株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

空砲が空に轟けど。。。

2009-03-13 11:16:48 | 株に出会う
ダウが3連チャンでの上昇も、銀行首脳の口先トークの疑念が濃く、日本市場は確かに上へ上へと前場は先物主導で行ったのですが、それに追随するトレーダーはあまりいない風に感じた前場でした。

持ち越し株が、エアポケットに入ったと称される内需株だったせいかも知れません。国内景気のこの悪さから、内需株の先行きは暗いとの一般認識が浸透しており、こうした日に上げるべきは、これまで散々売り込まれてきた輸出株やら資源株であるとの見方から、内需株が上げる理由探しができない状態ですね。

持ち越しのユニチャペットは適当なところで処分。思惑外れもいいところでした。

日経平均はOSCを52%にまで上げ、11日の54%に迫っておりますが、これを抜けるのかどうかが7500円キープの条件となります。しかし、そろそろ55%程度の値というのは、このところの傾向からすると天井圏です。

なお、今日のオプション3月もののSQ推定値は7491円33銭です。

これを上回って推移できるのかどうかと、ほぼこれと同じ値ですが、日経平均の25日移動平均線の7485円を上回ることが出来るのかどうかが、来週の相場を占うポイントとなります。日経の5日移動平均は底這いから、ぴくっと上向きになっており、それを綺麗に陽線で上回っておりますので、形としては反撃体勢にあると言えますが、何しろ、1月13日に25日線を下回って以来、日経平均はずっと頭を押さえられております。

その意味では達成感が強いのです。むしろ売り浴びせの機会を狙っている方が多いと思われます。
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市場概況(3.12.09)

2009-03-13 07:23:42 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は13日朝の更新

3月12日(木)の市場概況です。

◆日経先物:7150円(-240円)、OSC46%(同値)3月9日の40%から切り返し中。
◆日経平均:7198円(-178円)、OSC49%(-5%)3月10日の42%から切り返し中の調整日。
◆日経平均指数値倍率:139(+4)数字が増えるほど下落傾向を示します。
◆TOPIX:700.93(-21) OSC43%(-5%)3月10日の41%に収斂中。安値更新。
◆マザーズ指数:279.96(-4.11)、OSC41%(-2%)3月9日の32%に収斂中。
◆ヘラクレス指数:428.01(-2.79)OSC41%(-1%)3月9日の34%から切り返し中。
◆国債先物:138.92円(+42銭)OSC45%(+8%)3月9日の31%から切り返しに転じる。
◆ドル・円:97.7円(41銭の円安)OSC51%(+2%)3月11日の59%から3枚腰発揮か?更新
◆日経先物イーブニングセッション:7120円(大証終値比-30円)
◆シカゴ日経先物:7475円(大証終値比+335円)更新
◆NYダウ:7170円(+240ドル)OSC53%(+8%)3月5日の26%から切り返し中。更新

後場は前場の悪い流れを引きずり、ギャップダウンして始まり、かつ引け際に脳天逆落としで今日の安値を先物はマークしての終了でした。

円高が進行し、この雰囲気での買い手不在は明らか。昨日、今の地合で上げすぎたのです。その反動安ですが、これは良くあることです。問題は、明日のSQを巡る朝一番の日経225平均の動きです。

ジンクス通りにSQ日前日の今日は下げましたので、明日7000円近辺まで再度押して、そこで手綱を放して何とかオプションの売り買い玉の辻褄を合わせようという算段でしょうね。

後場は、因縁の2059ユニチャペットに食らいつき、2440円、2435円、そして2420円と久し振りのナンピンの連続でした。それに新興の3092スタートトゥデイを60000円と59000円で触ったものの、出来高は結構あるのですが、怪しげな値動きやら見せ板が多いので、嫌気がさして同値撤退。

-------13日朝のコメント-------

バンカメのCEOまで1-2月は黒字だったと発言。通期も黒字を見込み資本増強は必要ないとの強気の発言も。おまけにGMまで追加融資不要と表明。原油も上げ、金も戻し、債券も上げ(金利は低下)と、何やら、全部上げております。まるで狐に包まれたような話です。

特にGMが追加融資不要とは信じられませんね。ヘッドラインニュースだけですので詳細は不明ですが、何か分かれば追って記載したいと思います。(注:どうも3月一杯は追加融資不要だと言ったそうです。今月末までは、お小遣い不要といっている悪ガキと同じ程度か。)

金融危機は峠を越えたとの観測で、昨日は一本調子でダウは上げておりますが、しかしまだ楽観視するのは早いのではないでしょうか。

そう言えば、サブプライム問題の処理も峠を越えたとの発言が銀行首脳から相次いだことがありました。多分、2007年の終わり頃だったかと思います。あの時も変な気持ちになりましたが、今日はもっと変な気持ちです。

本当に峠を越えたのなら、これに越したことはありません。しかし、これが金融関係者が示し合わせた「自作自演」だとしたら、これは、偽証罪など11の罪に問われ無期懲役を求刑された、あのバーナード・マドフ詐欺師と同様な仕打ちを、後日行うことが必要でしょう。

しかし、これで株が上がって誰しもハッピーなら、そもそも訴える人間がいないので、チョイと無理か?

世の中情報操作が大流行であり、人心は益々攪乱されるばかり。
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