世界の街角

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多伎神社の塞ノ神等々

2021-02-16 05:59:37 | 道祖神・賽の神・勧請縄・山の神

多伎神社と祭神・阿陀加夜努志多伎吉比賣命については、過去に記述してきた。その多伎神社には、塞ノ神や社日塔等が鎮座している。出雲では社日塔は数多いが、塞ノ神は少数である。多伎地区の入口に存在することから塞ノ神=道祖神であろう。

伝・塞ノ神とあり由緒は全く不明である。多伎集落の入口にあることから道祖神であろう。

社日塔は多くの場合、六角柱であるがここは頭でっかちの円柱である。表には天照大御神と刻まれている。ここには神木と云うからにはいかにもか細い若木であるが、それに藁蛇が捲きつけられている。荒神さんである。

頭は大蛇(オロチ)でいかにもそのような形になっている。やはり集落の入口に在り、道祖神としての結界、即ち疫の侵入阻止と荒神への豊作祈願であろう。

<了>

 


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