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須恵八幡宮の勧請縄

2021-03-04 07:53:30 | 道祖神・賽の神・勧請縄・山の神

須恵八幡神社の周辺をGoogle Earthでご覧いただきたい。八幡宮の右手に写るのは近年の住宅団地で、中央が須恵の集落である。出入口に相当する場所に在るのが須恵八幡宮ということになる。

須恵八幡宮の祭神は誉田別尊で創始年代は不詳とのこと。口碑によると弘長年間(1261-1264年)に男山八幡宮より勧請されたとある。弘安(1278年)以降永享年間(1429-1441年)の古文書が残っているという。そして延宝4年(1676年)社殿を改築。尚、勧請縄の起源は不明。

(須恵八幡宮)

須恵八幡宮の勧請縄は参道入口に架かっていた。見ると剣であろうか槍を模したものであろうか、トリクグラズの中央に交差する形の肖形をみることができる。

これぞ、まさしく結界を示すものである。通せんぼの形そのものであった。

このように分かりやすい形のトリクグラズを持つ勧請縄は初めて見た。これぞまさしくThe・結界であろう。エイリアンの侵入を監視・防止する勧請縄が、集落の出入口に在る典型例であろう。

<了>


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