まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

第13回まちあるき探検隊【茨木童子は四度あらわる!】

2006年11月19日 12時44分25秒 | 都市

昨日、まちあるき探検隊に参加してきた。既に13回目となる今回は茨木市内を散策。まずは、阪急茨木駅に集合し駅前地下街や阪急本通商店街を練り歩く。個人的には茨木市は北摂地区では高槻市に次いで二番目に大きな都市であるという認識でいたので、一歩脇道に入った所にある下町風情あふれる街並みには、心ならずも心動かされてしまった。

 

町中の道路はかなり狭く、小さな道が整理されないまま各所に繋がっている上に、そこの中を所狭しとフツーに一般乗用車やタクシーが右折左折をする(そうしないと目的地に辿り着けない構造になっているらしい)ので上のような光景が無数に点在しているのである。ここでいう「出会」とはつまり「アクシデント」のことである。そう、出会いとはアクシデントなのである・・・なんのこっちゃ。

ちなみに「茨木しんさいばし」とネーミングされている駅前商店街もまたアチラやコチラへ繋がっていて、その分かれた先をどんどん進んでいくと想像もしないトコロに出てきたりとなかなか楽しい。隊列より少し遅れて歩いていた私は、先ほどまでガヤガヤと歩いていた隊員たちが目の前から忽然と姿を消したことに気が付いた。きっと、どこかに脇道があるのだろうと、キョロキョロとしていると・・・。

とあるタコヤキ屋さんに乱入していたのである。15くらいしかない席に十数名で入店し、たこやきと回転焼を腹に入れる。きっとコレをきっかけに参加者各人の買い食い魂に火が灯ってしまったのではないかと後になって思うのである。

続いて立ち寄ったのがココ立ち喰いソバのお店。この店の前を通るたびに甘いダシの芳しい香りが嗅覚に襲い掛かるので妙に気になったお店。全員一致で昼ゴハンはここで、ということになった次第である。基本はカウンターだけど、お子様用に低いテーブルが店先に置かれている。ただ、イスは無い。文字通り子供たちは低いテーブルの前で立って食べているのである。

ここから茨木神社を散策後、茨木市役所前の高橋という橋の上に立つ謎の「茨木童子」を見学し、近くのグランドで行われていた農業祭に乱入。 ここで、きっちいさんとはぐれることになる。

 

下左:北海道直産の新巻鮭を実演解体する様子。鮭好きにはタマラナイ光景。

下右:妙な雰囲気のテント。中を覗いてみるとバザーをやっていた。

そして、街の中にオモムロに茨木童子の顔看板が出現。別に観光スポットでも何でも無いただの道沿いにポツンと置かれているところがとても不思議な光景。我々は、躊躇することなく、ソコに顔を入れ皆でバスが行きかう通りの反対側からデジカメでバシバシとそれを撮っているのである。これはきっと街の人には、かなり不思議な光景に映ったのではないだろうか?

途中参加のバクさんを待つ間にJR茨木駅前にあるボン・ネージュというケーキ屋さんに立ち寄る。下調べも何もなくただ偶然立ち寄った店なのだけれど、かなりイイ感じの店であった。ケーキ屋というよりもカフェと言った方がいいかもしれない。豆の種類が豊富で、しかも浅煎り・深煎りまで選べるものまである。更には素人でもわかりやすいように、酸味の強弱・苦味の強弱順にメニューが並んでいて、商品にあうケーキの種類まで書いてくれているのである。モカ好きの私は、やはりモカを頼む。美味い!

ちなみに屋号の「ボン・ネージュ」の意味を深読みしてみる。ケーキ屋の定番であるフランス語である。「ボン(bon)」はフランス語で「良い」という意味を表し、「ネージュ(neige)」 =フランス語で「雪」という意味を表す。直訳すると「良い雪」だけど、ケーキ屋なので「生クリーム」のことを喩えているのだろう。おそらくは「口溶けの良い生クリーム」というニュアンスを含んでいるのではないかと思われる。

 

 ※内覧は要予約のこと。

ボンネージュで小休止をしている頃から振り出した雨は、小降りながらもシトシトと我々の体を冷やしていくのであった。だがしかし、秋の冷たい雨に去らされているのは我々だけではなかったのである。帰りにまた立ち寄った「高橋」の彼もまた、冷たい雨にウンザリしているようであった。

もしかして、泣いてる??

