株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

アメリカの住宅価格が再々度下落傾向へ

2010-10-31 09:35:35 | 株に出会う
先日、ケースシラー住宅価格指数の今年8月分が発表されました。

驚いたことに、全米20地区の指数の前月比での上昇地区数が激減しております。

*2010年4月-----19地区
*     5月-----19地区
*     6月-----18地区
*     7月-----13地区
*     8月----- 4地区

7月度でその兆候は見えていたのですが、その時点では、タックスクレジットプログラムが4月に終了していたにもかかわらず上昇地区がまだ過半を占めており、また今回のケースシラー住宅価格指数の発表に先立つ、全米住宅建設業協会(NAHB)や中古住宅販売件数が緩やかながらも上昇していましたので、ある程度の楽観はしておりました。

しかしながら、金融機関による差し押さえの一時停止の影響が出る前の8月の数字がここまで落ちていたということは、下げ止まったかに見えた住宅価格が再々度下落に向かった証拠かも知れません。

なお、新築住宅の平均価格は今年の8月に1年前の値段を抜き、9月分も少しですがまだ上昇しております。(ケースシラー住宅価格指数は新築も中古も含めたその地区の住宅価格ですので注意。)この新築住宅価格(今年の7月が底-$209800ドル)まで下落に転じると、デフレ的症状だと判断されます。

中古住宅の平均価格は9月分(Hanle Wood Marketing Intelligenceの調査)は、8月より5800ドル下落し$171700ですので、恐らく11月後半発表のケースシラー住宅価格指数の9月度分も下落が継続しているものと思われます。これに金融機関の差し押さえ一時停止で、もう少し(安い差し押さえ物件の市場への供給を)待とうという心理が働きますので、ますます指数が悪化するものと思います。

アメリカの景気は、この住宅価格問題が解決(コンスタントに上昇)しないと、良くなりませんが、住宅価格の低迷は就業者が増加に転じないことには止まりません。家が売れないため他の州(にあるかも知れない)での職探しが出来ないことも一因です。

そのため、FRBの量的緩和第二弾を市場は催促し続けている訳ですが、これによって金利を下げてもAffordability Index(30年固定金利と購入価格からの買いやすさ指標)は上がるものの、実需は失業率の改善がない限り増えません。
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明日のモニタリング銘柄(11.1.10)

2010-10-31 08:26:50 | 明日のモニタリング銘柄
明日、11月1日(月)のモニタリング銘柄です。

1.7751キヤノン
 こういう大型株は反転時期を予測しづらいのですが、OSC、VR改、RSIだけに着目して、押し目(3680円~3620円)からの反発を予測し検証してみます。

2.7011三菱重工
 金曜日は中間決算良好で結構戻しております。まだ上げ初動。押し目狙い。

3.5631日本製鋼所
 ベトナム原発関連で動意ずくとすれば、この押された株もか?

4.6849日本光電工業
 テルモの不振に足を引っ張られている感がありますが、一応1500円の大台割れは回避。ここから凌げるか?

5.2432DeNA
 何とか底を脱した感がありますが、日替わりで上下しており、明日も一旦高値をつけてからの利確売りに注意。

以上です。
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休日のバッハ(10.30.10)

2010-10-30 10:21:29 | 休日のバッハ
ここオセアニア地方は朝から台風の影響で雨が降っておりますが、こうした肌寒い雨の日にふさわしく、今日の「休日のバッハ」は、6曲からなる「音楽の捧げ物」より、筆者が最も気に入った曲をお届けします。

本当は若い頃に聴いたカール・リヒターの盤を取り上げたかったのですが、何せLPレコードのものしかなく、代わりにハンガリーの文化財団のスポンサーシップを得てレコーディングしたという、ハンガリー(多分)の4人のメンバーによる演奏をお贈りします。

フルートがGyongyossy Zoltan、オーボエがHadady Laszio、バスーンがLakatos Gyogy、そしてチェンバロが唯一の女性Dobozy Borbalaです。あちら語ですから、何と発音するのか皆目分かりません。

ゆったりとした情緒感溢れる曲です。

今から263年前、バッハがフリードリヒ大王の宮廷を訪ねたとき、ハ短調のテーマを大王より与えられ、2ヶ月後に献呈したことから、「音楽の捧げ物」として知られております。

263年前といえば、日本は江戸時代の中期で「東海道五十三次」で有名なように、皆さん、テクテクと東海道を歩いていた時代です。その宿場町では三味線か尺八の音色しか聞こえなかったことでしょう。まさに、その時に作られた音楽です。かなり時代を超えて生き延びておりますね。

いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。

期間限定の公開です。
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市場概況(10.29.10)

