株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

場に応じた戦術を

2005-12-30 12:00:46 | 株に出会う
この大納会に至っても、またまたみっともないことをやらかしてしまいました。6440JUKIのことですが、防御ラインの569円を崩され568円まで落とされた段階でやむなく569円で-4円損切りしました。しかし、ものの30秒もしないうちに場の状況が一変したのです。そこを見切り時とばかりに上へ上へと心理状態が行くのが分かりました。しかたなく571円で買い戻しました。リベンジをはかるため前回の倍の数量です。引けに572円の前日比ゼロで終わっておりますが、これでこの株、絵に描いたような底固めが出来たようです。570円の厚い買い板も今日は崩されることもなく、皆さんの期待がこの株の反転に向かっているのが手に取るように分かります。

これをテクニカルに見ると、今日はOSCが+2%のじり高で38%、RSIは-2%の20%に落ちましたが、26日の15%を底に反転、そして乖離幅は-4円と更に改善。今日はさすがに日経も大幅調整に入りましたが、その中でこの株のこの動きです。来年早々からの反転が期待できます。今回は何が何でも腰を据えて、スイングトレードでの成果を見せなければなりません。どうしても、下落からの反発狙いの株は、もう一波も二波も来るのが通例なので、ちょっと下へ行ってしまうと弱気の虫が頭をもたげるのです。それだけエントリーポイントが難しいと言えます。


その点、底を打ってからの皆さんの順張りについていくのは楽なものです。なぜそうしないのか、今日も2つ事例をご紹介します。

1.3710ジョルダン

 先日の注目銘柄ですが、昨日で常時監視をやめておりました。それは、12月19日、20日のストップ高についての会社発表は、四季報以外に考えられない、その四季報も事前予想通りと、いうニュースを目にしていたからです。これはまだまだ利確の売りが出ると思い込んでしまいました。ところが、筆者がもともと注目していたのは、この株のOSC値です。28日何と20%をつけ29日は24%でプラス終了です。これがテクニカルに見ての上げサインなのです。頭では分かっておりましたが、ついニュースを見ての雑念が入ってしまっていたのです。案の定、今日は第二弾ロケットが発射され310円高です。これでOSCが39%となりましたが、これからは揉み合いながらの上昇を続けることができるかどうかが鍵となります。

2.2411ゲンダイエージェンシー

 これは、12月10日前後のOSC30%台から一旦16日に高値をつけ41%まで押し上げた後、更にダイバージェンスし22日に30%を付けておりました。この日は+1Kのわずかな上昇サインでしたが、その翌日の26日には42%と明確に反転を示しました。問題はこの後です。通常22Kも上げるとこれまでは調整していたのがこの株です。ところが、OSCを46%、53%、65%と上げ続けていたのです。ここまでで5月の高値にもう一歩まで来ておりました。こうなると皆さん強気です。今日は一気に522Kの高値更新で73%まで来ました。もうここからは遅いのですが、じりじりっとOSCを小刻みに上げ続けている段階で仕込むべきでした。

後からこのように書くと、なるほどと思うのですが、場の様相はその都度異なりますので、冷静にこのような読みが出来ないのです。これが人力に頼ってのテクニカルスクリーニングの限界でもありますね。人間はあれもこれもと余計な事をつい考えてしまうのです。それは、場が始まればなおさら目の前の板の上下の動きで増幅されます。こうした状況で安定した成績を上げている方は、ある種の天才だと思います。

来年は、場の流れをできるだけ上手に読み取り、勢いがつき始めた段階で飛び乗るという手法を何とかものにして、慌てて見込み違いの損切りとならないようにしたいものです。見込み違いの株に気を取られると、その日に収穫がないばかりでなく、本来の収穫できる株への注意を注げなくなるという二重のハンデを負ってしまいます。この無駄がなくなるだけで随分とトレーディングの成績は向上するものと思います。そのためには、もう少し注目銘柄を絞り込み、多様な観点からの当日の監視活動も必要かと反省しております。

