NHK教育TVで「日めくり万葉集」第2弾が始まりました。
平日の午前中ということで 勤めの方は 見る機会に恵まれません。
また 見落とされた方も 居られるやも知れません。
そこで ここで取り上げて 訳し・「みじかものがたり」を 掲載したく思います。
ご覧下さい。
【九月二十二日】放映分
道の辺の いちしの花の 著しろく 人皆知りぬ 我が恋妻は
《恋慕て わし隠してた あの児やに はっきり皆に 知られて仕舞た》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四八〇)
【万葉歌みじかものがたり】《恋忘れ草》
生える草花 身近の仲間
託す心は 普段着ままよ
川の玉藻に あの児を重ね
黒髪偲び 独り寝思う
我が背子に 我が恋ひ居れば 我がやどの 草さへ思ひ うらぶれにけり
《恋焦がれ うちがしょんぼり してたなら 草も萎れて しょんぼりしてる》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四六五)
道の辺の 草深百合の 後もと言ふ 妹が命を 我れ知らめやも
《百合花の 後で後でと 言うお前 お前の寿命 わし分らんが》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四六七)
(百合→後も)
港葦に 交じれる草の 知草の 人皆知りぬ 我が下思ひは
《葦混じり 生える知草 知られたで 周り皆に 心思いを》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四六八)
(知草→知りぬ)
我がやどの 軒のしだ草 生ひたれど 恋忘れ草 見れどいまだ生ひず
《うちの家 軒のしだ草 生えとるが 恋忘れ草 生えとらんがな》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四七五)
打つ田には 稗は数多に ありといへど選えし我れぞ 夜を一人寝る
《田圃には 稗は仰山 生えとるが 間引かれたわし 寝るん独りや》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四七六)
秋柏 潤和川辺の 小竹の芽の 他人には忍び 君に堪へなくに
《うちの恋 他人に知れん様 出来るけど あんたを見たら もう堪らんわ》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四七八)
(小竹→忍び)
道の辺の いちしの花の 著しろく 人皆知りぬ 我が恋妻は
《恋慕て わし隠してた あの児やに はっきり皆に 知られて仕舞た》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四八〇)
(いちし→著しろく)
山ぢさの 白露重み うらぶれて心も深く 我が恋止まず
《山ぢさが 露が重うて 萎れてる わしも萎れて 焦がれが止まん》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四六九)
水底に 生ふる玉藻の うち靡き 心は寄りて 恋ふるこのころ
《玉藻ぉ靡く みたいあんたに 心寄り 恋し思うで この頃うちは》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四八二)
敷栲の 衣手離れて 玉藻なす 靡きか寝らむ 我を待ちかてに
《袖交わし 出けんで黒髪を 靡かせて 独り寝てるか わし待ち兼ねて》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四八三)
――――――――――――――――――――
【新しい試みです】
「歌心関西訳」の作成過程をご覧ください。
これなら あなたも 訳せますよ。
<訳してみよう万葉集>へ
【万葉歌みじか物語】はこちら
<万葉歌みじかものがたり>へ
■リンク先
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【九月二十二日】放映分
道の辺の いちしの花の 著しろく 人皆知りぬ 我が恋妻は
《恋慕て わし隠してた あの児やに はっきり皆に 知られて仕舞た》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四八〇)
【万葉歌みじかものがたり】《恋忘れ草》
生える草花 身近の仲間
託す心は 普段着ままよ
川の玉藻に あの児を重ね
黒髪偲び 独り寝思う
我が背子に 我が恋ひ居れば 我がやどの 草さへ思ひ うらぶれにけり
《恋焦がれ うちがしょんぼり してたなら 草も萎れて しょんぼりしてる》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四六五)
道の辺の 草深百合の 後もと言ふ 妹が命を 我れ知らめやも
《百合花の 後で後でと 言うお前 お前の寿命 わし分らんが》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四六七)
(百合→後も)
港葦に 交じれる草の 知草の 人皆知りぬ 我が下思ひは
《葦混じり 生える知草 知られたで 周り皆に 心思いを》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四六八)
(知草→知りぬ)
我がやどの 軒のしだ草 生ひたれど 恋忘れ草 見れどいまだ生ひず
《うちの家 軒のしだ草 生えとるが 恋忘れ草 生えとらんがな》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四七五)
打つ田には 稗は数多に ありといへど選えし我れぞ 夜を一人寝る
《田圃には 稗は仰山 生えとるが 間引かれたわし 寝るん独りや》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四七六)
秋柏 潤和川辺の 小竹の芽の 他人には忍び 君に堪へなくに
《うちの恋 他人に知れん様 出来るけど あんたを見たら もう堪らんわ》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四七八)
(小竹→忍び)
道の辺の いちしの花の 著しろく 人皆知りぬ 我が恋妻は
《恋慕て わし隠してた あの児やに はっきり皆に 知られて仕舞た》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四八〇)
(いちし→著しろく)
山ぢさの 白露重み うらぶれて心も深く 我が恋止まず
《山ぢさが 露が重うて 萎れてる わしも萎れて 焦がれが止まん》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四六九)
水底に 生ふる玉藻の うち靡き 心は寄りて 恋ふるこのころ
《玉藻ぉ靡く みたいあんたに 心寄り 恋し思うで この頃うちは》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四八二)
敷栲の 衣手離れて 玉藻なす 靡きか寝らむ 我を待ちかてに
《袖交わし 出けんで黒髪を 靡かせて 独り寝てるか わし待ち兼ねて》
―柿本人麻呂歌集―(巻十一・二四八三)
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