2010-10-30 06:59:12 | 市場概況
10月29日(金)の市場概況です。 下部に29日の海外市況

◆日経先物:9190円(-180円)OSC31%(-5%)OSC31%は7月5日の27%以来。RSIは28%(-5%)は8月27日の27%以来の低さ。
◆日経平均:9202円(-164円)OSC31%(-2%)OSCは底抜け。7月5日の30%以来の低さ。 RSIは30%(-2%)こちらは8月27日の29%以来の低さ。
◆TOPIX:811(-3)OSC40%(+3%)10月18日のOSC35%からコンバージェンス中。 RSIは32%(+1%)こちらは切り返す気配。
◆マザーズ指数:348(+1)OSC39%(+1%)10月28日の38%、終値347ポイントから切り返しに転じたか?RSIは27%(+1%)

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率:19%(+3%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率:59%(+10%)

今日の相場の最悪期は前場の10時前。その時に10日高値平均値超の銘柄数が11%にまで低下。その後は少しずつ切りかえして最後は17%です。悪いのは徹底的に落とされておりますが、良い銘柄はそれなりの切り返しを見せております。

モニタリング中の計223銘柄のうち、唯一買いサインが点灯した8766東京海上HDを、引け際にプラ転を確認し2259円で買い持ち越し。最後の1分で買いサインが消滅しましたが、下値が確認できた3625テックファームを99100円で買い、そのまま持ち越し。

下落相場でしたが何とか負けを回避しプラスで終了。惜しかったのは7282豊田合成。決算が予想より悪く、1787円あたりでもみ合っている時に、空売りの発注を用意しながら最後のマウスの一押しが出来ず。これが筆者の優柔不断なところ。

【以下は10月29日の海外市況】

◆ドル・円:80.43円(58銭の円高)OSC46%(-4%)RSIは32%(-5%)10月27日のOSC55%から円高へと転じる。
◆ユーロ・ドル:1.394ドル(+0.001ドル)OSC51%(-1%)27日のOSC42%から斬り返しに転じたか?RSIは52%(+2%)
◆USドルインデックス:77.17(-0.14)200MA(81.86)と50MA(79.84)割れからの下落トレンドが止まり反発体勢から揉み合い中。
◆米10年債利回り:2.63%(-0.06%)ついに50MA(2.59%)を突破し更に急伸し下落。
◆NYダウ:11118ドル(+5ドル)OSC58%(-1%)RSIは58%(+-0%)10月25日の53%から再度コンバージェンス中。
◆Nasdaq:2507(+-0)OSC65%(-2%)18日の74%からダイバージェンス中。10月7日の57%からは引き続き上昇中。RSIは76%(+-0%)
◆VIX指数:21.2(+0.32)200MA(23.53)と50MA(22.22)から大きく下放れた後、揉み合い中からじり高で50MAに近づく。
◆原油先物:81.42ドル(-0.76ドル)200MA(78.27ドル)を一気に抜き去り8月初旬の水準に達っして揉み合い中。終値で85ドルの壁がなかなか突破できず。
◆CRB指数:300.53(+0.64)週足の200MA(302.44)に再度あと一息まで迫り押し返され揉み合い中。 
◆NY金:1358.1ドル(+14.4ドル)7月末あたりから上昇し新値更新トレンドの下限レンジで揉み合いから少し抜け出す。
◆シカゴCME(円建て):9170円(-20円)

海外株式市場は欧州市場も含めて小動き。米GDPも予想通り。マイクロソフトの決算が株価を下支え。ミシガン大学消費者信頼感指数は前月より少々低下。段々とQE2も近づき、株式市場のテーマに枯渇しつつある状況。そんな中、ユーロLIBORが不気味な上昇継続中。アメリカは根源の住宅問題が再燃懸念、ユーロは相変わらずのソブリン危機。となると、待避通貨としての円に買いが集まり15年ぶりの円高に。コアを除く消費者物価指数は年率0.8%(予想は1.0%)で落ち着いております。しかしドルは更に弱くなるとモルガン・スタンレーが予測。これまでのユーロ・ドルレートの予想$1.36に対して$1.46としております。
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10月29日(金)のつぶやき

2010-10-30 02:52:38 | 株に出会う
08:52 from web
「朝の外資系証券10社経由の注文状況は、売り1130万株、買い1620万株、差し引き490万株の買い越しとの観測。」だそうです。フィスコの想定レンジは上限 9450円-下限 9300円で、上値が昨日よりも少し下。
11:04 from web
今日は先物が、ずっと抵抗線だった9350円を割り込むや怒濤の下げ。決算の思惑がある銘柄は下げ渋り。例えば13時発表予定の6503三菱電機、夕方発表の6268ナブテスコなど。昨日決算とは知らなかった3092スタートトゥディは、通期予想がコンセンサスに届かず、結局下げましたね。
11:24 from web
前場終了段階の10DHMA超の銘柄数%は12%、10DLMA未満の銘柄数%は66%となっております。そろそろ反発体勢に。東証の2割が年初来安値更新。持ち越しの2342トランスGはうまく利確。5214日本電気硝子を節目に1円高い1068円で拾うも+3円で逃げるのがやっと。
15:32 from goo
市場概況(10.29.10) #goo_mariomari http://blog.goo.ne.jp/mariomari/e/6f9731eda9a6d323feeaba1b290c5ac5
by mariomariot on Twitter
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