株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

騰勢に陰りが

2009-03-27 11:23:00 | 株に出会う
今回のプチバブル相場、ゴールドマン・サックスの仕掛けと言われております。それに乗じてBNPバリバが強気で立ち向かっている構図ですが、前場の終盤に永世中立国スイスのUBS軍の売りの突撃があったようです。

しかしGS軍はどこかへと隠れていたため、UBS軍からすれば敵陣にどの程度の損傷を与えたのかは不明。天下のGSに刃向かうとは、さすが永世中立国の鍛え抜かれた民兵だけあります。要するに、自衛軍というのは士気が高いのです。それに対して、傭兵というのはお金で戦争に行っている訳ですから、命あっての物種ということに勢いなってしまいます。

適当に戦うフリをして、軍紀に触れない程度にサボっていたい訳ですね。筆者の学生時代のアルバイトの時のように。しかし、このオプション戦争はひとり一人の士気が高いのか低いのかはあまり関係なさそうです。仕手戦と同じで資金力がものを言いますが、それには時の流れを引き寄せるだけの「政治力」が大いに影響を与えるようです。

期末を控え日米共に決算対策に大わらわの筈です。ドル需要も更に増えております。今日は一時98.75円レベルまで円安が進みました。今日、98.8円で引けるかどうかが、相場博士によれば、更なる円安に振れるかどうかの鍵だそうです。

前場の波乱は98.5円レベルへと引きずり下ろされた円高に乗じての闇夜の突撃だったかと思います。GS軍は多分どこかで高見の見物をしていたことでしょう。

この勝負、やはりアメリカの政府筋に深く食い込んでいるGS軍の勝ちと見立てます。ひと息つかせて、売りを誘っておいてから、月末にかけてのピークアウトを狙っているものと。

前場はこうした中、売買の的を絞れず、持ち越しの弱小株を売って、更にその売値の上で買い戻したりと、いつものようなフラフラ状態のトレードのみ。

前場終盤の下落局面で、もしさほど落ちなかった株があれば、その株は強いと判断出来ます。

後場は、そのような株を何とか発掘して一矢を報いたいものです。
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市場概況(3.26.09)

2009-03-27 07:13:03 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は27日朝の更新

春に捧げる「狂気の乱舞」を演じた3月26日(木)の市場概況です。

◆日経先物:8710円(+270円)、OSC74%(+3%)3月9日の40%から切り返し中。
◆日経平均:8636円(+156円)、OSC75%(+4%)3月10日の42%から切り返し中。
◆日経平均指数値倍率:116(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:826.81(+8.32) OSC72%(+3%)3月10日の41%から切り返し中。
◆マザーズ指数:306.62(-2.08)、OSC48%(-7%)3月12日の41%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:467.63(-0.38)OSC66%(-1%)3月9日の34%から切り返し中。
◆国債先物:ひまわり証券での取扱いが廃止となったため、しばらく休載します。
◆ドル・円:98.76円(1円17銭の円安)OSC53%(+2%)3月19日の44%から二枚腰発揮中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8710円(大証終値と同値)
◆シカゴ日経先物:8745円(円建て、大証終値比+35円)更新
◆NYダウ:7925ドル(+175ドル)OSC62%(同値)3月20日の56%から二枚腰発揮中。更新

後場引け際は狂気の上げ。ついに先物は8700円乗せです。いうべき言葉もありません。

しかし、その後場は1983東芝プラントシステムが871円まで上昇したので安心していたところ、何と、損切り目途の858円までこの好地合に逆らって?降りて来ているではありませんか。仕方なく、たったの+3円で降りました。この株、未だ自爆弾を抱え込んでいるようです。結果的にはこのあたりが最悪の選択だったのですが、それはそれ、ルールを守ることが重要。(しかし後で見ると、今日は原発関連が上げているというニュースがありました。何故、この株だけ上がらないのか?これも株ですね。はぐれオオカミはどこにでもいるということ。)

先物は、とりあえず高値目途に到達しました。ここから先は勢いだけしかありません。

従って、引け際に指していたものはすべてキャンセル。先日の二の舞をする訳にはいきません。上げた時は撤退です。

1つだけ、地味系の株を持ち越し。これは東芝プラントシステムのような動揺もなく、一直線に上り詰めているだけですので、あえて降りることもありませんでした。

--------27日朝のコメント-------

NY債券市場は懸念された7年債の入札が無事通過。債券の金利は低下しました。

家電小売り大手のベストバイがアナリストの予想を上回る好決算を出し、ハイテク関連に買いが入って、NYダウは上昇。OSCもそのまま62%となり、3月18日の66%についでまだ騰勢を保っております。

自動車業界は救済される見通しです。数日以内に具体的な方策が発表されるとのこと。

この自動車業界ですが、ビッグスリーだけの救済では済むものではなく、部品業界もかなり危うい状況です。部品業界が軒並み連鎖倒産でもすれば、ビックスリーそのもののクルマ作りにも影響が出ます。

そう言う意味では、アメリカに限らず、自動車というのは社会の隅々まで根を張った大きな産業ということが今更ながらに言えますね。

この自動車業界が立ち直りを世界的に見せないと、今回の恐慌からの脱出は叶わないと思います。

ところで、東京モーターショーにVWまでもが不参加とは驚きました。日本で一番売れている外車です。しかも新車も沢山あって業績も自動車業界ではもっとも好調です。

これは日本の市場に対する見切りというよりは、無駄な経費をここまで削減するのか、それとも、日本の景気の悪化が世界のどこよりもひどいため、費用対効果で冷静に判断したのか、どちらかでしょう。いずれにしても、例年の半分しか参加メーカーがいないとは、モーターショーそのものが世界に見限られているのかも知れません。
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