何故「毀誉褒貶相半ばする」のかな:
石破茂新総理/総裁関連の話題を取り上げることにここ数日過度に集中してしまっていたので、本稿で取り上げる花田紀凱氏主宰のHANADAにおける「天下の暴論プラス」の論調を、今頃になって引用することになってしまった。それは当方がマスコミ等に滅多斬りされた「鋼のメンタル」ではなく「鉄面皮では」と論じた、斎藤元彦前兵庫県知事についてである。
>引用開始
花田紀凱氏は「【花田紀凱 天下の暴論プラス】で偏向!兵庫県知事報道 メディアは一斉に"辞職勧告"で報じられない功績 前知事の下、ぬるま湯につかっていた職員の過剰な反発か
大新聞やテレビがいっせいに同じことを、同じ論調で報じ出したら、眉にツバする必要がある。かつて、週刊誌は、そんな流れに異を唱える役割を果たしていたが、今や週刊誌までが、同じ、いやもっと過激に報じているのだから救い難い。
斎藤元彦兵庫県知事の件だ。県議会で不信任決議が可決された後、新聞各紙はいっせいに"辞職勧告"「斎藤氏は判断を間違えるな」(読売9月22日)「辞職以外に道はない」(朝日9月21日)「自らを省みて身を引く時」(毎日9月21日)「身を引くべき重い可決だ」(産経9月20日)各紙、「職員に対するパワハラ」「贈答品の節操のない受領」「内部告発者の懲戒処分」などを理由としてあげている。
とにかく7月7日に内部告発者のA氏(元西播磨県民局長)が自殺して以来、メディアの斎藤知事叩(たた)きは目に余る。いわく「パワハラ知事」、いわく「おねだり知事」、「A氏を自殺に追いやった」云々(うんぬん)。『週刊ポスト』(9・20/27)など「"無敵の人"斎藤兵庫県知事を強制的に辞めさせる方法」まで特集。
<引用終わる
お読み願えば分かる論調は、言うなれば「温情的」でさえある。当方も「鉄面皮」としたのはやり過ぎだったかと少し反省させられてしまった。
ところが、本日発売された週刊新潮の論調は、如何にもこの週刊誌らしく“反省なき斎藤元彦前知事「三つの虚言」”との見出しで切り捨てているのだ。即ち、花田紀凱氏が取り上げた業績は「これらが本当に業績と呼べるものだったでしょうか」と各個撃破で実態に乏しいと批判しているのだ。(詳細は同誌をお買い上げの上で)
常に「私が政治を論じるときには、全てマスコミの論調を基にしている」と言ってきた私などは、この極端に別れた指摘では「俺はどうすれば良いのか」と、大いに困惑している。こちらは遠吠えだけれど、兵庫県の有権者はどう判断されるのだろうかと、古き良き尊敬する友人にEmailでも送って伺いを立てようかと思案中だ。
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