株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(3.6.09)

2009-03-05 21:27:30 | 明日のモニタリング銘柄
どうも何かが根本的に足りない気がします。変幻自在の相場の動きを無理やり掴まえようとして何時もスルリと逃したり、突っ込んでいって自爆したり。信念を持って買いに入ったり売りが出来ないのが元凶か?

時間の動きに翻弄され流されてしまうというこのジレンマ。時間を短く区切れば区切るほど振幅が激しくなるこのジレンマ。

欧州株は少々下落して始まっております。

ドル・円は99.5円レベルで停滞。100円近辺には、オプションに絡んでの売り圧力が20億ドル程度も鎮座しているとの情報も。

その分、その壁が突破されれば100円を超えて一気に円安が進むことでしょう。

明日、3月6日(金)のモニタリング銘柄です。

( )内は今日の安値。これを抜けると下降傾向が鮮明に。

【モニタリングA】 買い候補

1.4521科研製薬(909円)
 節目の933円で下落せず踏ん張る。

2.5302日本カーボン(165円)
 わずかな尻上げの胎動。

3.9433KDDI(477K円)
 膠着状態から抜け出すか?

4.9438エム・ティ・アイ(137100円)
 この株の瞬発力に明日は期待。

【モニタリングB】 底値確認候補

1.8410セブン銀行(240K円)
 OSC35%は-15%の急落。238700円の2月3日の安値を意識。

2.4564オンコセラピー・サイエンス(145300円)
 今日の安値さえ防御出来れば後は視界が開ける筈。

【モニタリングC】 好調銘柄

1.7201日産自動車(315円)
 明日、342円に到達すれば、ひとまず売り。

以上です。

ダウ先物は-88ドルと下げ幅を拡げ、雰囲気は悪化中。ダウがどこまで踏ん張れるか?
今日は船舶が中国特需の連想からか良かったようです。明日もこの勢いが続くどうか注目。
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ふと気がついたら祭りも終盤に

2009-03-05 11:26:37 | 株に出会う
今回の反転劇ほど読むのが難しいケースも珍しかったと思います。

何しろ、日経平均のOSCは2月18日に25%という最低値近辺をマーク。その時のRSIは33%でした。そこから2月24日に7155円の安値を付けた時は、ダイバージェンスが400円ほどに拡大し、OSCもコンバージェンスしたため、翌、25日は上げております。

しかし、そこから一時的には2月27日の反転はあったものの、3月3日のひな祭りの時に7088円という安値を試しに行ったのです。これがいわば2番底でした。この日のOSCは既に50%に達しており、2月18日の段階の2倍です。既に終焉は近いと思います。

1月7日にOSCを71%にまで押し上げられた時がありましたが、これはオバマ大統領の施策への期待でグリーン・ニューディールが囃されての、シャープなどの異常な上げが原因でしたが、今は、そうした追い風は見あたりません。むしろ状況はかなり悪化しております。

週末の雇用統計もひどい結果になりそうですので、ここは上げるだけ一応上げておいてから、その後は利確の動きが顕在化するのではないかと見ております。

となると、今回の切り返しはほんの数日間に終わりそうです。昨日、3日の安値が割れないのを見て買った方々だけが、今日の上昇の果実を謳歌できるという、極めて難度が高かった相場展開でした。

前場は、そうした下落懸念を抱きつつ見守っておりましたので、先物主導で7500円を突破されても、個別株は反応が鈍いものも多く、市場参加者のそうした警戒感が如実に現れている相場展開でした。

と、まあ、今日は極めて評論家風の記事内容に堕しましたが、モニタリング銘柄はそれこそ強弱入り乱れた状態であり、まさに股割き状態ですので、世の評論家のようなことしかのたまわることが出来ません。

日経平均の中期波動分析のセオリーから言うと、今日の日経平均は前日高値を上回っていきなり始まりましたので、寄り付きで買いが正解でした。

しかし、慎重を期する方は狙った銘柄の押し目を慎重に計っていた筈です。それもあまり欲を掻かずに。8031三井物産でいうと寄り付きの860円から5円押されたところ。4091太陽日酸でいうと、寄り付きから9円押されたところですね。

この太陽日酸は当然に見ておりましたが、577円で12枚ほどの売り板が湧き更に下に押し下げられる雰囲気が濃厚でしたが、これをパクリと食いついた方がいらっしゃいました。この勇気というのか、その考え抜かれた戦術を是非見習わねばなりませんでした。

この水準というのは昨日の14時を挟んで膠着していた時点の値段です。これ以上の下げは今日の地合ではないと踏んだ方の乾坤一擲の買いだったことでしょう。かなりのベテランとお見受けしました。

まあ、個別株について、このくらい考え抜かれた戦術を持って場に挑まなければ、今の相場できちんと然るべきところで買いに入れないという教訓でした。

前場は何もトレードなしというのも癪なので、引け近くに落ちてきた2670ABCマートでスキャルピング売買だけしました。

後場は、もっと腰を据えて取り組みたいと思っておりますが、長年染み付いた習性を直すのがいかに大変なことか。しかし、これは強く意識して修正する以外にはありませんね。

但し、無手勝流ではなく、太陽日酸の571円での買い方のような、老練な論理的な決断の裏付けがないと駄目ですね。
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市場概況(3.4.09)