来年の大発会までに、こうした反省点を踏まえて「大発会の注目銘柄」を選りすぐりたいと思っております。

今年、この株のブログにわざわざ来て下さった方々に感謝します。毎朝、前日のアクセスカウントを見るのが、株で利益を上げるより楽しみになっております。12月は、おかげさまでGooブログの42万弱のサイトの中で、たった2回だけですが、1000位以内に入りランキング表示がされるようになりました。来年は500位以内を目標に、より良質のブログにしていきたいと思います。

年内は、もう少し株以外のテーマで書いてみる予定です。
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明日の注目銘柄(12.30.05)

2005-12-29 19:46:56 | 明日のモニタリング銘柄
明日は前場だけの今年最後の取引です。
今日は後場にまさに仕手株の2342トランスジェニックに手を染めて、結果はあえなく敗退しました。やはりこうした仕手系の株は難しいものです。慣れている方には釈迦に説法ですが、気がついたこと4つばかり。

①動くときは早い

 単価が安いので売り板も買い板も大量です。14時10分くらいまでは165円程度で綱引きを行っておりました。多くても10K程の売買です。ところが、14:10分に急に10万枚を越える成り売りが出ました。計60万株ほどです。これで一気に相場の流れが変わりましたが、この成り売りは、間に割り込むことは到底できないほど、電光石火の早業でした。わずか10秒くらいの出来事です。

②その後、前日安値(158円)を挟んでの揉み合い

 その後7分くらいかけて一旦156円まで落とされてから158円を挟んで揉み合った後、上に抜けていく気配でした。つまり買い板が湧いて出たのです。そこで筆者は、今日は退屈していたので161円で買いエントリーしました。

③節目の158円からの下落も電光石火

 後から思えば、14時17分あたりまでの162円までの反転は、売りの二の矢を放つための騙しだったのです。その証拠に14時34分に157円、158円の成り売り、計32万株ちょうどに、あっという間にさらわれてしまいました。筆者は158円の厚い買い板が崩されたら手を引こうと身構えていたのですが、それに乗ずる隙など全くありませんでした。

④その後147円まで下落し引けに155円まで反発

 一旦158円が崩されてからは、まさに筆者も含めて売り浴びせが起こり、結局14時51分までの20分弱の間に147円まで落とされました。その後じわじわと反転し引けは155円です。この反発の動きは、147円までの急落過程で売りそびれた方々を引き留める(明日に期待をかけさせる)ための手管であったとしか思えません。159円で終わっているならともかく、この155円という水準では、明日の寄りの反落は見えております。

筆者は、③の時にやばいと咄嗟に判断し156円で売りました。-5円。

この株、明日から来年にかけて更に出来高を伴っての乱高下が見られるかも知れません。底を打っての反騰時点で今日の損は取り戻すつもりですが、明日の寄り付きは少なくとも手を出すべきではありません。しかし特筆すべきは、OSCが今日で25%と低いことです。10月3,4,5日に出来高を伴った活況を呈したときは、OSCが50-60%台でした。そこがピークだったのです。今回はこれとは様相が違います。更に大相場がある気配です。

ところで、引けに今日の「本命株」の6440JUKIを573円で買いました。OSCが36%と+4%コンバージェンスし、RSIもわずかですが、22%とコンバージェンスしました。乖離幅もまだ-2円です。この条件は反転のサインですので、明日から来年にかけてのお楽しみ銘柄としてホールド予定です。4566LTTバイオファーマはそのままホールドしております。これもOSCが+4%の34%と、まだまだ上昇傾向を持続しております。

さて、明日は半日なのであまり期待できないかと思いますが、一応、明日の大納会と来年の大発会へかけての「明日の注目銘柄」です。直近IPOも後場にかけてさすがに調整色を深めております。ご注意の程を。

1.8939大和システム △

 この株このところ上げておりますが、今日で上場来高値に並びました。OSCは2%ダイバージェンスし54%です。2550円の高値を抜けば、上放れする筈です。それ以上高い値段で買った方はいないからです。そこに乗ずる手です。

