株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

週間市場概況(2.26.2016)

2016-02-27 11:00:15 | 株に出会う
2月26日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は2月19日比、

◆CME日経先物:16315円(+490円)OSC49%(-2%)RSI48%(+24%)VR改167%(+120%)

◆日経平均:16188円(+221円)OSC50%(+1%)RSI50%(+14%)VR改72%(+33%)

◆TOPIX:1311(+19)OSC51%(+4%)RSI43%(+8%)VR改73%(+33%)

◆マザーズ指数:826(+34)OSC62%(+12%)RSI55%(+10%)VR改136%(+46%)

◆東証2部指数:4199(+91)OSC59%(+18%)RSI40%(+8%)VR改187%(+83%)

◆日本10年物国債先物(JGB):152.14円(+62銭) 金利低下

◆信用残評価損益率:売り残-6.78%(-1.148%) 損失幅拡大
          買い残-15.817%(+1.439%) 損失幅縮小 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-2.1%(+2.1%)下方乖離幅縮小

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 100.83%(+24.59%) 
 マザーズ: 106.99%(+21.45%)    
 東証2部: 107.87%(+25.52%)    

【海外市況】

◆NYダウ:16640(+248ドル)OSC63%(+4%)RSI60%(+12%)VR改80%(+18%) 

◆上海総合:2767(-93)OSC52%(-12%)RSI56%(+12%)VR改96%(+27%) 

◆ドル・円:113.97(+1円42銭)OSC57%(+6%)RSI41%(+24%)↑円安転換

◆米10年債利回り:1.76%(+-0.0%)RSI41%(+3%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.33%(+0.02%)RSI58%(+2%) 
 対10年債スプレッド:1.43%(-0.02%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:19.81(-0.72)RSI43%(+-0%)

◆CRB指数:162(+2)RSI49%(+4%) 

◆WTI原油先物:32.84ドル(+0.88ドル)RSI54%(+2%)

◆NY金:1223ドル(-4ドル)RSI63%(-6%)

株高・商品高が続く中で、上海総合だけ特に木曜日の大きな下落が効いて下げております。ということは、市場は中国動向より原油への連動性を強めているようです。

それとともに注目されるのは、金の騰勢がここに来て変調を見せていることです。どうやら、原油の戻し=世界経済の懸念後退=金安=ドル高=円安という構図へと少々潮目が変化してきているようですね。

また、株だけを見ても、このところの日本株はまだまだ戻しが遅く、NYダウとは一時はドルと円の表示の違いがあるものの、日経225の方がかなり上を行っておりましたが、今は逆転されたままです。アベノミクスは失敗だったという認識が海外投資家の間に顕著になるにつれ、昨秋以降少し戻したところから海外勢の売り越しがずっと続いていることを現しております。

日本取引所グループの株式月間売買状況によると、海外投資家の動向は以下のとおりとなっております。月末の日経225平均とドル/円を併記しておきます。2月は26日現在。海外投資家分はデータ未発表。

                   日経225平均  ドル・円

2015年 4月 +1兆9590億円  19520円  119.37円
      5月 +9665億円    20563円  124.11円
      6月 -1785億円    20236円  122.49円
      7月 -3022億円    20585円  123.93円
      8月 -1兆1367億円  18891円  121.21円
      9月 -2兆5743億円  17388円  119.88円
     10月 +4621億円    19083円  120.65円
     11月 +6456億円    19748円  123.10円
     12月 +328億円     19034円  120.11円
      1月 -1兆263億円   17518円  121.09円
      2月    -       16188円  113.97円

ドル・円相場と株式市場は連動すると言われますが、日経225平均の最高値と最安値の差は22.4%に対して、ドル円は8.2%の差しかありません。如何に海外勢の売買によって225平均が影響を受けているかが分かりますね。
昨年の8-9月に海外勢は巨額の売り越しに転じており、その後多少の買いはあったものの、今年の1-2月でそれも含めて売り越しをしていることが分かります。もう、昨秋の段階でアベノミクスの失敗を認識し、年金基金や日銀が旺盛に買っているうちに売り逃げしている感がありますね。

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2月20日(土)のつぶやき

2016-02-21 01:10:30 | 株に出会う
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週間市場概況(2.19.2016)

2016-02-20 09:57:43 | 市場概況
2月19日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は2月12日比、

