株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

週間市場概況(1.29.2016)

2016-01-30 09:53:59 | 市場概況
1月27日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は1月22日比、

◆CME日経先物:17850円(+620円)OSC64%(+11%)RSI55%(+17%)売買指数170%(-16%)

◆日経平均:17518円(+560円)OSC55%(+14%)RSI48%(+18%)売買指数142%(-22%)

◆TOPIX:1432(+58)OSC57%(+17%)RSI48%(+19%)売買指数148%(-14%)

◆マザーズ指数:831(+57)OSC56%(+16%)RSI44%(+12%)売買指数127%(-41%)

◆東証2部指数:4482(+196)OSC62%(+25%)RSI45%(+19%)売買指数178%(+5%)

◆日本10年物国債先物(JGB):150.58円(+1円9銭) 金利急低下

◆信用残評価損益率:売り残-9.221%(-3.876%) 損失幅急拡大
          買い残-12.468%(+3.96%) 損失幅急縮小 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-0.9%(+5.2%)ほぼ25MA上に

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 73.62%(+11.43%) 
 マザーズ: 80.45%(+15.83%)    
 東証2部: 81.28%(+13.59%)    

【海外市況】

◆NYダウ:16466(+373ドル)OSC59%(+14%)RSI52%(+25%)売買指数195%(+25%) 

◆上海総合:2738(-179)OSC42%(-11%)RSI35%(+3%)売買指数180%(+73%)

◆ドル・円:121.09(+2円33銭)OSC69%(+11%)RSI71%(+26%)売買指数173%(-2%)↑円安昂進

◆米10年債利回り:1.94%(-0.13%)RSI33%(-9%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.33%(+0.02%)RSI67%(+-0%) 
 対10年債スプレッド:1.61%(-0.15%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:20.2(-2.14)RSI46%(-4%)

◆CRB指数:167(+3)RSI49%(+8%) 

◆WTI原油先物:33.74ドル(+1.49ドル)RSI51%(+8%)

◆NY金:1118ドル(+20ドル)RSI61%(+5%)

日銀のマイナス金利の導入発表で、株式市場と為替市場、そして国債市場は大きく反応しました。構図として見ると、円がマイナス金利→ドルの価値の増大→ドル買い=円安=株高。国債については、マイナス金利=金融機関の持つ国債の放出減=国債市場の逼迫=価格上昇=金利低下、となります。

金融機関が持つ特に長期国債は、これまでは、適宜売却しても日銀当座預金に積んでおけば0.1%の付利があったものが、逆に0.1%の金利を金融機関は払うことになる訳ですから、日銀当座預金には預けないで「融資」に回すことを日銀は期待しているようですが、融資をする先がないことに加えて、融資をする際のリスクファクターは0.1%どころではありません。通常1%程度は見ている訳ですから、たった0.1%のために銀行が融資を増やすとはとても思えません。逆に外債や外国株の購入比率を、特にメガバンクは増やすのではないでしょうか?しかし、今回の発表で円安がこれだけ進行しております。0.1%の金利負担を避けるために金融機関が円をドルに換えて外債などに投資するとも考えられません。

となると、今回の日銀のマイナス金利の発表によっては、金融機関はこれまで以上に、国内にも海外にも投資行動をシフトさせることはないと見るのが自然かと思います。なお、既に積まれている当座預金の基礎残高(22日現在で256兆円)や、金融機関が本来準備資金として日銀に預けるべきマクロ加算残高(5兆円程度)を除いた部分のみが、今回のマイナス金利付与の対象金額ですので、当面は金融機関には影響が出ません。下記URL参照。

http://dol.ismcdn.jp/mwimgs/3/d/330/img_3d15fca3dd0cea2a09f9e43a73fe9a9121731.jpg