2.9424日本通信 ▲

 この上昇相場でようやく低迷期を脱しました。OSCは+1%の41%と明日はまだ上げの兆候が見えます。出来高も今日は増えました。明日一段と出来高を伴えば更に上昇する気配あり。三田社長もこれで良い新年が迎えられるでしょう。思えば7万円から始まって、37万まで駆け上がり、13万円割れのどん底からの復活です。これでも7万円の開始値段の倍です。今年のこの相場からすると結果的には妥当な価格と言えます。

3.2438アスカネット ○

 この株も筆者のブログに今年はよく活躍して頂きました。葬式写真という特異な業態が、筆者が毒舌を弄するには格好のテーマだったのです。いよいよこの何十年ぶりかの寒さを背景に、この世を去る方が増えていることを順風にして、この株も更に飛翔しそうです。OSCが+4%の54%です。直近の236Kという高値を再度射程圏内に捉えております。これで新型インフルエンザの流行でも始まれば、この株、上場来高値を更新すること間違いありません。何しろ、想像を絶する死亡者がこの日本でも出る予定です。ひょっとすると、葬式を出すべき親族まで死んでしまって、葬式写真どころではない事態となるかも知れません。そうした事態を避けるために、「事前新型インフルエンザキャンペーン」なる企画を年明け早々に打つことを提案します。副題は、「後の事はお任せ下さい」となります。誰もが、死後の世界の悦楽に憧れているものです。そしてこの悦楽は、類い希なる笑顔をふりまく、未だ誰も見たことのない葬式写真があってこそ実現されるというものです。こうした潜在的な一般大衆の期待に、今こそ、この会社の持てる力を振り絞って応える時が来ました。またまた、この会社を揶揄してしまいました。どうか社長殿、悪く思わないようにして下さい。善意から出た戯れ言なのですから。

4.4769インフォメーションクリエイティブ ▲

 地味系の株を1つ。日立グループ向けが半分を占める独立系ソフト開発会社。700人中300名が顧客先常駐で運用管理、いわゆるFMを行っている情報化社会の縁の下の力持ち的会社です。その分、市場評価からは取り残されており、PERはまだ17倍弱です。取り上げた理由はOSCが+9%の40%と大きくコンバージェンスするとともに、乖離幅も-10円と絶好の位置にきているためです。12月16日に850円まで付けましたが、再度の上昇過程への転換を果たしたかどうか注目です。

5.3310JIMOS △

 この株もどちらかというと間欠泉です。動かないときはトンと動きません。しかし、今日はじわりと戻してOSCがわずかながらもコンバージェンスし、乖離幅も-11Kと更に拡がりました。指数値は、12月16日の爆上げ前夜に近い水準まで来ております。もうちょっと押せば買いなのですが、明日の2時間だけの取引で戻るかどうかご注目を。

6.6819オメガプロジェクト ▲

 もたついております。筆者も先日損切りました。明日はそろそろ反転の気配です。OSCも同値の39%とコンバージェンスし、乖離幅もたったの1円です。明日は270円越えを目安に上へいくなら買いでしょう。妖しげな会社であることは分かるのですが、高級腕時計の「オメガ」と、何かいわくがありそうな「プロジェクト」をくっつけた社名の響きに、どうも心を奪われてしまうのです。平凡実直な奥様連中だけではこの世はもたないように、どこか激しい気性を秘めた悪女も、時としてこの世の喜怒哀楽の演出のためには必要とすることもあるのです。映画と投資事業という「水商売」を手がけながら、恵比寿ガーデンプレイスに本社を構えるところが、妖艶な悪女の生活ぶりと少々だぶって見えます。それにしては、本来贅沢を地で行く筈のこの株が、高校生でも買える100株単位で取引できるところが、何とも不可思議でありアンバランスと言えます。やはりかなり怪しいです。この株。