◆CME日経先物:15825円(+415円)OSC51%(+9%)RSI24%(-8%)VR改47%(+8%)

◆日経平均:15967円(+1015円)OSC49%(+14%)RSI36%(+5%)VR改39%(-4%)

◆TOPIX:1292(+96)OSC47%(+15%)RSI35%(+4%)VR改40%(-4%)

◆マザーズ指数:793(+125)OSC50%(+16%)RSI45%(+11%)VR改90%(+16%)

◆東証2部指数:4108(+227)OSC41%(+14%)RSI32%(+2%)VR改104%(+43%)

◆日本10年物国債先物(JGB):151.52円(+34銭) 金利低下

◆信用残評価損益率:売り残-5.632%(-3.789%) 損失幅急拡大
          買い残-17.256%(+8.662%) 損失幅急縮小 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-4.2%(+7.7%)下方乖離急縮小

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 76.24%(+18.5%) 
 マザーズ: 85.54%(+21.76%)    
 東証2部: 82.35%(+21.77%)    

【海外市況】

◆NYダウ:16392(+732ドル)OSC59%(+8%)RSI48%(-4%)VR改62%(-6%) 

◆上海総合:2860(+97)OSC64%(+11%)RSI44%(+3%)VR改69%(+12%) 

◆ドル・円:112.55(-69銭)OSC51%(+7%)RSI17%(-13%)↓円高継続

◆米10年債利回り:1.76%(+0.02%)RSI38%(+5%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.31%(+0.01%)RSI56%(+3%) 
 対10年債スプレッド:1.45%(+0.01%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:20.53(-4.87)RSI43%(-12%)

◆CRB指数:160(+-0)RSI45%(+-0%) 

◆WTI原油先物:31.96ドル(+2.94ドル)RSI52%(+10%)

◆NY金:1227ドル(-12ドル)RSI69%(-13%)

先週までの株の売り込み過ぎへの反動から、各国の株式は軒並み上昇。しかし、日経225の24ヶ月移動平均は17570円ですので、まだまだデッド・キャット・バウンス(Dead Cat Bounce)の状態ですね。目先、18日の高値の16200円あたりの壁が立ちはだかっております。その後は16500円。それを超えて、やっと17000円。2月2日の高値の17685円が最後のLive Cat Bounceに至る壁か??

原油は上がり、金は下がっておりますが、債券がほぼ横這いで円高はまだ継続中。

先週からの各指標の推移を見ていますと、騰落レシオが、今回の下落の激しさを物語っておりましたね。

この1週間のリバウンドは、ドイツ銀行問題の不安後退がもっとも大きかったと思います。原油はここまで下がると、後はもみ合いの状態が続くでしょうから、あまり相場への影響はなく、それより底値確認からの反転となるイベントを市場は注視しているのではないでしょうか?

中国問題も、急速に何かが起こる確率は共産党政権によって押さえ込まれており、じわりじわりと2-3年かけて膿を出していくのではないでしょうか。
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週間市場概況(2.12.2016)

2016-02-13 10:44:38 | 市場概況
2月12日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は2月5日比、

◆CME日経先物:15410円(-1150円)OSC42%(-10%)RSI32%(-15%)VR改39%(-51%)

◆日経平均:14953円(-1867円)OSC35%(-17%)RSI31%(-18%)VR改43%(-21%)

◆TOPIX:1196(-173)OSC32%(-21%)RSI31%(-17%)VR改44%(-22%)

◆マザーズ指数:667(-123)OSC34%(-17%)RSI34%(-17%)VR改74%(-28%)

◆東証2部指数:3881(-484)OSC27%(-25%)RSI30%(-20%)VR改61%(-27%)

◆日本10年物国債先物(JGB):151.18円(-50銭) 金利上昇

◆信用残評価損益率:売り残-1.843%(+4.013%) 損失幅急縮小
          買い残-25.918%(-9.208%) 損失幅急拡大 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-11.9%(-8.7%)下方乖離急拡大

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 57.74%(-5.29%) 
 マザーズ: 63.73%(-9.69%)    
 東証2部: 60.58%(-13.73%)    

【海外市況】

◆NYダウ:15974(-231ドル)OSC51%(-10%)RSI52%(-2%)VR改68%(-56%) 