しかし、金融機関が新規に手持ちの国債を売って当座預金に預けるにつれ、じわりと損失が拡大していきます。その分、銀行収益が圧迫されるため、国内の預金金利を下げるなりして、また貸出金利を上げるなりして収益をバランスさせることもあり得ます。そうなると、益々借り手と預け手が少なくなり、景気浮揚どころか景気悪化の引き金を引きかねません。そうした副作用も考えた上での日銀の政策決定会合での僅差の決定だったようですが、これは、まさに金融政策でいよいよ打つ手がなくなってきたことの証左と言えるかと思います。
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1月23日(土)のつぶやき

2016-01-24 01:10:10 | 株に出会う

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週間市場概況(1.22.2016)

2016-01-23 14:54:27 | 市場概況
1月22日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は1月15日比、

◆CME日経先物:17230円(+435円)OSC53%(+18%)RSI38%(+16%)売買指数186%(+154%)

◆日経平均:16959円(-189円)OSC41%(+7%)RSI30%(+7%)売買指数164%(+133%)

◆TOPIX:1374(-28)OSC40%(+7%)RSI29%(+3%)売買指数162%(+127%)

◆マザーズ指数:774(-27)OSC40%(-1%)RSI32%(-7%)売買指数168%(+149%)

◆東証2部指数:4287(-130)OSC37%(+3%)RSI26%(-7%)売買指数173%(+162%)

◆日本10年物国債先物(JGB):149.49円(-7銭) 金利上昇

◆信用残評価損益率:売り残- 5.345%(-0.121%) 損失幅拡大
          買い残-16.428%(-0.653%) 損失幅拡大 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-6.1%(+1.5%)下方乖離縮小

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 62.19%(+2.48%) 前日は53.82%
 マザーズ: 64.62%(+7.17%)    56.45%
 東証2部: 67.69%(+1.14%)    60.16%

【海外市況】

◆NYダウ:16094(-286ドル)OSC45%(+9%)RSI27%(+5%)売買指数168%(136%) 

◆上海総合:2916(+16)OSC53%(+18%)RSI32%(+12%)売買指数107%(+77%)

◆ドル・円:118.76(+1円83銭)OSC58%(+20%)RSI45%(+28%)売買指数175%(+139%)↑円安昂進

◆米10年債利回り:2.07%(+0.04%)RSI42%(+8%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.31%(+0.07%)RSI67%(+11%) 
 対10年債スプレッド:1.76%(-0.03%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:22.34(-4.7)RSI50%(-12%)

◆CRB指数:164(+4)RSI41%(+17%) 

◆WTI原油先物:32.25ドル(+1.57ドル)RSI43%(+17%)

◆NY金:1098ドル(+9ドル)RSI56%(+3%)

激動の一週間が終わりました。終わってみれば、原油の週末二日間での急反発により、株高、円安へと導かれております。いわゆる中国不安は、上海総合の株価を見る限り、この1週間では大した変化はありませんが、ここが正常な西欧の市場とは異なり、当局の差配があるのかどうか、じわりじわりと安値を切り下げる動きとなっております。

注目すべきは日経225先物と日経平均の相関関係が崩れていることですね。いずれにしても株価がここまでボラティリティを大きくしているのは、あのリーマンショックの後のサーキットブレーカー発動の時以来です。あの時は、乱高下の後、結局は大きく下げていった訳ですが、今回も、原油の持ち直しを契機として、ECBの追加緩和観測が後押しし、一時的な株価の反発はあったにせよ、世界経済が内包する諸問題は一向に解決されておりません。

今は、原油価格という分かりやすい指標で株価が大きく左右されているおりますが、この原油価格の下落に伴い、次なるショック、例えばシェール企業の破産続発や中国の特に地方政府の財政問題の顕在化などが出てくるなら、これは世界経済の大きな波乱が本格的に起こり、今回の一時的な株価の持ち直しが、更なる大きな下落の波に襲われる可能性があると言えそうです。

