新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

Koreatownは賑わっていた

2017-10-29 07:58:48 | コラム
またもや週末は台風が:

28日は所用これあり台風襲来を恐れつつも、折り畳み傘を背中に南麻布までシルバーパス利用で都バスで出掛けた。これは新宿駅西口から品川駅高輪口まで行く路線が南麻布一帯を経由してくれるのだ。途中は伊勢丹前を過ぎて懐かしの青山一丁目から、かの星条旗翻るサンノーホテル経由という具合で、結構な東京見物となる路線だ。

嘗ては職場があった青山一丁目から二丁目を離れてから早くも23年が過ぎれば、周辺の景色の急変振りには目を見張るだけだ。その懐かしき青山ビルは確かオリンピック絡みで区画整理というか再開発があり取り壊されると聞いた記憶があるが、既にシャッターが降りて全く人気がなかったのには些か驚かされた。尤も、あのビルは築後40年は経過していると思うので、その為の解体かなどと感慨に耽っていた。

幸いにして雨に降られる前に帰路に就くことが出来た。そこで、わざわざ新宿駅西口まで行くことはあるまいと伊勢丹前で、明治通りを通って大久保通りに止まってくれる路線に乗り換えた。すると、その辺りから小雨模様となったと共に、一気にアジア系の外国人が数多くいるのに気が付いたので、新宿に戻ったという実感をイヤと言うほど味合わされたのだった。白い外国人が多い麻布や六本木周辺との著しい違いである。

さて、土曜日の昼過ぎの大久保通り、即ちKoreatownである。予想した以上の人出、それも多くの若き女性の集団が道幅一杯に拡がって歩いていたので、その賑わいの為に小雨模様の中で思うように進めず些か苛立ったほどだった。特に、サムギョプサル等が売り物の韓国料理屋には未だに列をなして待っている若き女性が多かったのには、驚く前に呆れてしまうほどだった。

サムギョプサルが何であれほど女性に人気があるのだろう。恐らく、あの豚肉の脂を下に流してしまう鍋の構造が「ヘルシー」だとでも思われているのだろうか。そのKoreatownだが、大久保通りもJR山手線の新大久保駅から北の方向というか小滝橋通り方面になれば、その手の料理屋は激減し、一気呵成に中国人を中心としイスラム系の者たちで溢れかえってくる。

ここまでで言いたかったことは、このような経路で都内を歩いてみれば、東京の色々な変化というか国際化というのか、時の流れがよく見えてくる点である。政府は懸命になって外国からの旅行者を呼び込みたいようだが、それはそれで外貨稼ぎともなるだろうし、海外での我が国の評判を良くすることにも通じるのかも知れない。

だが、私には百人町/大久保界隈の、敢えて言うが外国人による混乱というか彼らが我が物顔に振る舞っている状態を見るに付けても、その政策は諸刃の剣に思えてならないのだが。私は外国人の氾濫を決して好ましい状況ではないと思う。故に、私は「新宿少数民族」と本気で戯称するのだ。



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