まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

2019東京ブラブラ-15【国立競技場】続々・いざ新国立競技場へ!

2019年09月07日 19時05分32秒 | 東京


こんな立派なモニュメントは来年になると観光客の写真スポットになってしまって順番待ちの列が出来るのだろうが、まだ競技場が未完成ということもあって、あまり知られていない。







オリンピックの組織委員会などが入居しているっぽいゴージャスな建物の公開空地には過去に国内で行われたオリンピック・パラリンピックの聖火台のレプリカがモニュメントとして設置されている。



微妙な段差のところにも地味に士気を高めるための言葉が掘られている。こういう対費用効果が薄いものの設置は、ちょっとどうかと思う。設置者の自己満足的なというか、そもそもどこからかき集めたお金なのかといろいろ考えてしまう。



そんな無駄に立派な建物を後にしてメイン会場の東側を北上することにする。



少しばかりレアな工事看板を発見。読み方わからないけど、聖火台のことなのかな?



下から見上げると大きい。これでも、着工前に掲げられていた工事看板と比べると高さも床面積も小さくなっているのだ。



外構工事が未完了なので歩道との間に囲いがあって全体的に狭い印象があるのだけれど、



スタジアムの周りには広い広場が周囲ぐるりと用意されているので、囲いが取れたときにはダントツに広く開かれたスポットになるのだろうと思う。



スタジアム越しに新宿方面を望む。



前方にちょっと気になる建物を発見!!

つづく


2019東京ブラブラ-14【千駄ヶ谷】船橋屋さんで小休止

2019年09月07日 18時52分16秒 | 東京


新国立競技場に向かう前に小田急百貨店の地下食料品売り場で船橋屋に立ち寄る。目的はくず餅とところてんである。




この二つの食べ物は関東と関西では共に異なる食べ物となる。



まずはところてん。関西では黒蜜で食べるのが主流だが、関東では酢醤油で食べるのが一般的。



くず餅は原材料や製法から違っていて、関西だと葛(くず)を原料としたもので水まんじゅうのような和菓子なのだが、関東の、いや船橋屋のくず餅は小麦粉を原材料としており、これを一年以上発酵させたものに黒蜜と黄粉をかけて食べるというもの。

どちらも美味しゅうございました。屋外で写真を撮ったためか船橋屋の廻し者のようなきれいな写真に出来上がった。



近くには加納治五郎先生の銅像があった。

つづく

2019東京ブラブラ-13【千駄ヶ谷】続・いざ新国立競技場へ!

2019年09月06日 09時35分25秒 | 東京


新国立競技場から南側にアプローチするためのデッキを発見。



道路上空を跨ぎ更に南側の広場へ接続されている。





デッキの下は、ちょっと涼しくて気持ち良い。ここもバス停とかに使われるのかな。



仙寿院交差点を挟んで西側にあるトンネルとの対象が面白い。



施工は大成建設。大成建設は土木事業も得意と聞いたことがあるので、この壮大な工事がここだということに少し納得。設計は隈研吾氏。梓設計m加わっているとは知らなかった。



会場敷地の右下(南東角)に到着。工事中の荒削りな風景は結構好きである。



整備中(現在)の地図。



整備前(過去)の地図。



整備後(未来)の地図との対比が楽しみである。

つづく

2019東京ブラブラ-12【千駄ヶ谷】いざ新国立競技場へ!

2019年09月06日 09時21分18秒 | 東京


本当はここを突っ切って行こうと思っていたのだが、オリンピック会場へのアプローチ整備工事のために既に入れず。。。



仕方なく、その脇を通ってメイン会場を目指す。(メイン会場って・・・まだ始まってもいないのだが)



新国立競技場の北西角の端から眺める。



ちょうどこのあたりが谷筋になっていて、地上を走っていたはずの東西方向の道路は、急に橋の上を渡ることになる。何でも、かつてはここに渋谷川が流れていたのだとか。(今は暗渠になっている)



南北道路との高低差があるため、ちょっとしたジャンクションみたいな道路形状になっている。そのジャンクションの南東側を閉鎖して広場の整備を行っている。



ここは都営地下鉄大江戸線の新国立競技場駅の出口があって、同競技場のいちばんの最寄り駅としてはこの駅になるのだが、車両の断面積が小さく短い編成で、大深度地下しか走らない大江戸線も既にキャパオーバーなのではないかと思っている。



千駄ヶ谷駅から直結のコースはこの上を渡るコースである。



東京体育館の敷地を通ってアクセスするコースである。なんかこれらデッキの上で長時間蒸される人が続出しそうな予感が・・・あわわわわ。



しっかし、さすがにデカイ!!



