中日新聞の読者投稿欄に「喪中の年賀状 心温かく」というタイトルで、71歳の女性が投稿されていました。
昨年は義父母がともに逝ったため喪中はがきを出して新年の年賀状をしたためるのは遠慮したのに、わが家のポストに元旦、中学時代の恩師から唯一の賀状が届きました。
例年通り手作りの版画に「大変失礼かとは思いますが賀状の一枚もない新年は寂しすぎるじゃありませんか。
せめて一枚ぐらいあってもいいかなと思いまして」とありました。
ここ数十年で最も温かい年賀状でした。
年齢が近いこともあって、私たちにあだ名で呼ばれても笑ってくれる先生でした。
修学旅行の思い出文集はガリ版印刷で作って配ってくれました。
気付けば先生も八十代に入る頃ですが、いつまでもお元気でいてください。
以上です。
>ここ数十年で最も温かい年賀状でした。
投稿者さんが感激された年賀状。
常識から外れた年賀状ですが、心のこもった年賀状で先生の温かい人柄が出ていますよね。
会社の関係でお付き合いしている男性から、お母様を亡くされたにもかかわらず、年賀状をいただきました。
文面に「年賀状を出さないと、翌年から年賀状が途絶えると思い、出しました」と、書かれていました。
そのお気持ち、分かるような気がしました。
心のこもった年賀状は、うれしいですよね。
人生の扉 竹内まりや