大変だろうし、面倒な事態になったようだ:
2万円の現金給付:
報道によれば、千葉県の熊谷知事は「政府・与党が物価高対策として検討する現金給付策を巡り、熊谷俊人・千葉県知事がX(ツイッター)で自治体が膨大な給付事務を担うことに不満を示した」とあった。これなどは石破首相が「政府は一度も考えた事がない」と言い切った給付を決めたことに反対する意見の一つである。尤もな意見だと受け止めた。
何年前だったか、何の問題に対応した時だったか記憶が定かではない。その時に、市役所や区役所からの当該の手続きについての一件書類の封書の発送が非常に遅れて騒ぎになった。私がブログで言ったことは「お役所はその書類の原案を作って内部か外部で印刷し、宛名を印刷した封筒を用意して、人員を集めて封筒詰めする作業は機械化できないから、要員をかり集めねばならない。時間がかかるのも当然だった。
その前に送付先のリスト作成はコンピュータに任せるとしても、各世帯から返送される希望に応じて態勢を整えねばならないのだから、それに対する人員を用意せねばなるまい。だから、この件によって生じる新たな事務量は膨大になるだろう。その為の人員など予め用意されていないだろうから、各自治体は大変な苦労をしているだろう」と指摘した。
今回は現金なので、各家庭に「マイナンバーカード」、「スイカ」のようなカード、「クレデイットカード」等々から選択して貰わねばなるまい。ここまで想像しただけでも事務量が増えて大変だろうなと思ってしまう。こういう実務を担当する現場の作業の実態を心得ていない者を政治家に選んだのは宜しくないのだと思う。だが、選んだ方にも責任があるのではないか。
G7が開催される:
これも「世界の方々で大層面倒な事態が生じているときに開催することになったな」と言いたくなる。前回でのことだったかどうか記憶はないが、トランプ大統領を故安倍晋三元総理以下が囲んで説得していた画面を思い浮かべてしまう。あの頃でも既に問題児と言うか問題人だった現アメリカ合衆国大統領・ドナルド・トランプ氏が参加されるのだから、事は簡単に進まないのではと危惧する。
トランプ大統領はその独自に編み出したtariff operationで多くの世界の国々に高率の関税を賦課してしまったので、極端な表現を用いれば「1対6(無数?)」の対立状態の下に会議を開くのである。議長のカナダにしたところで対立状態から脱却していないだろうし、石破首相には「トップ同士の話し合い」という難関が待ち構えているのだ。
善意で希望的に考えれば、会議の場で「全ての国のトップが一致してトランプ大統領に翻意を促して成功すること」があって欲しい。そう言う為の場ではなかったのかという気もする。だが、「アメリカファースト」を掲げて、自分に逆らう者は許すことなく叩き潰す構えのトランプ氏では、こうはならないだろうことは充分に予測できる。
イスラエル対イランの問題:
非常に低いか、あるいは極めて高いかの何れかの確立でこういう事態が生じるだろうくらいは予想していた。だが、イスラエルの首相ネタニヤフ氏はガザというかハマスに対する強硬姿勢を、誰が何と言って説得しようとも、世界の情勢がイスラエルにとって有利ではなくても、維持し続けてきた。私でさえ「イランとの不仲である事」など承知していた。だが、始まってしまった。
イスラエルは言うなれば「対ハマス」と「対シーア派のイラン」という二正面作戦に打って出たのだ。物心両面でイスラエルにとっては余りにも大きな負担だと見るのは誤りか。だが、イスラエルは一歩も引かないだろうし、イランも攻めるべきは攻め、守るべき点は守るだろう。
だが、我が親愛なるマスコミは、既に中近東からのエネルギーの入手に問題が生じるのではと予告している。それは内輪の問題であり、イスラエルを中心にして、世界全体にとっては容易ならざる事態を引き起こしたのだと見えるのだ。私如きには先行きの見通しなど立てようがないが、トランプ大統領、プーチン大統領、習近平国家主席がどのように対処していくのかが鍵になるのかなとも思っている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます