新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

LIXILの点検に感動

2014-12-04 07:38:06 | コラム
8年目のシャワートイレ点検:

2006年2月に我が家はINAXの「シャワートイレ」(ウオッシュレットはTOTO=旧東洋製陶の商品名、念のため)を導入した。即ち、現在は8年10ヶ月経過している。2~3日前から電源ランプが点滅し始めた。何事かと方々触ってみたが止まらない。そこで最早これまでと、初めて取扱説明書を読んだ。そこには8年経つとその点滅が検査の時期が来たと知らせるので、0120で検査をご要請願いたいとあった。その指示通りに請求した翌日に検査員が来てくれたのだった。

因みに、株式会社LIXILは2010年にトステム(旧東洋サッシ)が存続会社となってINAX(旧伊那製陶)、新日軽、東洋エクステリアが合併した会社で,
後にサンウエーブの開発と管理部門が併合されたもの。

私はその検査員の丁寧な接客態度に先ず感心させられたが、如何に自社の製品であり仕事であるとはいえ、便器を約50分ほどかけて綿密に丁寧に取り扱う姿勢に大いなる感銘を受けた。彼は器機全体から部品までの検査だけではなく、器機をまるで新品のように綺麗に磨き直してくれたのだった。終了後には今後の使い方の注意事項も解説してくれた上で、次回の点滅は4年先であり、その間に部品の入れかを必要とするような故障が発生すれば、また0120にご連絡頂ければ直ちに参上すると言ってくれた。

私が感動したのはその綺麗な仕上がりと丁寧に(人も嫌がるような便器の手入れという)仕事を静かにやり遂げた見事なサーヴィス精神だった。LIXILに統合されているどの会社とも、これまでに接触したことがなかったが、これほど社員に顧客重視の姿勢を持たせている会社は大したものだと大いに感動したのだった。お陰様で満8年を経たシャワートイレは見事に”renewal”(これが正しい使い方)されたのだった。LIXILに感謝である。

参考資料: Wikipedia