7.4822ハドソン ▲

 この株まだいけそうです。OSCは47%で昨日と同値です。そしてRSIは見事に+7%と反転しました。26日の安値の770円もきれいに抜きました。次は800円あたりを目指して欲しいものです。

8.5017AOCHD △

 OSCが+2%の26%、RSIも+8%の54%と反転しました。OSCが20%台半ばまで落とされた東証1部の銘柄は非常に珍しいものです。年明けにかけての上昇期待で今買っておいても良いかも知れません。この由緒ある石油会社に特に記すべきコメントはありません。富士石油とアラビア石油が一体化した会社と言う方が分かりやすいでしょう。アメリカの石油会社のように、意図的に相場操縦しての過大な利益計上の疑いをもたれることだけはないように願いたいものです。そこでこの会社の企業行動憲章なるものを見てみました。安定供給、安全操業および環境保全、社会貢献、法規範の遵守、コミュニケーションの確保、従業員の人格、個性の尊重、問題への対処、といった項目が並んでおりました。最後の「問題への対処」というのが気になりますが、これは何か問題が起こったらトップ自ら率先垂範して事態の収拾に当たります。と言った趣旨のことのようです。何のことはありません。JR西日本やナショナルの石油ヒーターのような事件があったときの心構えを書いてあるに過ぎません。こうした会社が革新的な事業運営ができるのかどうか、筆者は一抹の不安を覚えてしまいます。また、「コミュニケーションの確保」が何で行動憲章なのかよく分かりませんが、どうも適切な企業情報の開示を言っているようです。上場企業なら当たり前のことです。

ということで、本年最後の「明日の注目銘柄」は、伝統ある大企業のさえない「企業行動憲章」のご紹介で終わりと致したいと思います。これで本当に石油は大丈夫かいな??
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モーメンタムとデイトレについて

2005-12-29 11:44:00 | 株に出会う
今日は前場の途中から参戦でした。持ち株は両方上げてはおりましたが、少し頭の重い3551ダイニックを一旦455円で売りました。この株は中期で持つつもりでしたが、OSCが50%台で頭打ちとなることが傾向としてあり、RSIも81%までこの株としては最高水準まで達しているためです。下げたところでまた買いに入る予定です。

もう1つの4566LTTバイオファーマは、OSCが+2%の32%と、まだまだ上がる勢いがあると判断できます。この株はRSIが83%ですが、OSC値の方を優先して保持したいと思います。この株のように、26日にストップ高をつけてから調整をしないでじり高となっているケースは、いわゆる上げのモーメンタム(慣性)が続いていると見ることができます。このモーメンタムは、プラス終了+OSCの2本立てで一応見ることとしております。先日早めに利確した6907ジオマテックですが、その後も12月22日のOSCが37%に対して、43%、40%、48%、そして今日前場で52%と切り上げてきており、終値はいずれもプラス終了しております。ここまで引っ張っておけば、後はOSCの低下+マイナス終了まではそのままホールドということが正解となりますし、少々の調整では動じなくなります。このようにある程度、数日の株価のモーメンタムをきちんと判断するテクニックを身につけないと、上げるときに大きな利益を計上できません。

損切りは迅速に、利益確定は緩やかにというのが、行動ファイナンス理論からも導き出されるところです。来年の課題はこの原則に則って、より洗練された売買を実行することです。そのための試行錯誤は今年かなりの程度出来ております。この3-4日を相場の旬と考える、いわゆるスイングトレードが、情報力とシステム能力に劣る個人が並みいる機関投資家などプロに勝てる、そして、相場が下降傾向の際にも有効に作用する、唯一の方法ではないかと思っております。

ここ1-2年の相場環境だけを考えれば、銀行株でもIT成長株でも何でもよいのですが、コツコツ拾って中長期で持てば、誰でも大きな利益が出ていることと思われます。しかし、もし一転して相場が下降曲線に向かった時は、そのような中長期の投資方針は下落するままに、座してみる以外に方法はありません。つまり、それがこれまでの成功体験だった訳ですから、それ以外の相場テクニックをその時には駆使することができないのです。そうなると、見る見る含み益が減り元の木阿弥になってしまいます。