阪急茨木市駅に戻ってここで解散ということに。ここで、今から仕事だという池ぴょんさん、途中参加のバクさん、初参加のはせぴょんさん、と別れて二次会の十三に向けて移動する。下車駅の十三駅のホーム上で、きっちいさんより十三駅にマツワル鉄分たっぷりのネタを教えて貰う。

二次会より参加のNシスターズさんたちと合流し、きっちいさんご推薦の「ぐりぐり」という店に乱入。開店前の忙しいときにも関わらず、雨に打たれ子犬のように(?)震える我々を暖かく迎えてくれたお店のスタッフには感謝感謝である。ここのオススメは大豆の味わいがしっかりと詰まった自家製の豆腐だというが、ここのお造りは身が分厚くて、それが鮭好きの私には嬉しい食感であった。美味い料理と楽しい会話を堪能し、ふと気がつくと私の横で・・・

 

茨木童子氏が横たわっていた・・・だ、誰だ~!連れてきたのわぁ!!

 

とまあ、今回もイロイロともりだくさんの探検隊であった。

 

【次回予告】

「探検隊で見つけた顔たち」・・・乞う御期待!!

 



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
写真満載♪ (ワンリーフ)
2006-11-19 14:40:47
いい写真満載で、見ながら思わず笑ってしまいました。ストーリー仕立てなのもいい!

茨木童子が雨に濡れている姿を見て、私は「返り血か?」と呟いてしまった。
泣いていると思うほうが、自然ですね。
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Unknown ( いのっち)
2006-11-19 16:33:21
さすがですわ。
私も笑っちゃいました。
茨木童子の撮り方もいろいろありで勉強させてもらいました。
今回はいつもと違うおしゃべりなまっしゅさんを見たり、まめ知識ありのこんな仲間のひとりでうれしい^0^
楽しかったです。
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楽しすぎ! (ひゃくちゃん)
2006-11-19 20:49:29
さすが まっしゃさん 読んでて
昨日の面白いことが次々よみがえってきました。

今まで何度か見ていた 茨木童子ですが

泣いてる茨木童子、寝ている茨木童子・・・
初めて見ました(笑)
なんだか今までより茨木童子に愛着がもてました。
次に会った時には 頭 撫ぜさせてもらおう♪

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おもろすぎ! (ryu)
2006-11-19 22:23:24
さすがまっしゅさま。
おもろすぎる記事です(笑)

探検隊、お疲れさまでした。
みんなのチェックが入って、撮影しづらかったでしょうね(^ ^;)
でも、みんな「まっしゅわーるど」を楽しみにしてますので、
負けずにビシバシ撮ってくださいね。
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お疲れ様です! (まっしゅ)
2006-11-19 22:57:38
ワンリーフさん
返り血・・・濡れているトコロに画像処理したら
とんでもない絵になりました。
怖いもの見たさで寄ってみて下さい。
http://mash-mash.com/koyauramonooki.html
ちょっとヤバイ系なので、一週間くらいで消去
します(汗)

いのっちさん
今回は、きっちいさんに出演してもらいました。
ご本人の了解とってないけど、よかったかな??

ひゃくちゃんさん
今夜、茨木童子の夢をみてしまいそうです(苦笑)

ryuさん
いえいえ、ryuさんを訪ねて来られたという
あのエピソードには、かないませぬ(爆)
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茨木童子が寝てる?! (きっちい)
2006-11-19 23:40:48
ってこれ私ですやん。
ま、面白いのでオッケーです。

ぐりぐりも気に入ってもらえてよかったです。/hiyo_cock/}
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きゃあ (ワンリーフ)
2006-11-20 02:14:18
返り血そのものの画像処理、ありがとうございます。
思わずきゃあ!と声を上げてしまいました。
一週間と言わず、もう少しおいてくださいな。
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相変わらず (かっさん)
2006-11-20 10:44:27
クオリティの高い写真をお撮りですよね。

気のせいか?今回はいつもより写真が多いような気がします。いい景色が多かったのか?いい写真が撮れたのか?どちらでしょう?
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お疲れ様でした (はやし)
2006-11-20 21:50:05
茨木童子って、酒呑童子の家来だったんですね~
二次会まで付いて(憑いて?)来てもおかしくないかも。
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Unknown (まっしゅ)
2006-11-20 23:38:01
きっちいさん
良かったです。気に入ってもらえて
内心、少しばかりドキドキしていました。

ワンリーフさん
ヤバイ人だと思われそうなので、ほとぼりが冷めた
であろう頃に、人知れず消そうと思います。

かっさんさん
お!よく見ておられますね!
いつもは限定十枚と自分に枷(かせ)をつけて画像
を選択しておりますが、今回は初めてその禁を破り
ました。
実は今回は「まっしゅ的に納得のいく写真」が少な
くて選定に困りました。
と同時に、茨木童子の物語を挿入すると、それだけ
で4枚を使ってしまい、そこから残る6枚を選定する
のは余りにもバランスが悪くなるので、茨木童子が
適度に散らばる様に写真のレイアウトを考えた末に
このような枚数にまで膨れ上がってしまいました。
初め、なかなか茨木童子が登場しないのも、一つの
演出のつもりです(笑)

はやしさん
そ、そうだったんですね!
情報ありがとうございます。ずっと彼(茨木童子)
のことが気になっていたのです。



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