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新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

「オーバーシュート」は言葉の誤用だ

2020-04-21 08:01:09 | コラム
尾身茂副座長と小池都知事に告げる:

先ほど、テレビのニュースで小池都知事が「日曜日には感染者数が少ないと見ていたが、100を超えた」という趣旨で語っておられた。私に言わせれば「これぞ、将に“overshoot”そのものなのであり、屁理屈と言われることを承知で文法を守って言えば「感染者の数が“overshot”」なのである。即ち、これまでに繰り返して指摘して来た「オーバーシュートとは、ある一定の目標値なり何なりを想定していたが、実際にはそれを上回った」という意味なのだから、日曜日の感染者の数は「オーバーショット」だったのだ。

私は「しつこいな」とか「くどいな」と言われることを覚悟で言っているのだ。それは、このような英語の言葉の誤用が、内閣が重要視しておられる権威のある方が誤って使ってしまった(あるいは、本当に“overshoot”の意味を知らずにか)為に、常に英語知っているような振りをされる小池都知事が真っ先に真似され、思慮分別に欠けるマスメデイアも追随して「言葉の誤用」の範疇に入れたいカタカナ語が出来上がって、日本語の語彙に加わってしまった、これは私が知る限りの初めての新カタカナ語の例なので、「何をやっているのか」と非難するのである。

実際には、私が幾らここで叫ぼうと喚こうと「オーバーシュート」というカタカナ語は定着してしまったので、取り返しが付かないと諦めている。故に、我々同士の会話の中で幾ら使おうと構わないが、間違っても「英会話」などをなさった時に、“Number of those people who were infected by the China virus on Sunday, April 19th, was an overshoot.”などとは言わないで欲しい。


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