![]() | マクドナルドが大切にしてきた「マニュアルを超える」31の方法 |
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中経出版 |
<みなさんがマクドナルドから見習うべきは、マクドナルドのマニュアルをそのまま真似することではありません。自社の企業理念や価値観を伝えるツールをつくることです。>39㌻
マクドナルドには、「マニュアルに従って機械的に動く人をつくる」のではなく、「共通の価値観の基にマニュアルを使いこなす人を育てる」しくみが確立されている。15㌻
常に完全である。これがマクドナルドの共通の価値観。30㌻
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<マクドナルドのフィロソフィ>
●マクドナルドは、文章化されていない共通の価値観が社員からアルバイトへ、先輩から後輩へと、具体的な行動として伝わっていくのが最大の強みです。31㌻
マクドナルド・コーポレーションは創業して約60年になりますが、「ベストの状態のQSC&Vをお客さまに提供する」という企業理念は、微塵のブレもなく今日まで継承されています。33㌻
●マクドナルドは、「ピープルビジネス」という言葉を企業の大切な理念の一つとして掲げています。
企業の成長を支えるのは「人」だと考え、お客さまに提供する商品の品質とお同じくらい、「人」の教育にこだわり続けている。
●
Q(クオリティー)ー品質の高い新鮮な商品
S(サービス)ーお客様を待たせない、正確で親しみのある応対
C(クレンリネス)ー清潔勝つ衛生的な店舗
V(バリュー)ー店舗体験による顧客満足
→
マクドナルドでマニュアルに記載されているのは、お客さまに著k素悦影響を与えるQSCに関することが中心 50㌻
→価値観を具体的な行動にまで落とし込んでいくことで、はじめて職場に浸透する。
●マクドナルドにはファミリーの一員と実感させる具体的な仕組みがある
マックベテラン=20年以上努めた従業員はマックベテランとし、退社後でも2年に一度アメリカのマクドナルドで開かれるイベントに参加できる
●マクドナルドを支える「三本脚の椅子」
:従業員、加盟店、サプライヤーがマクドナルドを支える三本の椅子の脚で、均等にそれぞれを強くすることが顧客満足に繋がるという考え 73㌻
マクドナルドは3本の脚を内部のお客さまと定義し、均等に強くしていくことを理念としています。98㌻
●採用にも一定の採用基準を作ること
マクドナルドの採用では「適性検査」と「行動インタビュー」がある。
行動インタビューでは受験者のコンピテンシー面接を行っているようである。インタビューにより受験者の行動特性をあぶり出すということである。
:コンピテンシーで見られるポイントは、
「能動的に仕事に取り組めるか」
「チームワークを大切にできるか」
「イニシアティブを発揮できるか」
「顧客志向性があるか」
ということ
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マクドナルドでは入社後のオリエンテーションも大切にしている
3日間にわたったオリエンテーションが行われ、最初の一日は店長が行う
内容としてはディスカッション形式でマクドナルドの価値観を伝えていくという方法をとっている
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採用後30日後にも再度オリエンテーションがあり、悩みを調整する
●マクドナルドはアルバイトであってもキャリアップ、時給アップのステップが明確でそれが、モチベーションアップに繋がっている
●フロー状態に導く5つのモチベーター
フロー状態に入るには、日頃の周りの声がけやコミュニケーションも重要になってきます。職場の上司やリーダーが、適切な声がけをすることで部下をフロー状態に導けます。
①意味
影響を及ぼしている
違いを作り出している
②結果
自分の努力が客観的にわかった
目標を達成した
③挑戦
課題に挑戦している
知識、スキルを身につけている
④承認
自分の考えが尊重された
仕事のプロセスが認められた
⑤コントロール
組織、チームの中心的存在である
組織、チームを動かしている
●マクドナルでリーダーに求められる3つのコンセプト
①今に集中する
②リーダーの影
自分の行動が無意識に周囲に悪影響を与えていないかということを確認する
③相手に悪意がないことを前提に伝える
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マクドナルドのマニュアルは定量化されている/肉は1分30秒後にひっくり返す