季節的にインテリア業界はこれからが本番。
このところ帰社は平均22時を過ぎ、3連休も仕事。
ブログ更新は息抜きでもあり。
さて来週末からボトル2本目への交換を開始します。
割り出しと同時に投入し110日~120日の交換を予定。
少し引っ張ります。
昨年はプリンカップマットを経て約100日交換なので
孵化からの期間としてはそれ程変わらないか。
飼育数は昨年とほぼ同数の212頭。
(まるで食痕の見えぬボトルがチラホラと・・・)
昨年2013年度は、後伸びといわれる久留米で♂30g
アップ数18頭・約2割というまず満足の1本目交換結果
でしたので2割が一つの目安となります。
その喰痕から判断する限り今期はもう一つ。
断熱材対策を施しましたのでボトル内でじっくり居食い
さて我が家2013年度総括その3
1.血統(血の配合量・配合率)
2.菌床(添加剤)
そして最後はオンザロード、否、温度。
3.環境と温度について
より大型化すると考えられる血統(系統)の入手。
長さを鑑みた組み合わせと血の濃さを踏まえた配合。
実績、コスト、安定した供給体制、飼育環境を加味し、
同様に大型化に向けた菌床の選択。
更なるプラスαを期待した添加剤の取り組み。
上記は私のイメージとして
攻め型の構想と捉えています。
それと比べ環境と温度はどちらかといえば
守り型取り組み。
などと記述しながら、これまで我が家はややチャレンジ型
ではありますが・・・
その温度と環境について我が家では2011年と2012年度
過去2年間、対決の構図として環境の違いによる
温度管理検証に取り組みました。
成果は別として。
2011年度は高田馬場マジックフォレスト
レンタルルーム恒温管理と
自宅マンションでのワインセラー管理。
特に2011年は「恒温で実際にセミ化を招くのか」
そこはどうしても取り組みたかった。
ちなみにレンタルルームの冬季期間は通しで23度。
結果はご存じか、全て羽化しています。
ただサイズには反映しなかった。
3本返しサイクルでは菌床が持たず80mmアップは
2月に4本目に交換した1頭のみ。
ワインセラー管理の方が成績が良かった。
やはり冬季期間の管理が重要であると。
2年目の2012年度名古屋ターニングポイントさん
レンタルルームと実家ワインセラー管理。
サンプル数も多く、同じ菌床を使った取り組み。
ですが結果こちらもワインセラー組に軍配が上がりました。
しかし2年目に体験した数々の反省と失敗要因は大きかった。
プリカ高添加飼育の拒食症現象。
ずさんな交換による雑菌混入と菌床劣化による暴れ誘発。
交換サイクルの遅れによる影響。etc
インライン♀のポテンシャル検証含めて色々学びました。
この幾つかのチャレンジについては納得していましたがね。
なにせ同期ブリーダーとの羽化実績に大きな差が・・・
そこで「大型血統作出ストーリー」の原点に立ち、
今までの失敗経験を生かし、そして転機の年として決断。
2013年度のエアコン管理による実家ブリードスペース設置
へと至るわけです。
2013年度はこれまでの反省を踏まえ温度、湿度の他
インテリア業界の特権を生かし光、音という部分も考慮して。
遮光・防音カーテンに、い草を用いたブリードスペース
湿度効果を期待したい草でしたが、デメリットとして逆に
ダニの温床になったような気が。
特に冬場放置した♀のボトルにはコナダニの影響で
目が痒くなりましたから。
温度湿度管理については「おんどとりデータ」を見る限りまだまだ。
2013年度は投入から26度。
2本目への交換から少しづつ下げ3本目への交換は
21度前後。
ここからチャレンジ魂で3本目冬期期間温度を
20度~21度で約90日間桜の開花まで維持。
ここは正直チャレンジでした。
セミ化の懸念は2011年度の検証があるので
心配していませんでしたが、菌床の劣化による暴れ。
期間、菌床水分量、詰め方、温度、湿度等複合的要素が
ありますし、暴れ防止対策を施したものの半数以上
暴れてしまうのでは?
正直トライ中そんな恐怖はありました。
結果暴れ率2割。
過去2年間冬季期間18度の我が家温度帯による
暴れ率は5%未満。
結果、久留米で目標の85mmアップを達成する
ことが出来ました。
内心ハラハラドキドキでした。
ここは意見の分かれるところではありますが、
3本目羽化ボトルは多少水分量がある方が暴れ
にくいように感じていますがどうでしょう?
暴れたボトルを掘り出した時に感じるあのパサパサ感。
ちなみに過去TP菌床ボトルでの暴れは殆ど記憶がない。
またマツノインセクトのオアシスは菌自体が強く、
適度な水分量を維持している印象です。
エクシードさんのレビンもハマると同様の印象ですね。
何れにしても蛹化ステージから羽化ステージにおける
菌床ボトルを如何に良好な状態に保つか? 保てるか?
そこが重要ですね。
今年2014年度ですが、あえて前年との比較検証をと
考え2013年度に施さなかったスタイロフォーム及び
断熱シートによる、断熱対策を実施しています。
産卵セット前夜でしたね。
温度ブレ、掘り出し後の菌床ボトル状態など、比較検証を
進めたいと思います。
そして今期の冬期期間温度管理をどうするか?
最終的に決断ができていません。
さてどうしようか?