本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

心理テスト、性格テストはウソばかり!?:松山情報発見庫#266

2005-08-30 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た

日経BP社

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この本の著者は、
「心理テストはあたらないといけない。あたらない心理テストは占いと同じである。また、当たってもバーナムのように誰にでも当てはまるテストは使い物にならない。つまり、テストは、ターゲットにしっかり当たること、そして外れたときは外れたとわかることが大事である。」(本文:210ページより)
という。
文中にあるバーナムとは心理テストの効果をあらわす用語で、誰もが当たっているという質問を聞くことで、結果として誰もが納得を出すという形のテストのことで、筆者も槍玉に挙げている。

村上氏は、この本で、
a.誰にでも当たる
例:
バーナム効果,血液人間学(いわゆる血液型で人の性格を類型化しようとするもの)
b.作成者の主観、恣意的な思い込みにより作られており当たらない
例:
内田クレペリン , YGテスト , ロールシャッハ法

というように分類することで性格診断テスト、心理テストのだまし、ウソを暴こうとしている。
はっきりいって日経BP我出しているとは思えないほど辛辣な内容だ。
人事関係の仕事をしていて、心理テスト、性格テストを取り扱う機会がある方、
学生で受ける機会がある方にはぜひ読んでみて欲しい本だ。


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