新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月25日 その3 日本製紙連合会の広報活動

2023-02-25 16:58:40 | コラム
再び環境問題について:

紙パルプ産業がどれほど環境の保護に努力しているかを、日本製紙連合会が20年8月に「誤解を解く6つの真実」と題したリーフレットを刊行して説明していた。非常に良くできた内容だと思っているので、ここでは昨日に続いて「環境問題」について述べておこうと思う。以下は20年8月25日にブログに掲載したところから抜粋した。良くお読みいただければ有り難い。

”リーフレットの内容は①「紙の生産・消費が世界の森林減少の原因というのは事実と異なる」、②「紙1tonが木○○本という表現は実体を表していない」、③「紙は原料である木の成長から廃棄・焼却されるまでCO2を固定する素材である」、④「紙は自然界で分解される地球環境にやさしい素材」、⑤「そもそも古紙以外のものは紙に混ぜてはいけない」、⑥「未来に向けて新たな素材が生まれている」となっている。私には十分な説明だが、一般の方には完全に通じないのではとの懸念は残る気がする。


私から一言追加しておけば「我が国では至る所に多くの木が生えているが、あの樹種は紙の生産には余り適していないので、大手の製紙会社はそれ用に自社林で育成しているし、上記のように海外にも山林を保有している。その意味では我が国は資源小国とも言えるのだ。実は我が国では海外の森林資源を消費しているのだ」となる。だから、往年のクリントン政権は「アメリカから原料ばかりを輸入しないで、世界最高の品質を誇るアメリカ産の紙類(主として印刷用紙等)も輸入せよ」と迫ったのである。でも、実を結ばなかった。それが何故かは既に何度も述べている。”



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