ザハの計画案がもし実現していたら、これの倍の大きさだったのだから、それも見てみたかったなあと思った。



最近読んだ「吉祥寺だけが住みたい街ですか」でも紹介されていたラーメン屋さん。

千駄ヶ谷から反時計回りに新国立劇場を南下中。
現在位置はだいたい7時の方向。これから5時の方向を目指して移動ちう。

つづく





2019東京ブラブラ-11【千駄ケ谷】オリンピックに向けて改修ちう

2019年09月06日 09時05分57秒 | 東京


新宿駅の電光掲示板。この眺めが妙に懐かしく感じる。



新宿から二つ隣の千駄ケ谷で下車。



オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の最寄り駅となるので、新宿行きのホームを増設工事している。



増設後は従来のホームは千葉方面行きのみの利用になるのかな。



千葉方面行きのホームにはホームドアの設置工事が進められている。完成すると、ホーム越しの新宿御苑の緑と中央線のオレンジのコラボレーションが見えにくくなる。この駅は向かいの御苑の緑が借景になっていて開放感のある駅だったので好きだったが、これも見納めかも。





拡張工事もかなり進んでいるみたいだけど、まだ内装などやってないこともあってか殺風景な風に見える。



既存ホームの屋根も折半屋根に付け替えられている??



千駄ヶ谷駅も何度も乗り降りしているので懐かしい風景である。



ここが新旧屋根の切り替わり部分かな。完成予想図がわからないので、工事の進捗がよくわからない。



改札方向に向かってみる。ここは新ホームに続く階段。さすがに広いね。



新ホームとの取り合い部分。真上を走る首都高速の加減もあって狭い。



工事の養生が取れればもう少し開放感が出るのだろうか。



改良完成後、こちらの改札口は閉鎖されて、



改札外の広場を大きめに取ったコチラ側に移設される予定。



やらないよりやった方がいいと思うけど、イベントの規模等と考え合わせると、全然容量が間にあわないと思うのだが、大丈夫かな。





何もこんな狭い都心の真ん中でやらずとも、良いのではないかと。。。初日の開会式で既にパンクしそうな予感が、、、



・・・するよ。

次は、新国立競技場へ向かってみる。
つづく

2019東京ブラブラ-10【新宿】小田急GSEとの対面

2019年08月18日 14時09分06秒 | 東京


小田急百貨店に用事があったので、新宿駅で途中下車。ああそうだ!と思い小田急新宿駅の特急券売場の表示を見るとあと20分後に、あの赤い奴が出ることがわかったので、ロマンスカー専用乗り場に足を運んでみた。そこにいたのは真っ白な車体のVSE。これまでの小田急ロマンスカーと言えば赤の概念を大きく覆すデザインであったが、最近デビューしたGSEには少しガッカリしている。



グッドデザイン(?)受賞の目印をボディに貼り付けているものの、



龍線的になフォルムはトーンダウンし、一瞬「名鉄ですか?」と思ってしまう姿かたちをしておられる。
もしくは「シャア専用ですか?」と聞いてみたくなる。。。誰に??



シートの厚みを抑えることで、窮屈過ぎて足が引っ掛かっていたLSE時代と比べると居住性は抜群に上がっているのだが、あまり食指がわかないデザインに納まっている。



往年の・・・というなら小田急の一般車はかつてクリーム色に青いラインで統一感があってよかったけれど、今は統一感に欠けたデザインになってきている。それで、このタイプの車両が多分往年のカラーリングの最後のデザインになってしまっているものと思われる。



何だか、ちょっと寂しい気がする。
次は、JRに乗り換えて千駄ヶ谷方面へ。

つづく

2019東京ブラブラ-09【渋谷】埼京線ホーム移転工事の進捗

2019年08月18日 13時48分38秒 | 東京


渋谷駅のマスコットキャラクター「しぶやぎ」君にお出迎えされる。今どきの流行りの癒しキャラである。



しかもヤツは多国籍言語を操ることができる!
そしてその脇には・・・



今、何故どんな理由でこんな工事をしているのかを説明的に解説している。左下には



親切にもこれらの説明を3分間の動画にまとめたQRコードが案内されている。
どうして、渋谷駅は多国籍言語を操るゆるキャラでお客様をお出迎えし、こんなにも手厚く工事の説明をしなければならないのだろうか?そのワケはココにある。



