新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月10日 その3 ドイツとのサッカーで久保建英が素晴らしかった

2023-09-10 13:02:36 | コラム
サッカー経験者として久保と浅野に感謝する:

久保建英が後半の終わり近くになって出てきたので、何か良いところを見せてくれると良いのだがと期待した。

すると、もう間もなく90分かと思った途端に、中盤で相手からボールを奪い取ったかに見えた。すると、もう前には誰もいない単身ドリブル(絶えて久しくこういう言葉を聞いていない)状態だった。換言すればGKと1対1になるところ。

「どうやって決めるのか」と期待すると、久保はドリブルを続けてもシュート体勢に入らない。と思った瞬間に左側に浅野がフリーの状態で遅れ気味についてきていた。忠実な動きを褒めてやるべきだ。久保はそれをよく見ていたようで、左方向の一寸後ろに流した。

浅野はそれを待っていましたと言わんばかりの状態で、軽くサイドキックでゴールに蹴り込んだ。左側を良く見ていた久保の視野の広さも凄さを褒めるべきだが、あれだけ前を走っていた久保に追いついて、フリーの形なった浅野も偉い。

何しろ、高校では昭和23年の福岡国体の準優勝で、大学でも細々とサッカーを続け、40歳代では藤沢市の四十雀クラブで楽しく遊び、72歳までフットサルを楽しんだ私から見れば、今朝の久保の後方に流したパスが生んだ鮮やかなゴールは、敢えて陳腐な表現を使えば「最高」だった。

こういう決め方がサッカーの醍醐味だし一流のプレーだと思う。間違って早起きしたために、素晴らしい目の保養をさせて貰った。久保と朝の両君に感謝。

9月10日 その2 「ジャニーズ」とは何のことか解らなかった

2023-09-10 10:43:26 | コラム
Johnny’sということらしいのだ:

2019年7月11日に下記のように「ジャニーズ」とは何だろうとの疑問を呈してあった。先ずは、そのブログを引用してみよう。

<引用開始
ジャニーズ事務所の喜多川・ジョン・擴氏が亡くなった。喜多川氏は日系アメリカ人だったようだ。その為だろうが、この事務所の英語表記は“Johnny & Associates”だった。ではJohnnyとは何だろうと思われる方もあるかと思う。これはJohnのニックネームであって、RobertがBob(ボブではない「バブ」だが)となり、WilliamがBillとなっているのと同じ。Johnのニックネームには他にもJackもある。バーボンウイスキーの有名な銘柄にはJack Daniel’s というのもあった。

実は、私の22年半のアメリカの会社暮らしの中にJohnnyをニックネームに使っていたJohnがいなかったこともあって、「ジャニーさん」がニックネームにJohnnyを使って「ジャニー」と読ませているとは知らなかったし、Johnnyはてっきり「ジョニー」と発音するとばかり思っていた。現にウイスキーのJohnny Walkerは「ジョニー・ウオーカー」で昔から通用している。映画の題名でも「ジャニーギター」というのがあったが、英語の表記はJohnny Guitarだった。少し混乱させられた。

そこで、あらためてジーニアス英和の発音記号を見れば、言わば「ジョニー」と「ジャニー」の両論併記だった。Oxfordはアメリカ式では「ジャーニー」のようになっていた。更に検索をかけて発音して貰うと、何度聞いても「ジョニー」だった。私はアメリカ西海岸の発音の信奉者だが、どう考えても「ジョニー」というUK式の方に執着したいのだ。

 極端なことを言えば、こんな些末なことはどっちでも良いのだろうが、英語の発音には色々な基準があって面倒だなとあらためて思い知らされた「ジャニーさん」だった。私はズーッとジャニーズを酷評してきたが、ここにあらためて喜多川氏のご冥福を祈って終わる。
>引用終わる

お分かりの方もおられると思うが、「ジャニーズ」とは英語で書けばJonny’sであり、「ジョン」のニックネームをカタカナ表記して、ご丁寧に「所有格」を表す“s”をつけて「ズ」という発音にしたのだった。要するに「ジャニー」という人物の所有物だと明記したのだ。だから、藤島ジュリー景子氏は代表取締役であり続け、100%の株式も持ち続けると記者会見で宣言したのだ。

