新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

近頃一寸気になっていること

2023-08-29 08:08:31 | コラム
細かいことが気になるもので:

これでは、まるでテレ朝のドラマで杉下右京が屡々発する台詞のようだが、近頃「如何なものかな」と気になった事柄を上げてみよう。

何故「ベースボール部」はないのだろう:
今年は慶應義塾高校の107年振りの優勝などがあって、野球の人気が大いに高まったのではないかと思っている。そこにバスケットボールの我が国の代表ティーム「暁」がフィンランドに勝って、これまた大盛り上がりだ。その時に揚げ足取りだと批判されそうなことを言うのだ。それは、部活とやらでも社会人の組織にも「バスケットボール部」や「サッカー部」や「ヴァレーボール部」や「ラグビー部」があっても「ベースボール部」はないことへの疑問なのだ。

往年には「籠球部」、「蹴球部」、「排球部」、「ラ式蹴球部」に「野球部」があったが、戦後になって何時の間にか「野球部」を除いてカタカナ表記に変わってしまった。野球は発祥の国がアメリカなのだから、真っ先に「ベースボール部」になっても良さそうなのに「野球部」が厳然として残っている。一寸気になっている。

野球のU―18代表の壮行試合:
昨夜は全国の大学から優秀な選手を集めた「大学の日本代表ティーム」との試合を、偶然にチャンネルを合わせて最後まで興味深く観戦した。この形式の試合はもう5年以上続けられているようだった。昨夜は簡単に言えばU―18の惨敗だった。それは不思議でも何でもない事で、大学生と高校生では体格と体力も違いが歴然としているだけではなく、技術の水準も異なっているからだ。

その様子を見て想起させられたことがあった。それは、嘗てはフットボールの「ライスボウル」が社会人のXリーグの優勝ティームも大学の甲子園ボウルの覇者の対戦になっていた。だが、近年は社会人と大学生の間には歴然とした体格と体力のさがあるだけではなく、技術水準も違うので学生側に故障者が出る危険があると関西学院ファイターズの鳥内監督(当時)が変更を提案して、社会人同士になっている。

確かに慶応高校の丸田を始めとして逸材が揃ってはいても、大学の投手たちが悠々と150kmの速球を投じてくることが示すように、今すぐにでもNPBに行っても通用すると思わせる完成した選手たちと、これから技術も体格や体幹を鍛えていこうという高校生との試合には激励の意味にはなるだろう。だが、技術的に何処まで意義があるのだろうかと思わせられた。企画の変更が望ましいと提起した。

トリチウム他:
これを検出不能(non detect)の程度にしか含有していないまでに処理して、海に放出したことに対して、中国が嫌がらせを仕掛けてきている。不愉快なことだ。特に迷惑電話攻勢に対しては「遺憾だ」などと言わずに中国政府に「直ちに止めさせなさい」と厳命したらどうだろう、何時だったか王毅大使(当時)が田中真紀子外相に申し渡したように。

私が取り上げるのはそのような政治の話題ではなく、何故tritiumが「トリチウムと表記されたのか」という、素朴だと信じている疑問なのである。これをカタカナ表記すれば「トゥリティアム」が近い。同様な例に、これから先に間違いなくEVの時代が来て需要が増加するだろう「リチュウム」がある。これの表記も原語がLithiumなので、発音は「リティアム」としたくなる。

「アルミニウム」もaluminum だから「アルームナム」が原語に近い。「シンポジュウム」もsymposiumだから「シンポウジアム」としたい。他にも例を挙げてみれば、私は話し合い中に「ホルムアルデヒド」と言われて、それが原語ではformaldehydeだったとは知らなかったので、どうしても訳せなかった。結果的には「フォマルデハイドのことか」と上司が察して決着した。ホルムアルデヒドはローマ字読みされていたようだった。

私が前から言おうと思っていたというか気にしていたことがある。この際に言いたいことは揚げ足取りではないと思っているのだ。即ち、「先人たちは何故カタカタ語で表記しようと時に、原語とは違うようにしたのだろうか。その狙いは何だったのか」なのだ。そこが知りたいのだ。それだけではなく、「元の英語表記の発音は調べなかったのだろうか」とも考えている。



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