10月28日に、八千草薫さんが亡くなりました。
その件に関して29日にブログを書きましたが、28日に亡くなったことを知った時、
去年本を出版された事を知りました。
早速ネットでその日に去年出版された本を注文しました。
昨日の午後 本が届きました。
本のタイトルは亡くなったご主人がよく言われた「まあまあふうふう」という言葉を表題にされていました。
本の中身をちらっと見ましたが、ご自宅の様子を写した写真が、とてもほのぼのとしていい感じです。
とりあえず、一節を紹介します。
「馬が合う」から上手くいく。
というタイトルの章です。
主人は、とにかく嘘がつけない、正直な人でした。
はしご酒をして明け方帰ってきたようなときでも、嘘がつけないんです。
普通だったら、誤魔化したり、ちょっと言い訳したりするものなのでしょうけれど、一切しません。
普段、私が主人に問いたいと思っていることを溜めておいて、
こういう時に聞くと、みんな正直に一つずつ丁寧に話してくれて(笑)。
仕事も正直で真っ直ぐ。
特に男性の俳優さんにはとても厳しくて容赦がありませんでした。
スタジオ中に響くような大声で若い俳優さんやスタッフの方を叱り飛ばすのは、撮影所では日常の光景でした。
映画の撮影では、監督を筆頭に撮影チームのことをよく「〇〇組」ーー「黒澤組」とか「小津組」というふうに呼びます。
撮影現場のスタッフルームの入り口にも「〇〇組」と書いた看板がかかっています。
主人の場合は「谷口組」になるのですが、あまりに厳しくて口が悪いものだから、
谷口組ならぬ、「悪口組」なんて呼ばれたりして。
でも、そうやってずけずけと口は悪いのですけれど、その言葉にはどこかユーモアと愛情があったんですね。
主人は、その俳優さんが好きだから遠慮なく叱るんですね。
好きだから怒る。
だから見ていると、
「あぁ、この俳優さんが好きなんだ」と、わかるんです。
そういう気持ちがわかるから、「ワハハ」と笑って許せるのですね。
私は宝塚から始まって、芸能界という大変なところに
何もわからないまま飛び込んでしまったわけですけれど、
昔も今も、女性がそういう厳しい世界にいるというのは、やっぱりなかなか大変なことなのです。
それでも、思い詰めないでやってこられたのは、こんな主人のおかげかなぁと思います。
撮影現場ではあれほど厳しく演技に注文をつける主人が、私の仕事については何も言いませんでした。
「あのドラマは面白かったね」と作品の感想を言ってくれるくらいで、
直接アドバイスされることは一切ありませんでしたが、私には、それが逆に良かったのですね。
「作品を楽しめた」ということは、「私も及第点だった」と思うことにしました。
そんな人だからこそ、家では緊張しないでいられたな、と今になって思います。
主人も気を遣ってくれていたのだとも思うのです。
これは、”おのろけ”になるのですけれど、もう本当に安心して生きてこられた、という感じです。
好きなものだったり、面白いなと思うものだったり、ふたり一緒の部分があって。
「馬が合った」とでも言うのかな。
だから、私という女優も、結局は、主人に育てられたんじゃないかと、そう思うのです。
以上です。
夫婦が「好きなものだったり、面白いなと思うものだったり、ふたり一緒の部分がある」なんて最高ですね。
馬が合う夫婦が一番です。(笑)
私はそうはいかないですが。(苦笑)
虹と雪のバラード トワ・エ・モワ
その件に関して29日にブログを書きましたが、28日に亡くなったことを知った時、
去年本を出版された事を知りました。
早速ネットでその日に去年出版された本を注文しました。
昨日の午後 本が届きました。
本のタイトルは亡くなったご主人がよく言われた「まあまあふうふう」という言葉を表題にされていました。
本の中身をちらっと見ましたが、ご自宅の様子を写した写真が、とてもほのぼのとしていい感じです。
とりあえず、一節を紹介します。
「馬が合う」から上手くいく。
というタイトルの章です。
主人は、とにかく嘘がつけない、正直な人でした。
はしご酒をして明け方帰ってきたようなときでも、嘘がつけないんです。
普通だったら、誤魔化したり、ちょっと言い訳したりするものなのでしょうけれど、一切しません。
普段、私が主人に問いたいと思っていることを溜めておいて、
こういう時に聞くと、みんな正直に一つずつ丁寧に話してくれて(笑)。
仕事も正直で真っ直ぐ。
特に男性の俳優さんにはとても厳しくて容赦がありませんでした。
スタジオ中に響くような大声で若い俳優さんやスタッフの方を叱り飛ばすのは、撮影所では日常の光景でした。
映画の撮影では、監督を筆頭に撮影チームのことをよく「〇〇組」ーー「黒澤組」とか「小津組」というふうに呼びます。
撮影現場のスタッフルームの入り口にも「〇〇組」と書いた看板がかかっています。
主人の場合は「谷口組」になるのですが、あまりに厳しくて口が悪いものだから、
谷口組ならぬ、「悪口組」なんて呼ばれたりして。
でも、そうやってずけずけと口は悪いのですけれど、その言葉にはどこかユーモアと愛情があったんですね。
主人は、その俳優さんが好きだから遠慮なく叱るんですね。
好きだから怒る。
だから見ていると、
「あぁ、この俳優さんが好きなんだ」と、わかるんです。
そういう気持ちがわかるから、「ワハハ」と笑って許せるのですね。
私は宝塚から始まって、芸能界という大変なところに
何もわからないまま飛び込んでしまったわけですけれど、
昔も今も、女性がそういう厳しい世界にいるというのは、やっぱりなかなか大変なことなのです。