混乱しそうだが、事務所が入っているのだろう建物の壁にはJohnny & Associatesとの英語の社名が掲示されているのだ。私には「ジャニーズ事務所」を英訳したのではなく、英語表記の方を日本語にしてカタカナで表したのだろうと解釈した。

今となってはどちらでも良いようなこと。JohnのニックネームのJohnnyの発音が「ジョニー」なのか「ジャニー」なのかは、在職中であれば誰にでも尋ねることが出来た。でも、そこまで気にする問題でもないと思うようにしても構うまい。


早く目が覚めた朝は

2023-09-10 08:01:24 | コラム
テレビを点ければスポーツの中継ばかりだった:

今朝はディジタルの時計を読み誤って、予定の午前4時よりも30分ほど早く床を離れてしまった。所在無しにテレビはと覗けば、NHKでは何処でやっているのか、日本代表対ドイツのサッカーだった。一瞬「あれ、W杯の録画か」と疑った。でも、そうではなくて生中継のようだった。

試合振りはと見れば、知っていた顔は三笘薫と伊東純也くらいのもの。でも、吉田麻也健在なりし頃のような、横や後ろへのボール保持の時間だけ無意味に長くなるサッカーではなくて、何かが違った感があったので暫く見ることにした。でも、何気なく日テレにチャンネルを変えると、フランスでのラグビーのW杯になっていた。ここはイングランド対アルゼンチン。これも捨てておけないと思わせられた。

先ずはサッカーを語ってみよう。私が熱烈なファンではない森保監督は代表ティームを育て上げることに成功しておられて、如何に停滞気味とは言え世界のドイツを4対1で圧倒して見せてくださった。例によって久保建英を使っていないとは、余程彼が嫌いなのかと思えば、後半の後20分もない時間帯で出してきた。その久保がその短い時間内に「上手いな」と唸らされたパスで2点を追加するアシストしたのは凄いと感心。

森保監督に望むことは「折角世界に名を轟かせるティームの監督さんなのだから、もう少しお金をかけた一流の仕立てのスーツを着て、ボタンダウンのシャツにして、もっとデザインが良いネクタイをしてティームを格好良く指揮すること」なのである。他の強豪国の監督さんたちの出で立ちは垢抜けているのだから。

ラグビーに話題を変えよう。ここではTMOとやらを取り上げたい。レフェリーが試合を止めて何やらイヤフォンで会話を始めた。何事かと思えば「ハイパントを捕球したアルゼンチンの選手にイングランドの選手がタックルに行った際に、前に突き出した顔というか頭が相手の顔を直撃した形になったのが「危険なタックルか」をTMOに照会しているとのことだった。

TMOとは「テレビ・マッチ・オフィシャル」のことらしい。サッカーならVARだ。野球では判定に疑問を持った監督が異議を申し立てるので、これを「チャレンジ」というのだが、我が国ではアナウンサーたちが「リクエスト」というのはおかしい。審判の判定にチャレンジ、即ち異議を申し立てるのであり、ヴィデオ判定を求めたと言うべきだろう。

ラグビーの新ルールでは「この時点で当たった選手にイエローカードを出して退場させ、8分以内にTMOが最終判定を下す」となったそうだ。結果としてはレッドカードとなり、イングランドは14名で試合続行。イングランドが不利かと思いきや、16歳で代表になった凄いスタンドオフがいて、次から次へとドロップゴールを決め、見ていた間でも5本も決めてしまった。アルゼンチンにも素晴らしいキッカーがいて50mのPKを決めて見せていたが及ばなかったようだ。

「ラグビーフットボール」という名称だが、近年は蹴るよりも優れた体格を活かした当たり合い、鮮やかなパスの展開、ボールを持った選手がずば抜けた走力を見せるかのような競技になっていた感が濃厚だった。そう思っていたところに、あのアルゼンチンのキッカーの力、イングランドのSOの正確なキック力に魅了されていた。「成る程。本場のイングランドでは蹴ることを重要視しているのだ」と認識できた。

考えてみれば、サッカーもラグビーも両方とも英連合王国が発祥の地だったのだ。早朝から思いがけなくもフットボールの試合を堪能させられた。これも間違った早起きの何文かの得か。