筆者は、このような変転が今の相場に何時訪れるかも知れないという前提で、日々のトレードテクニックの向上に努めようとしております。今の相場では大きく勝てないのは承知の上です。しかし、ここで磨いた短期、スイングトレードのテクニックがいずれものを言う時が来ると信じております。超短期のデイトレは恐らく理論的な裏付けが弱すぎるので、一部の「天才的」な方々は別にして、勝率は良くすることができても全体の資金増殖効率は劣ると思います。様々な市場の動きを実際に肌で感じるために、一時期はデイトレで成功、失敗体験を繰り返すのも有効な方法だと思います。しかし、それをいつまでも繰り返していてはならないと思うようになりました。結論としては、スイングトレードこそが個人がいかなる相場環境でも着実に資金を増やせる方法だと思い、来年も励んでいきたいと考えております。その都度に気づいた様々なテクニックや株価の見方の反省点については、このブログできちんと記述していきます。それはとりもなおさず、自らの投資スタイルをブログで反省することにより、改変を強いることでもあります。換言すれば、書くことにより何かが見えてくるとも言えます。これは、書くことの1つの不思議な現象です。書こうとすることで思いも寄らぬ発想が頭に湧いてくることがあります。それを言葉にする技術は、特に人文社会科学的な論文には大いに必要とされますが、それには自分を鍛えるもの、例えば膨大な読書と思索の経歴が必要かと思います。

またまた少々長くなってしまいました。頭で考えることをそのままタイピングすることがあまり苦労ではありませんので、ついこうした長文になってしまいます。筆者の悪い癖ですが、自分のために書いているのでご勘弁下さい。
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明日の注目銘柄(12.29.05)

2005-12-28 16:57:44 | 明日のモニタリング銘柄
いや~、何たるばか上げ相場なのでしょうか。もっとも筆者にはとんと御利益が回ってきませんが、小銭(いや、大銭でした)を手にした方々が、強烈に利食いをしたその返す刀で、人気のある下がっている銘柄へと一目散に突進するという姿が目に見えるようです。これぞ、猪突猛進です。

後場は、4300ジグノシステムを37900円で売り+1000円、2321ソフトフロントを174Kで買い175Kで売り+1K、3310JIMOSも+1Kの335Kで売り、そして、2697コーエーネットを551K買いの555K売りで+4K、と小刻みでした。勢いがない4838スペースシャワーネットワークは225Kで売り-2Kでした。

持ち株は、これで3551ダイニック4566LTTバイオファーマだけです。両方とも買い値のままです。これらは一段の上昇を期待しての中期保有銘柄です。

来年からは、このように中期(といっても最大1週間から10日)で持つ銘柄と、その日勝負の銘柄に資金を振り分けながらトレードを行っていきたいと思います。今までは、デイトレが勝ちすぎており、たまたま持ち越しのサインがあっても、最初の上げ目安で手放していました。これでは、上昇気流に乗る前に海抜50メートルぐらいで、少々のお駄賃を手にして落下傘で下界に降りて喜んでいるようなものです。お駄賃を与えた本来の大人は、はるか千メーターも上空まで飛来していって、十二分に下界の景色を堪能しての帰還を果たしているのです。そうした大人のやり口、手口をやはり見習わない訳には参りません。

それでは、明日は1日の取引が出来る今年最後の場です。今日の上げがそんなに続くとは思えません。お正月を少しでも懐を暖かくして迎えたいという心理が働くと思います。しかし、今の相場はこうした常識が通用しないようです。このまま突進して全員ハッピーな結果となるかも知れないですね。

1.3758アエリア ▲

 OSCが+3%の36%とまだまだ上げる勢いが感じられます。ゲームポットの1件で持ち直したのでしょう。

2.8944ランドビジネス ▲

 これだけ上げてもOSCが+3%の45%ですので、まだ上げ余地はあるかと思われます。上に何もない一人旅ですので、この銘柄に限らず、利確の動きは特に前場に出てくるかも知れませんので注意して下さい。