日経225の24ヶ月移動平均は、現在、17500円近辺です。これをきっちりと超える勢いが出ないと、こうした懸念は現実化しそうですね。ということで、今は過渡期というか正念場というか、中長期で見てかなりクリティカルなポイントに差し掛かっていると言えるかと思います。
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週間市場概況(1.15.2016)

2016-01-16 11:58:15 | 市場概況
1月15日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は1月8日比、

◆CME日経先物:16795円(-485円)OSC35%(+8%)RSI22%(+1%)売買指数32%(-29%)

◆日経平均:17147円(-551円)OSC34%(+5%)RSI23%(+-0%)売買指数31%(-98%)

◆TOPIX:1402(-45)OSC33%(+3%)RSI26%(-2%)売買指数35%(-79%)

◆マザーズ指数:801(-74)OSC41%(-11%)RSI39%(-7%)売買指数19%(-96%)

◆東証2部指数:4416(-174)OSC34%(-11%)RSI33%(-9%)売買指数11%(-106%)

◆日本10年物国債先物(JGB):149.56円(+15銭) 金利低下

◆信用残評価損益率:売り残- 5.224%(+1.946%) 損失幅大幅縮小
          買い残-15.775%(-3.263%) 損失幅大幅拡大 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-7.6%(-1.0%)下方乖離拡大

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 59.71%(-3.19%)
 マザーズ: 57.45%(-5.04%)
 東証2部: 66.55%(-6.88%)

【海外市況】

◆NYダウ:15988(-358ドル)OSC36%(+5%)RSI22%(-5%)売買指数32%(-17%) 

◆上海総合:2901(-285)OSC35%(-5%)RSI20%(-9%)売買指数30%(-65%)

◆ドル・円:116.93(-49銭)OSC38%(+9%)RSI17%(+14%)売買指数36%(-48%)↓円高昂進

◆米10年債利回り:2.03%(-0.1%)RSI34%(-6%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.24%(+0.04%)RSI56%(+6%) 
 対10年債スプレッド:1.79%(-0.14%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:27.02(+0.01)RSI62%(-6%)

◆CRB指数:160(-9)RSI24%(-8%) 

◆WTI原油先物:30.68ドル(-2.2ドル)RSI26%(-2%)

◆NY金:1089ドル(-15ドル)RSI53%(-9%)

先週からの流れを引き継いで、週央に1度切り返す動きはあったものの、それは売り方の買い戻しによるものであり、結果は年初からの流れを受け株式はいずれも下げております。日本では比較的頑張っていた新興市場も主力市場と一緒に滑落。

こうなると債券に資金が流れるのはもっともですが、既に利回りが低下しすぎてるためか、さほど大きな下げ変化にはなっておりません。

ちょっと注目すべきは、VIX指数が先週とほとんど変わらないことと、ゴールドが下げていることです。
また、テクニカル指標には入れておりませんが、UDドルインデックスが昨年12月の利上げの時97レベルまで下げましたが、今は99でありさほど上げても下げてもいません。巷間言われるようなドル安=円高の図式はあてはまりません。

となると、やはり原油安の世界経済に与える影響が最大のポイントだと思います。産油国のソブリンファンドからの株式市場への売り圧力、資源国の財政問題(間接的には中国経済の停滞が影響)、これに時々地政学的事件が絡んでの株安ということですね。

なお、最新のLIBORチャートを見ると、米ドルだけが上げております。ヘッジファンドの資金繰りに少々異変があったのかも知れません。もう少し注視しておく必要がありそうですね。

http://forex24.jp/libor/usd/

なお、もう1つの先行指標としてのイールドカーブ(米国債の長短金利差)は順イールド(1.79%)を保持しており、米国景気そのものがおかしくなりつつある訳ではなさそうです。とはいうものの、過去の例からするとイールドカーブに異変が見えてから1年近くの時間を経て市場が混乱に陥りますのでこれも要注視ですね。

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1月9日(土)のつぶやき

2016-01-10 01:10:39 | 株に出会う
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