ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

歴史編(5)どっちの恋がホンマもんやろ

2009年08月28日 | 歴史編
■平成21年8月28日■
万葉集に詠われた歌を 歴史の流れに沿って 採り上げ 「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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中大兄皇子なかのおおえのおおじ 純な鏡王女かがみのひめみこに 恋をする


妹が家も ぎて見ましを 大和なる 大島のに 家もあらましを
高安山たかやすに お前の家が あったらな お前おもうて ずっと見られる》
                         ―中大兄皇子―〔巻一・九一〕 

秋山の の下かくり く水の われこそさめ 御思みおもひよりは
《木の下を くぐって流れる 水みたい うちの思いが 深いであんた》
                         ―鏡王女―〔巻一・九二〕 




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