安値からの切り返しが凄かった

７月３１日（水）のレーザーテック研究です。

今日は外出が多くほとんど見ておりませんでしたが、途中、ベースラインの２５６４０円を下から抜く時を見ていれば、買いから入っていたはず。後場開始後の１３時前に、そのラインを突き破って２５５００円に接近していますね。

しかし、この時が絶好の買い場だったようで、１３時前後にベースラインを挟んで激しく上下し、その後はジリジリと上げ、１４時半頃からはまさに鰻登りの上げ。２２５の上げっぷりと相似形。

背景としては、日銀の政策決定会合で予想通りの政策金利の０．２５％への引き上げがありましたが、この予定通りの発表でもドル・円が円安に振れたことがあるようです。

市場は、このように日銀の政策決定会合で大きく動きます。明日以降も、為替の動向が鍵を握りそうです。

レーザーは、今日の後場後半の大反逆で、OSCをやっと３５％に伸ばして、７月２５日の安値、２６５３０円をもラクラクと抜き去って終了。次のターゲットは２７８００円から２８０００円あたり。

しかし、このところの戻しで指数値を上げすぎております。ベースラインの日から数えて１．２６９倍。対する終値ベースでは、１．０４６倍。この差が実は大きい。

まあ、結果的には２６日の終値（＝ベースライン）がまだ生きておりますので、このあたりまでの調整も視界に入れながらの、明日以降のトレーディングとなりそうです。

以上です。

市場概況（７．３１．２０２４）

７月３１日（水）の市場概況です。

１．日経２２５

　何と、安値の３８０００円割れから終値まで１１５０円もの上昇。これでOSCは一気に１０％超も上げて４４．４％です。何だか４が３つ並ぶという、縁起がいいのか悪いのか。総合指数も０．９８８となり、好転目安の１．０００まであと少し。MAラインは２５日ラインだけあと２．３％で到達。それ以外は、見事に０．２％ですが攻略。

２．TOPIX

　こちらもほぼ同様な形。OSCも１０％超上げての４５．８％に。２５日MAラインだか－１．６％の下方乖離。

３．グロース２５０

　ベースラインの６４０．５６ポイントを今日の安値は下回りましたが、終値では回復。主力市場ほどは勢いがなく、通例の値動きに。それでもOSCは４６．１％まで伸ばし、主力市場とほぼ同じ伸び。明日、安値が６４０ポイントを割り込むと負のサイクルに入るかも知れません。

以上です。

NY市場概況（７．３０．２０２４）

７月３０日（火）のNY市場概況です。

１．NYダウ

　３９８５３ドルのベースラインに対して、安値をジリジリと切り上げております。OSCもじり高で４７．８％まで達しており、強気相場入りの目安となる５０％は目前。まだMAX値の点灯はしておりません。MAラインもついに１０日MAラインも０．７％ですが上方乖離。

２．Nasdaq

　ダウとは好対照。OSCも３日連続３３％台と低迷。MIN値が３日ぶりに点灯。総合指数も０．８９３となり、記録の上では昨年１２月１９日の０．８９８を下回る記録。

３．ドル・円

　まだ円高回帰への流れは続いていると昨日書きましたが、案の定というべきか、再々再度の大幅下落。MIN値も０．０００での最低値。OSCは４１％でこのところの最低値。２５日MAラインからの下方乖離が一番酷くて、－３．５％です。１４日RSIは１６％で、これは昨年７月１８日の１８．９％よりも悪い。

４．CME日経２２５先物

　６時５２分現在、３８１０５円で、２２５の終値比４２０円ほど安い。

５．米１０年債利回り　４．１４１％（－０．０３７％）下がり気味。

６．VIX指数　１７．６９（１．０９）

７．SOX指数　４８９０（－１９７）

８．バルチック海運指数　１７９７（－１１）

９．レーザーテックADR株価　２５５５０円（ー７４０円）

以上です。

明日のモニタリング銘柄（７．３１．２０２４）

明日、７月３１日（水）のモニタリング銘柄です。

１．６５０１日立　下げ予兆。

２．６５２６ソシオネクスト　上げ予兆。

以上です。

やっと実力の片鱗を見せ始めたか？

７月３０日（火）のレーザーテック研究です。

ベースラインは、２６日の終値の２５６４０円ですが、朝方は２５５０５円まで押し込まれました。その後、色々と上下しておりますが、前日終値を下回っている段階では、売られすぎサインが点灯。そして、２６１７５円を下からいきなり抜き去ったのが朝の９時半頃。しかし、この一気の急な上げに対しては、さすがに利確とやれやれ売りの双方からの急落。

この日のレーザーの節目の値段は、売られすぎサインが消灯してからは、総合指数の０．５０８をきちんと上回れるかどうか？　それに、一時は前日安値割れまで追い込まれましたが、この安値の２５８９５円の壁をきちんと突破できるか？

この２点でした。実際に、今日は場の動きを注視していたのですが、この２つの数字を行ったり来たりするうちに、買い時、あるいは売り時を冷静に判断できなくなりますね。つまり、この日の上げたり下げたりの値動きの「残像」が邪魔をするのです。

しかし、今日の収穫は２つありました。

１．総合指数が押し込まれMIN指数値が０．０００に張り付いた時から、そこをきちんと脱した時に買い。

２．総合指数が前日より下げていても、前日の０．５０８を下から抜く時に買い。

３．前日安値割れからの、前日安値超え（しかも下から）の時に買い。

以上の３つのポイントです。

前場に総合指数が前日割れをして、更に押し込まれましたが、後場に入って局面が変わりました。筆者が総合指数と指数値との関連性を見ている指標が、「反発」サインを点灯させたのですね。指数値が前日比でマイナスなのに、総合指数が前日よりプラスの時に現れるサインです。

レーザーは、７月２日にも終値段階で、この「反発」サインが出ておりました。翌日はそのサインが消えるとともに、前日比＋５００円で終了。

同様に６月２１日の反発サインが点灯。翌日は８３０円高で終了。

逆に落下サインというのもあります。これは２月１５日に落下サインが点灯。翌日は－１７７０円に沈んでおります。

もちろん、絶体的な指標ではなく、強気相場の時は落下サインが出ても、そのまま押し切られる時もあります。１２月１日がそうでした。翌４日は一時３３９４０円まで沈みましたが、結局４３０円高で終わっております。１４日RSIが８４％にもなっていた時です。

本筋で見るべきは、指数値そのものです。指数値が下げ続けている時は、買いから入ってはまずい。今日は、その点ベースラインの２５６４０円が割れる心配が途中からはなくなり、安いところでの買いの仕込みが正解でした。

以上、ちょっと分かりづらいかと思いますが、ここまで詳細に指数値や総合指数との関係をウォッチしたのは初めて。今後のトレードに活かして行きたいと思います。

以上です。