが、野洲市行畑に鎮座する行事神社の勧請縄である。場所はJR野洲駅に近い旧中山道沿いである。

祭神は金山毘古神。社伝によると、神亀元年(724年)御上神社の神託を受けた三上宿祢海部廣国が勧請したのが最初であるという。社殿は、承和三年(837年・承知三年とあるが、承知なる年号は存在しない)に慈覚大師が造営、延元二年(1337年)には沢弾正忠満が修造している。

(本殿)

勧請縄中央のトリクグラズは、細長い竹の枌(へぎ)を表裏12本を組み合わせ、幾何学模様になっている。これは、悪霊を絡めとる網を文様化したものであろう。左右には紙幣と青葉の小枝をつけた六対ずつの小勧請が吊り下がっている。東近江には多くの種類の勧請縄を見入ることができるが、この勧請縄は珍しい。

尚、駐車場はないので地図上の7イレブンの駐車場を利用。そこより徒歩1-2分。

<了>

 


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