改札口を抜けて埼京線ホームに向かう通路を進むと暗い工事中の通路を通りすぐにホームのような場所に下ろされる。下ろされたところはホームには違いないのだが、



ここからが長い。
途中柱や仮囲いで分断された通路状のようなところをクネクネと、更に大雨や強風のあるときには、それらの吹き込みにも耐えながら、



そして通勤ラッシュ時には混雑する人並みに行く手を阻まれ、ぶつかり合いながら目的の乗り場を目指さなければならない。



ようやく乗車口のあるホームまで辿りついて、振り返ると・・・一体どんだけ歩かされるのねん??と、コレが毎日のことだと、さぞ辛かろう。。。



工事の関係で上りと下りのホームに段差が付いているのも、ちょっといろいろ危険過ぎる。



さっきの解説ポスターにもあったとおり、JR埼京線のホーム移設工事は終電後から翌朝の始発前までのわずか3時間ほどの間にしか工事を行うことが出来ないことになっている。



昼間は、工事部分と歩行者部分は仮囲いで養生し、夜間工事をする際には一部の養生を外して作業を行い、



翌朝、改札口を開けるまでに一次撤去した仮囲いを設置して、



まるで、「いままで工事なんかしてませんよ」みたいな顔して旅客扱いをしなければいけないのである。



埼京線ホームの西向かいも大きな再開発(?)工事をしているし、



渋谷駅周辺はどこもかしこも穴ぼこだらけである。
コチラの再開発の内容はコチラへ。
渋谷駅桜丘口地区という。しかし、こんなに地区って(作って)大丈夫か。

次は、新宿へ!

つづく

2019東京ブラブラ-08【渋谷】無機質過ぎる再開発

2019年08月18日 13時27分40秒 | 東京


ヒカリエから北北東を望む。ビルの端に新国立競技場が見える。



スクランブル交差点側を見下ろすと新しくなった山手線の車両が往来する。従来車と比べて緑色が少しきつくなっていてあまり好きではない。



JR渋谷駅とのヒカリエの間に建設中の渋谷スクランブルスクエア
これはまだ第一期工事部分で、最終的には首都高速3号渋谷線を底辺とした凸形状のプランになるのだとか。(凸の部分はJR線路上)



ビルの足元部にあたり、JR・ヒカリエ・地上階との結節点となるこの付近の構造物の揺らぎ具合はちょっとカオスで、





構造的には、かなり苦労しているのではないかと思う。



屋根のガラス形状のカオス。

設計者は「渋谷駅周辺整備計画共同企業体」となっていて、その内訳は、日建設計・東急設計コンサルタント・ジェイアール東日本建築設計事務所・メトロ開発と名前が連なり、更にデザインアーキテクトとして、日建設計・隈研吾建築都市設計事務所・SANAA事務所の名前が続いている。この揺らぎの成分はSANAA事務所だろうか。
施工者は「渋谷駅街区東棟新築工事共同企業体」で東急建設・大成建設というわかりやすい大人の事情で成り立っている。

現在姿を現しているビルが東棟で2019年度中の開業する予定。
凸部分の真ん中の棟が中央棟で、その西側の西棟と一緒に2027年度中の完成を目指す。
各棟の規模の内訳はこんな感じ。

