株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(3.10.09)

2009-03-09 21:26:15 | 明日のモニタリング銘柄
夜に入って、ドル・円が99円を回復してきております。しかし、日経先物のイーブニングセッションは6960円まで下落し記録を更新しております。これは日本の経常収支が1728億ドルの赤字となり予想を上回ったことが原因でしょう。

そして、あのバフェットの発言、「経済は崖から突き落ちた」が注目されております。昨年彼がゴールドマン・サックスやGEへの投資を行ったのは、チョイと早すぎたという後悔があるのかどうか?

世界銀行が2009年度は、第二次世界大戦後初めて世界経済がマイナス成長となる可能性を指摘し、世界の貿易も過去80年で最悪となるとの見通しを発表。さすがのバフェットも過去に経験のない事態なのでしょう。従って、彼の過去の成功譚からの投資行動の羅針盤も少々ぶれたということなのか?

明日、3月10日(火)のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補銘柄

1.5302日本カーボン(162円)
 今日は東海カーボンに引っ張られただけなのか?

2.8905イオンモール(980円)
 切り返したかに見えるが?親の調子が子に響く。

3.7974任天堂(26230円)
 円安も追い風か。

【モニタリングB】 底値見極めリバウンド狙い銘柄

1.8035東京エレクトロン(2875円)
 2875円の攻防を制すれば。

2.9433KDDI(464K円)
 ここから更に押せば、幾ら何でも多少の意地はあるでしょう。

3.8410セブン銀行(216400円)
 ここまで落ちてPERは16.23倍。そろそろ下げ止まるか。

以上です。
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どこで臨界点に達するか?

2009-03-09 11:14:36 | 株に出会う
必死の7300円の攻防に先週あえなく破れ、後は7000円ラインを巡る外資と国内勢との攻防となっておりますが、どう見ても分が悪い展開です。

一気に谷底まで持って行かれれば、そこからの更なる下落は、大がかりな仕掛け以外にはありませんので、意外とリバウンドのエネルギーも出てくるものですが、今回の下落はもっともたちの悪い、いわゆるジリジリと押されての後退に次ぐ後退です。

これは、買いを待っているトレーダーにとって最悪の展開。

今日配信の日経ビジネスオンラインに、「杞憂とは言えない株価5000円」とのコラムがありました。

結構、マクロ経済を鋭く読み解いております。それによるとPERは2月27日段階の日経平均72倍に対して、NYダウは10.7倍、ドイツのDAXでも9.2倍です。

円安傾向もあり、この水準で外人勢が買うことは考えられません。世界平均のPERから売られ過ぎにならないと、過去でも外国からの資金の流入がないのに、今の割高な日経平均が買われる筈はありません。

モニタリング銘柄も、抵抗線を突破したので一斉に買いが入ると思えば、そこからはカウンターパンチで逆に売り込まれる始末。これは心理的には最悪です。段々と積極的なトレーダーがいなくなります。買いが買いを呼ぶ展開ということには絶対にならない訳です。

むしろ、いつ売り浴びせようかと全員が虎視眈々と狙っている市場ですね。

と言う訳で、前場は全く心理的にも入る気にならず。

後場は早々に、期限が迫っている確定申告のために近くの税務署に出かけようかと思っております。

なお、タイトルに書いた臨界点とは、買い支えのギリギリの攻防での臨界点のことです。いわば、これを超えると一気呵成に6000円めがけて急落する、その意味での臨界点です。最初の関門は、日経平均の安値の6995円であることは明白です。
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