3.2777カッシーナ・イクスシー △

 皆これだけ爆上げしている中で、爆下げの銘柄がこれです。これはこれまでに上げすぎた反動とも言えますが、明日あたりはちょっと調整しすぎたとの「反省」から見直し買いが入るかも知れません。逆バリの銘柄を探すのが難しいのですが、これがその1つです。名前の雰囲気の通り、筆者には縁のない高級輸入家具を手がけております。しかし、何ともフランス風のしゃれた名前ではありませんか。若かりし頃、もしこんな名前のハーフの少女に出会っていたら、筆者の人生は全く変わっていたかも知れません。

4.4822ハドソン ○

 11月5日に上方修正している株が、昨日は、その前夜の終値寸前まで売り込まれ、今日はやっと脱出した模様です。乖離幅も-10円です。OSCも+10%の47%と明らかに反転しております。年末でそのまま置いてきぼりになるかどうか、明日はチョイとこの株にも目をやってみてやって下さい。

5.4314ダヴィンチ・アドバイザーズ ▲

 この株OSCが47%まで落ちてダイバージェンスしておりますが、これは11月22日以来です。当然高値圏のダイバージェンスは、下落サインを表しておりますが、それにしても47%まで落ちております。この相場環境でこれがどう結末するかをご注目下さい。この株、売りからも入れますので、落とされたところからの買い戻しがあるかと思います。しかし、もうこの水準だと熟達者以外はあまり近づかない方が身のためかと思います。仮にうまくいっても、次回はこのような相場環境を誤認して痛い目に遭うかも知れません。相場の熱気は冷めるのも早いものです。自らの実力と思わず思ってしまうところに株の難しさがあります。この株を冷静にテクニカルで見て見ると、乖離幅そのものは+14Kもありますので、また指数値も12月20日近辺まで下がっておりますので、もう一段の何らかのエネルギーが発揮されない限り、この株は、調整過程にあるものと思います。歯切れが悪いのですが、テクニカルにはとても買えません。

6.2333ジーモード ○

 やっとこの株浮上しました。これまで押さえつけられていた分だけ、明日も反発を期待したいところですが、さてどうなりますか。OSCは48%(+7%)ですので、50%台は明日は窺えるかと思われます。200Kの節目を目指すかどうか。その後は、230Kあたりまでありますが、そこまでは過大な期待というものでしょう。

7.4849エンジャパン △

 優良株の中で今日置いて行かれている株です。OSCは-2%下落し55%まで落ちました。まだ下落しておりますが、OSC値は11月14日以来の低さです。明日は更に少々下落してからの反発狙いです。もちろん、場そのものが今日の反動で調整一色になってしまえば、この株もひとたまりもありません。

8.2759テレウェイヴ ▲

 これも調整を食らいましたが、少し戻してOSCが42%とコンバージェンスして終わっております。この間一貫して上げてきたので、もう満腹といった理由でしょうが、OSCそのものは40%台ですので、他の優良株の60%台に比べれば、上げの圧力がかかりやすいポジションにあります。

9.8697大阪証券取引所 ▲

 これも結構上げてきた割には、今日もOSCは前日同値の57%に留まっております。785Kの高値を付けた日は62%でした。来年からヘラクレスのシステム環境が良くなるということの連想で、明日あたりまだまだ上を目指すかも知れません。

10.4797ICF △

 まだ上げ余地があるということで、この株を取り上げておきます。OSCは+9%の45%と抜け出しました。このところの膠着状態から明日は一歩抜け出すかを、出来高に注目して見定めて下さい。