2009-03-05 07:28:49 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は5日朝の更新

3月4日(水)の市場概況です。

◆日経先物:7270円(+60円)、OSC53%(+7%)3月2日の43%から切り返しに転じたか?
◆日経平均:7291円(+61円)、OSC53%(+3%)3月3日の50%から切り返しに転じたか?
◆日経平均指数値倍率:137(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:732.04(+5) OSC56%(+3%)3月2日の49%から切り返しに転じたか?
◆マザーズ指数:292.88(+3.18)、OSC46%(+7%)2月23日の26%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:437.28(-1.1)OSC49%(+2%)2月20日の31%に収斂中。
◆国債先物:138.99円(-21銭)OSC37%(+1%)2月25日の31%に収斂中。ジリジリ下落(金利上昇)。
◆ドル・円:99.12円(98銭の円安)OSC73%(-1%)3月2日の72%からまだ切り返し中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:7340円(大証終値比+70円)
◆シカゴCME日経先物:7370円(大証終値比+100円)更新
◆NYダウ:6876ドル(+150ドル)OSC35%(+6%)3日の29%から切り返しに転じる。更新

後場のギャップアップしての始まりにはチョイとビックリ。そのまま迂闊に追随する訳にもいかず、少し様子見。

あの大人しい1968大平電業など、特買い、特売りの連発技でした。まるで、生きのいい鯛が跳ね踊っている感じです。出来高少なく板が薄いこんな銘柄に突っ込み買いをしようものなら、鯛の尻尾でビシャッ、っと顔を打たれるのがオチです。

失敗したのは、8031三井物産です。820円の厚い売り板が崩されるが狼煙でした。その後何度かこのラインまで来るもそこを凌いでからは後はセオリー通りの上げ。テクニカルにもいい形で終わっております。

但し、こうした株はNY次第ではギャップダウンの程度も大きいので、いわばデイトレ向きと言えそうです。そのまますんなりとNYダウが+100ドル程度で今晩終わってくれれば、恐らくこの株、明日は860円あたりで始まるでしょう。もしそうでない場合は、逆に810円あたりまで再度落とされる株です。

後場は、何とか隙を見つけながら、弱小株でほどほどの利確をしました。持ち越しはなし。

そのうちの1つの6730アクセルは、306Kが割れなかったので、気がついたら322Kあたりまで行っておりました。しかし、この株、OSC面では3月2日の53%が抜けておらず+5%の50%で終了はしておりますが、持ち越すにはチョイと動きがまだ不安定ですので+4Kでとりあえず撤退。

こうして、目を離した隙に上げる銘柄は、決まって底値をじっくりと確認してから、数時間後にようやく仕掛けが入るということが良くあります。従って、狙いをつけた銘柄がそのように動意付くまでは、決してモニタリングを外さないことですね。この株も313Kあたりを抜いた後は、上げ一方で一気に322Kあたりまで上昇しております。このレンジなら少なくとも7Kは楽に抜けたことでしょう。

今日の最後の反省でした。何事も途中で諦めて見放さないこと。これを今後は肝に銘じたい。

何だか、バードウォッチングの要領に似てきました。決して持ち場を動かないでまんじりともしないでチャンスを待つという、我が家の猫が鳥を捕る時の作法にピッタリかと。

そう言えば、昨日我が家の猫が久し振りに雀を捕獲し、いつものように家に持ち帰りました。家人の一声で筆者が馳せ参じて、息絶えた雀を袋に入れて玄関に出しました。南無阿弥陀仏。。。

もう1匹の猫の場合は、生まれが野生ですので、雀やネズミを必ずバリバリと食べますが、昨日雀を捕ったおしとやかな猫の方は、単に遊ぶだけです。これでは掴まった雀にも悪いというものです。

どうせなら、ありがたく頂戴しなければなりません。株も同じですね。どうせ、株に出会って買ったなら、ありがたく利益を頂戴しないと、その株に悪いというものです。

チョイと変な理屈か???

追伸:日経平均に関する上記のコメントをご覧下さい。「OSCが50%から切り返しに転じたか?」と書かざるを得ないほど、実に不自然な動きです。やはり何かの意思が無理やり働いているとしか思えません。もう何年も日経平均のOSC値の動きをチェックしている筆者の実感です。(新興市場はそうした人為的な操作?が入っていないため、素直な動きです。)

-------5日朝のコメント-------

NYダウは、さすがにOSC29%からは、欧州株の大幅上昇の流れを受けて切り返しに転じました。在庫の予想外の減少を受けて、原油は45.38ドルと切り返しております。

いよいよ、公式にNY市場の次の火種は商業用不動産との見解が、バーナンキの議会証言を始め、FRB筋から出始めました。市場では昨年から騒がれておりますが、このように政府関係者が認識を表面化せざるを得ないほどに悪化しているということでしょう。

なお、ISM非製造業景気指数は41.6となり予想の41を少し上回っております。中でも、雇用指数が37.3ともっとも悪く、もっとも良いのは仕入れ価格や入荷水準となっております。

政府機関を除くADP雇用者数は、69.7万人減となり、予想を6万7千人上回る減少となっております。しかし、ここまで来ると市場はもうビックリしません。既にモルヒネを大量に打っておりますので、いきなり前月比20万人減とかならないと身体は反応しないのでしょう。

では、今日の上げの理由は何だったのか?という事ですが、一応、公式見解としては、GEが増資を否定したことや、財務省が住宅ローン支援計画の詳細を発表したこと、また中国の新たな景気刺激策が商品などのコモディティ価格の上昇を引きおこすのではないかとの憶測を生んだこととされております。

とってつけた様な話ですが、要は、テクニカルにも市場の特性として、このあたりで一旦買い戻しがあったに過ぎないようです。

ドル・円は節目99.5円直前で揉み合っております。これが抜ければ100円への到達が見込まれるところです。
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