◆上海総合:2763(+26)OSC53%(+11%)RSI41%(+6%)VR改57%(-20%) 2月5日現在。

◆ドル・円:113.25(-3円58銭)OSC44%(-3%)RSI30%(-18%)↓円高昂進

◆米10年債利回り:1.74%(-0.12%)RSI33%(+3%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.3%(+-0.0%)RSI53%(-2%) 
 対10年債スプレッド:1.44%(-0.12%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:25.4(+2.02)RSI55%(+2%)

◆CRB指数:160(-2)RSI45%(+2%) 

◆WTI原油先物:29.02ドル(-1.98ドル)RSI42%(-3%)

◆NY金:1239ドル(+65ドル)RSI82%(+5%)

週末の海外市場は、3連休を控えてこれまでの売られすぎへの警戒感もあり、米小売売上高の好調さ(特にGDPの算出に使われるコア小売売上高が前月比で+0.6%と大きくプラスになったこと)が引き金となり、NY株は大きく戻し、ドル高へと振れました。

債券金利については、日本の10年債はさすがに金利を上昇させましたが、米国債は変わらずに金利を下げております。商品については、この1週間を見るとまだ下げており、金だけが先週に引き続いて急騰中。

日本ではあまり報じられておりませんが、世界経済の先行き不安といった論調の根元にあるのは、ドイツ銀行の経営危機ですね。ドイツのGDPの約15~20倍もの取引金額のデリバティブに手を染め、昨年S&Pが格付けを2段階も引き下げBBB+(投資不適格のジャンク級の3段階上)としております。リーマンブラザーズの破綻の時、CDSの最終引き受け手であったAIGまでも潰すと、それこそ世界経済が壊滅的な打撃を受けるということで、土壇場で政府救済されましたが、その時の光景を彷彿とさせる巨大銀行の危機です。

25日移動平均線からの乖離は日経225がマイナス12%弱ですが、ダウはたったのマイナス1%ほど。これほどダウとは違う動きを日本株がするのは異例のことですね。それだけ、日本の株式市場がいわゆる官製相場とやらで、これまで不自然な歪みを伴っていたことの表れかと思います。

日銀のマイナス金利の影響があれこれと取りざたされておりますが、ヨーロッパの先行する国々の例を見るまでもなく、銀行経営を圧迫するのは間違いありません。助かるのは巨額の債務を抱える政府のみ。理論的には、金利がマイナスの通貨より米ドルのようにプラスの通貨が高くなる筈ですが、既にドル高が行きすぎており(これはUSドルインデックスで見ることができます。$USDに換えて週足でご覧下さい。)、2014年央の80ポイントが利上げ直前では100ポイントまで上昇。25%もドル高となっておりました。

これは、ちょうど日銀が異次元緩和を始めた時とは全く逆の状況でした。あの時は、異次元緩和をしなくても、それまで長く続いた円高が75円まで行き着き、どうみてもそれ以上の円高には持って行けずに、ちょうど円安反転するタイミングでした。今回はそれとは逆に円高反転するタイミングでのFRBの利上げと、それを後押しするような日銀のマイナス金利の突然の発表でした。

為替市場には2013年段階でも1日に6.2兆ドルもの資金が流れ込んでおります。たったの1日です。一旦、円高のモーメンタムが優勢になった時の「円買い」の圧力は急流どころではありません。このモーメンタムに逆らうことは中央銀行でもできません。(一時的なアナウンス効果はありますが、円高の動きを押し戻す力はないということです。)

為替の円安と株高は軌を一にしますから、ここにきて、いわゆるアベノミクスは破綻、もしくは振り出しに戻ってしまったということです。言ってみれば、円安転換の時期に、アベノミクスという呪文に悪のりした連中が円安=株高に乗じて一儲けを仕掛けたに過ぎなかったということですね。沙漠に浮かぶ蜃気楼のようなものがアベノミクスだったという訳です。そして、蜃気楼なら単に消えるだけですが、年金資金を無責任体制で株に突っ込み、巨額の穴を開けてしまった、この後遺症というにはあまりに大きな傷跡は、必ずや将来に禍根を残すことになることでしょう。そしてこれまでの政策でいずれ日銀が債務超過になったと市場に認識されれば、それはそれで急激な日本売りとなり、国民生活が一気に破綻の淵に近づくことになります。