11.4787日本CG ▲

 今日は不発に終わりましたが、引けにかけて少々の買い上がりがありました。今日はこの強気相場ですので、光があたらないのも致し方ありません。こんなところに来なくても、日の当たる場所に咲く花をつまみ食いするだけで楽に皆さん稼げたわけですから。明日、この雰囲気が逆転するなら、この株に慰めを求める方々がより多く集まる筈です。同じ境遇のフライトシステムが、今日は一足早く空高くフライトしました。多少の連想買いもあるかも知れません。もう1日だけご注目下さい。

12.5218オハラ △

 何とかこの地合に助けられて反転したようです。他の直近のIPO銘柄は目も当てられないほどの強さです。この株も素質は負けないものを持っております。年末に仕込んでおくのも来年のお楽しみとして良いかと思います。初値からの上昇率はまださほどではなく、PERは20倍を切っております。

13.6041ボッシュ ▲

 乖離幅-6円、OSC+6%の46%とコンバージェンスしました。そろそろ保ち合いから放れても良い頃ですのでご注目下さい。

14.6440JUKI ○

 テクニカルに見る限り、OSCは+3%の32%、RSIも+4%の21%と反転しました。乖離幅も-3円です。この株がこんな水準に落とされていたとは、改めて驚きです。11月24日に好決算を発表したものの、それまでに期待で上がりすぎていたため、35円も落ち、その後も反転の動きはあったものの、昨日で9月21日段階まで指数値が調整しました。(ほぼ、この株のケースはその日の終値水準と指数値が合致しております。)何らかの反発があってしかるべき時です。明日の本命にしました。

新興市場は、全く論評しようがないほどに爆上げしております。アエリアやランドビジネスを順張りとして上げたのは、いささか片手落ちというものです。途中からは、それ以外の順張り銘柄は、多すぎるので掲載を断念しました。

明日朝は用があるので、トレードへの参加は前場の終りからとなります。この段階で、市場がどう動いているか楽しみです。
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どうも人の行く道から外れているようです

2005-12-28 11:35:03 | 株に出会う
今日は、3773AMIが、ストップになったり、4777ガーラが1日遅れで噴いたり、どうも筆者が行く道とは異なる道が賑わっているようです。

持ち株の3551ダイニックは、440円の攻防で苦戦中だし、昨日の勢いから上がると思った4838スペースシャワーネットワークが押されっ放しだし、病み上がりの4300ジグノシステムは勢いが弱く我慢の子です。それに引き替え、昨日売ってしまった2725ITXが、今日が本命の上げ日だったり、4287ジャストプラニングも、高値更新の勢いが今日でした。

こういうちぐはぐもあるのが相場ですが、あまりに外れると気分は悪くなる一方です。そこで、やけくそ気味に前場は、4566LTTバイオファーマを273Kで買い、この前少し甘い汁を吸った3310JIMOSの噴き上がりを期待して355Kで買ったりしております。これが吉と出るか凶と出るか一向に先行きが読めませぬ。

一つ前場に買いを思いとどまったのが吉と出ているのが、2697コーエーネットです。いきなり動意付いて上へ上へと昇るので551Kあたりで買いそうになりましたが、案の定そこからは大きな売りが噴いて出て、結局546Kまで押し戻されております。出来高を伴っておりませんので、一過性の「上げ発作症状」だったようです。まだ後場は分かりませんが。

9438MTIや、4333東邦システムサイエンス、そして意地を見せた4295フェイスのような右肩上がりの株に何故触手が動かなかったのか、これはちょいと根が深いかも知れません。前日の分析をそのまま信じれば良いわけではなく、その日の市場参加者の心理状態によって判断しなければならないのが株の難しさでもあります。とにかく、ずばりと当て続けることは不可能ですので、思わぬ方向に行きそうな場合はすばやく判断する以外にありません。損切りの場合も利確の場合も同じです。その時の判断軸さえしっかりとしていれば、長い目で見て相場で勝ち残ることができるものと、まあ、自分を慰める以外にはありませんです。はい。

後場も、淡々と損切りラインを越えてしまえば切るし、まだホールドのサインが出ていればホールドをする、という従来のトレードパターンで行きたいと思っております。
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