東 棟 :地上47階 地下7階 約230m
中央棟 :地上10階 地下2階 約61m
西 棟 :地上13階 地下5階 約76m



各線へのアクセスを示した仮の表示。各線の表示がバラバラで何とも。。。



この風景が無くなるのも時間の問題やね。

つづく

2019東京ブラブラ-07【渋谷】銀座線ホーム移転工事の進捗

2019年08月18日 13時06分20秒 | 東京


ヒカリエの4階テラス。ここへ来る人は当該フロアに用事がある紳士淑女か道に迷った人かカメラを持って外を眺める怪しい人しかいない。



そして私のお目当ての風景はコレ。



一昨年の年末に来た時には、ちょうどこのドームを作り始めていたくらいであったが、線路自体を覆うほどに工事が進捗していた。



ドーム・・・いやチューブかな・・・の中には東京メトロ銀座線が往来している。この筒の中に現在、新しい渋谷駅を作っている最中なのである。



ヒカリエの展望フロアから見下ろすとこんな感じ。頂部は側面の有機的な形状と一体的に構成されるはずなのだが、今は工事資材を仮置きするための足場になっている。



途中、チューブの切れているところから職人さんが出入りするものと思われる。



骨組み自体は緩キャラのカオの輪郭みたいになっているので、全ての足場が取れたあかつきにはもう少し柔らかい印象のものに仕上がるのではないかと少し期待している。



そして、完成した暁には、この歩道橋越しに新生渋谷駅のホームに停車する銀座線の山吹色の車体を望むことができるのだろうと思うとワクワク感が増す。



駅の照明やらが入るとグッと明るくなるしね、わくわく。



しかし、ヒカリエといい、この新しいビルといい金属感を出し過ぎているためか、あまりにも無機的過ぎると思う。個人的には阪急百貨店梅田本店のように多少のデコラティブ感がある方が息を止めないで歩けるというか、気が休まるような気がするのだがどうだろう。



ヒカリエの側部と渋谷新駅との納まり部。



その取り合い部分。



JR渋谷駅上空との取り合い部分は未着工。チューブ内に新駅を作り、旅客扱いを完全に移転した後に解体し、JR渋谷駅上空に新たに設ける新ビルと埼京線ホームと一緒に改修を行っていくものと思われる。



ヒカリエから渋谷ストリーム方面を望む。歩道橋を有機的なデザインに作り替えたけど、何だかとっても無機質な感じがする。渋谷再開発はこれからどんな風に街の情景を改めて行くのだろうね。いろいろな意味で興味津津である。

つづく

2019東京ブラブラ-06【九品仏】ドアカットを堪能

2019年08月18日 12時34分33秒 | 東京


駅前にある九品仏浄真寺がその駅名の由来になっている。読み方は「くほんぶつ」これは知らないと読めない駅名。昔、野田地図の戯曲「農業少女」を見に行ったとき「コロンブス」と「くほんぶつ」を掛けたセリフがあって面白かったのを覚えている。



かつての東急のイメージから考えると斬新なデザインの車両に見えるが、大井町線では二番目に新しい列車になっている。いちばん新しい奴はコワモテであまり好きにはなれず、



むしろこちらの方がデザイン的に遊び心があって好きである。この駅のこの踏切に来るために立ち寄った。何故、この場所なのかというとホームの形状に理由がある。



地図上はホームが踏切で寸断されている絵になっている。



公式サイトの駅構内図では、5両編成の1両分がホームからはみ出すように描かれている。



現在はホームドアがあって踏切からだと随分と見えにくくなってしまったが、



ホームの長さよりも停車する列車の両数が長いため、一部の列車のドアを開閉しないドアカットが行われている駅なのである。北行きの列車はホームを一両分過ぎたところで停車するが、



南行きの列車はいちばん後ろの車両が一両分はみ出して停車するため、車掌さんが前方確認するための足場が用意されている。駅ホームの南北側に踏切があって、ホームの延伸ができないことによる苦肉の策である。幸い北寄りの踏切は交通量が少なく、駅そのものの乗降数もあまり多くないため、踏切上で列車が停まっても道路交通上の支障は全く出ていない感じである。ウィキによると「2013年2月24日には戸越公園駅のドアカット解消に伴い、当駅は東急で唯一のドアカット実施駅となった」のだとか。



駅前のバス停の時刻表。一見すると、何だかよく意味が判らないが、よくよく見ると休日の夕方に一便のみというダイヤである。東急バスの公式HPによると、





日祝の夕方に一往復という謎ダイヤである。路線免許を維持するだけの最少便数とするなら土曜日の一往復とするのが年間を通じていちばん少なくなるのだが、敢えて日祝ダイヤとしているところが謎である。



九品仏の2駅先には等々力渓谷の最寄りの等々力駅がある。九品仏駅の駅前に、このような看板を発見。国分寺崖線めぐりとな。いつか巡ってみたいものである。
次は自由が丘で乗り換えて渋谷に向かう。

つづく