こうした危険な政策をアベノミクスの名の元に推し進める現政権の支持率が高いままであることは、これはもう形容する言葉がありません。マイナス金利という、普通の国民には「不気味」に映る政策が、いずれアベノミクスの評価に対する、一般国民の見方を一変させる可能性に賭ける以外にはないかも知れません。その程度の賢明さはまだ日本人には残っていることでしょう。

「一定の期間ならすべての人間をだますことはでき、一部の人間ならば長い間だますことはできる。だが、永久にすべての人間をだまし続けることはできない。」(リンカーン)
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週間市場概況(2.5.2016)

2016-02-06 10:16:23 | 市場概況
2月5日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は1月29日比、

◆CME日経先物:16560円(-1290円)OSC52%(-12%)RSI47%(-8%)VR改90%(-137%)

◆日経平均:16820円(-699円)OSC52%(-3%)RSI49%(+1%)VR改64%(-27%)

◆TOPIX:1369(-63)OSC53%(-4%)RSI48%(+-0%)VR改66%(-24%)

◆マザーズ指数:791(-41)OSC51%(-5%)RSI51%(+7%)VR改102%(-1%)

◆東証2部指数:4365(-117)OSC52%(-10%)RSI50%(+5%)VR改88%(-22%)

◆日本10年物国債先物(JGB):151.68円(+1円10銭) 金利さらに急低下

◆信用残評価損益率:売り残-5.856%(+3.365%) 損失幅急縮小
          買い残-16.71%(-4.242%) 損失幅急拡大 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-3.2%(-2.3%)下方乖離再度拡大

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 63.03%(-10.59%) 
 マザーズ: 73.42%(-7.03%)    
 東証2部: 74.31%(-6.97%)    

【海外市況】

◆NYダウ:16205(-261ドル)OSC61%(+2%)RSI54%(+2%)VR改124%(-30%) 

◆上海総合:2763(+26)OSC53%(+11%)RSI41%(+6%)VR改57%(-20%)

◆ドル・円:116.82(-4円27銭)OSC47%(-22%)RSI48%(-23%)↓円高昂進

◆米10年債利回り:1.86%(-0.08%)RSI30%(-3%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.3%(-0.03%)RSI55%(-12%) 
 対10年債スプレッド:1.56%(-0.05%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:23.38(+3.18)RSI53%(+7%)

◆CRB指数:162(-5)RSI43%(-6%) 

◆WTI原油先物:31.00ドル(-2.74ドル)RSI45%(-6%)

◆NY金:1174ドル(+56ドル)RSI77%(+16%)

上海総合を除いた株と原油を始めとした商品は、先週とは真逆の動きで大きく下落。債券の利回りの低下と金の上昇は先週からの流れのままに進んでおります。

日本ではマイナス金利の導入の影響で国債金利が更に低下したのは明快ですが、アメリカの債券金利がそれと歩調を合わせるように下落を続けているのは、週末の雇用統計にも表れているように、このままアメリカだけが利上げを続ける環境にはないのではとの懐疑が、市場関係者の間で台頭してきているからだと思われます。

先週のコメントで、マイナス金利の影響が円安、株高を招き、更に債券の金利の低下をもたらしていると書きましたが、この1週間で円安、株高のトレンドは見事に反転してしまいました。理論上は長期には日米金利差に基づく円安傾向になり、それが株価を押し上げると見ていたのですが、どうやら、アメリカの利上げが予定通りには進みそうもない情勢が、週末の雇用統計などで見えつつあることと、金融機関にとっては手持ちの現金を、あるいは当座預金に積み上げてある現金を、もっと有効活用する必要性から国債買いに向かい、それで更なる国債金利の低下をもたらしているようです。

先週のコメントで、金融機関が持つ国債の放出(による日銀当座預金への更なる積み増し)が(マイナス金利の影響で)減り、日銀が相変わらず80兆円を買い続ける異次元緩和の中での、市場での国債の逼迫が金利低下を招くと書いたこととは異なる理路が起こっての金利低下でした。この点はお詫びして訂正したいと思います。

なお、マイナス金利の影響について、東海東京証券が分かりやすく動画で説明しております。金融機関が企業などに融資した時の、「貸し出し支援基金」としての「マクロ加算残高」を日銀が機動的に増やすことで、マイナス金利の影響を受ける部分がかなり少なくなるという「かしこい仕掛け」が仕込まれているようです。このあたりをご覧下さい。

http://www.tokaitokyo.co.jp/tv/public/market/economisteye.html
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