それでも、思い詰めないでやってこられたのは、こんな主人のおかげかなぁと思います。
撮影現場ではあれほど厳しく演技に注文をつける主人が、私の仕事については何も言いませんでした。
「あのドラマは面白かったね」と作品の感想を言ってくれるくらいで、
直接アドバイスされることは一切ありませんでしたが、私には、それが逆に良かったのですね。
「作品を楽しめた」ということは、「私も及第点だった」と思うことにしました。
そんな人だからこそ、家では緊張しないでいられたな、と今になって思います。
主人も気を遣ってくれていたのだとも思うのです。
これは、”おのろけ”になるのですけれど、もう本当に安心して生きてこられた、という感じです。
好きなものだったり、面白いなと思うものだったり、ふたり一緒の部分があって。
「馬が合った」とでも言うのかな。
だから、私という女優も、結局は、主人に育てられたんじゃないかと、そう思うのです。
以上です。
夫婦が「好きなものだったり、面白いなと思うものだったり、ふたり一緒の部分がある」なんて最高ですね。
馬が合う夫婦が一番です。(笑)
私はそうはいかないですが。(苦笑)
虹と雪のバラード トワ・エ・モワ
この気持ちすごくよくわかります
我が家は最近毎日なにかしらこぜりあいがありますが
それでも基本的なところで、楽に生きてる感があります
お互いに趣味は違う(っていうか夫はゴルフのみ)
だからこそ、ひとつくらいはと私もゴルフをはじめました(笑)
masaさんご夫婦も基本的にはどこかぴったりあっている部分があるのだと思います
そうでなければ何十年もの結婚生活続きませんよ(笑)
虹と雪のバラード・・・札幌オリンピックを思い出しますね
マラソンどうなるのでしょう
>我が家は最近毎日なにかしらこぜりあいがありますが
それでも基本的なところで、楽に生きてる感があります
かずちゃんの昨日のコメント「夫と結婚して良かったことは自分らしく生きることができるから」。
八千草さんのご夫婦と同じですね。
ウマが合うということでしょうね。(笑)
>だからこそ、ひとつくらいはと私もゴルフをはじめました(笑)
いいことです。
私はかみさんに引かれて、旅行に行ってます。(笑)
一人だったら、行かないでしょうね。
>masaさんご夫婦も基本的にはどこかぴったりあっている部分があるのだと思います
そうでなければ何十年もの結婚生活続きませんよ(笑)
かみさんは素のままを出していると思いますが、出しすぎのように思うのですが。(苦笑)
>虹と雪のバラード・・・札幌オリンピックを思い出しますね
マラソンどうなるのでしょう
IOCが札幌で決定と言っているので、札幌でしょう。
小池さんもわかっていると思いますが、自分は反対したというパフォーマンスに思えます。
準備期間も10ヶ月しかないので、パフォーマンスはやめて札幌に協力するぐらいの度量が欲しいと思うのですが。
趣味が同じで いつも一緒は息が詰まりそうです(笑)
我が家、、、孫が生れてからは、共通の話題は「孫」♡
孫が大きくなって話題提供が少なくなると
夫婦の会話も少なくなりそうです。 アハハ 笑
>趣味が同じで いつも一緒は息が詰まりそうです(笑)
私はいつも一緒でも平気ですが、かみさんは違うようです。(苦笑)
いつも一緒にいないのが、夫婦生活を長くもたせる秘訣かもしれないですね。
>孫が大きくなって話題提供が少なくなると
夫婦の会話も少なくなりそうです。 アハハ 笑
うちがまさにその状況になりつつあります。
masaさんのお宅は、共通の趣味は分かりませんが
馬が合っているようにお見受けしますよ~
何だかんだ40年以上夫婦でいるってことは、馬が合うのでは?
では我が夫婦は???
はい、「忍耐」の一言です(笑)
>何だかんだ40年以上夫婦でいるってことは、馬が合うのでは?
今度の11月で結婚してまるっと46年になります。
基本の部分では馬が合うのでしょうね。
私はそう思っていますが、かみさんはどう思っているのか分かりません。
>では我が夫婦は???
はい、「忍耐」の一言です(笑)
いやそれは違うのでは。(笑)
ねこママさんはよく出来た奥様ですが、ご主人もねこママさんに協力的だと思いますよ。
お二人でよくウォーキングされていますが、仲がとてもよろしいように思います。
長い間には時としてかみ合わないこともおありだったでしょうが、仲のよいご夫婦とお見受けします。
私もねぇ、思い返してみれば、主人に声を荒げた記憶はないですねぇ。主人もなかったように思います。
寡黙な人でねぇ、何事もうんうんと聞いてくれましたねぇ。
主人は四人兄弟の長男、私は六人兄弟の末っ娘、年も離れていましたので相手にならなかったんでしょうね。
時折ひょうきんなことを言って笑わせましたが、寡黙な人だっただけに余計おかしいんですねぇ。
あっ、すみません。私のことばかりで。
失礼しました。
>長い間には時としてかみ合わないこともおありだったでしょうが、仲のよいご夫婦とお見受けします。
こればっかりはお福さんの慧眼でも、当たっていないかもしれませんね。(笑)
>寡黙な人でねぇ、何事もうんうんと聞いてくれましたねぇ。
主人は四人兄弟の長男、私は六人兄弟の末っ娘、年も離れていましたので相手にならなかったんでしょうね。
時折ひょうきんなことを言って笑わせましたが、寡黙な人だっただけに余計おかしいんですねぇ。
八千草薫さんとご主人の谷口監督も年の差が19もあったようです。
お福さんはご主人と幾つの年齢差があったのか存じ上げませんが、なんだか八千草さんと谷口監督のご夫婦に似ているように思います。
寡黙でユーモアもお持ちなんて、素敵なご主人だったようですね。