政府が投資、投資と大騒ぎをして、なんとなくやらないと相対的に損をするんじゃないかと思わせて新NISAが始まった。そして多くの人が始めたのだと思う。そのため、今年になって、特に新年度になってから日本の株価は大きく上昇した。これはあきらかに新NISAのバブルだと思われる。新NISAを始めた人は、こんなに簡単に増えるのかと株の魅力に取りつかれてしまった。
しかしここに来てそのバブルははじけてしまった。まあ、冷や水を浴びせかけられて投資を覚えると考えればそれはそれでいいことではあるが、自己責任だといいながら、新NISAをやたらと宣伝しまくっていた日本政府の態度はさすがにいただけなかった。政府に騙されたと思っている人も多いだろう。
一番心配なのは、このように株価が乱高下し、経済が不安定であることである。不安定であるから将来のことが心配になる。だから消費にまわらないのだ。東京はまだいいかもしれない。しかし地方は死ぬまでなんとか生きるしかないのだ。そのためには消費を控える。経済は悪循環するばかりだ。
だまされてはいけない。政治家も大企業もマスコミも電通も、みんな東京なのだ。こいつらが日本をだめにしている。