２．４キロ

また会いました

仕事場を出たところに黒猫ちゃん

今回は逃げながらもにゃあと鳴きました

ごはんが欲しかったのでしょうか

そんなら次からカリカリ持ち歩いて

出会ったときに出してやりましょうか

駄目です

そうやってえ付けしたら

私がこなくなったときこの猫は困ります

どうかひとりでエサを獲得する方法をみつけてちょうだい

グリエはクリニックで体重２．４キロと言われました

みや子がぐったりしていたときに病院に連れていかなかったのには

訳があります

一度三日ほど眠り続けて

飲まず食わずだったときに病院に連れて行ったら

どこも悪くなくて

眠りたかっただけでしょうと言われたのです

それでまた同じだと思って放っていたけど

今回グリエを病院に連れて行ったら回復したように

あのときも連れて行けば…

でも九年後の今日まで生きていたかどうかはわかりません

いつまで生きさせれば満足がいったのか

そう考えるしかありません

今回のグリエ騒ぎでふと気が付くと

何だか文子が少し体重がもどってふっくら

私が毎日「文子ちゃんもっと太って」と言っていたのが

わかったのでしょうか

だからグリエにも言い続けています

「ぐりちゃん食べてお水飲んでまた筋肉美見せて」

老猫

文子がいよいよ

よぼよぼになって

ゼリー状のご飯しか食べない

金かかりまっさー

それで三日に一度くらいしかＢＥＮを出さない

出す頃には凝縮されて固－くなっているから

排ＢＥＮも大変

ぶるるるるると体がふるえて

筋肉のすがたがくっきりするくらい力んで

結局足腰がそれに耐えきれず

こてーんとひっくりかえってしまう

いたましくて　いたわしくて

抱きしめてしまう

でもご安心ください　出ましたから

そんな心配を毎日していたら昨日の朝

こところ元気がなくて玄関での私のお迎えもしなくなったグリが

起きないしご飯も水も受けつけない

さわるとがりがりにやせて

みや子も最後はこんなだった

夏バテだろうか

でも仕事に行かなければならない

一緒にいてやっても治るわけではないしと自分に言いわけをして

出勤　途中から涙が出てとまらなくなった

仕事に集中できない

何かせねばとクリニックに夕方の予約だけ入れた

いつかはわかれの時が来ると覚悟はできているつもりが

今の状況が受けいれられない

ならばいつなら別れられるのか

いつでもいやだ！

仕事が終わるとタクシーで帰宅し

すぐにがりがりのグリをバスケットに入れてクリニックに運んだ
　　　　　　　　

「脱水してますね」

と言われ血液検査をすると

「おやこの子、やせてるのに筋肉はしっかりしている」

はい、天井板つきやぶったりしてますから

そして肝臓も、腎臓も、膵臓も立派で問題ないと

「年のわりに」がつきましたけどね

輸液を背中からいれてもらって

ハイお会計、で私の財布は空になりました

でもいいんだ　ぐりが元気になってくれれば

あー、今日一日は今年で一番つらい日でした

おなかもすいたし　喉も乾いたし、つかれた

けどもう一頑張り

これから歌舞伎座に行かねば(でこれが昨日につづく)

グリを籠から放り出すと

とるものもとりあえずメトロで東銀座に

午後八時　丁度絵島生島の前の休憩になったところでどんぴしゃり

つぎは絵島生島について書きましょう

にゃんたろう

おやあ　これは
　　　　　　　　

七月大歌舞伎は終わったはずだけど

いや歌舞伎ではござらぬ

花柳流の踊りの会でござる

そんなもの誰がくれたの

もらってはいない

自分でお金出して買った

それも買い方がわからんので

花柳の事務所に電話をかけて

切符を送ってもらい銀行に振り込んだ

いつからそんな趣味？

隼人さまを応援すると決めたときからじゃ

歌舞伎役者は藤間流が多いけれど

花柳は年に一回の大きな会に客演として役者を入れる

今年は玉三郎と隼人さま

いかに人気があるかがわかる

隼人さまが踊るのは絵島生島

それだけ見ればいいのだけど

夜の部だけで１０演目くらいある

多分この時間くらいかなあとあたりをつけてでかけたらもう

ばっちり

休憩時間にとうちゃくしたので会場に入り

絵島生島が始まって終わって

すぐに出てきました

歌舞伎座のエスカレーターからみつけたのは
　　　　　　　　

歌舞伎座の新しいキャラクター

三毛のにゃんたろう

オーよしよし

猫はいとしいのう

実は今日の話は明日に続く

今夜は祭

今年の神楽坂阿波踊り本番は

なぜか人出が去年より少ない

隅田川の花火や台風と重なったから？

それでもやっぱり面白い

こればっかりは腰かけて見ないと楽しさは伝わってきません

毎年参加の連も変わるし

基本の踊りは一緒でも

連によって人の列の構成が違って工夫されているので

引き込まれる

連というのは踊りの集団のことです

今年はつつじ連(新宿区役所)の構成が面白く

三茶連(三軒茶屋)の踊りのテクニックが素晴らしかった

どちらも人数の多い連でした

以前はうるさかった椅子での観覧は

もう注意されなくなったみたいなので

来年からは

五時半から場所取り

それから一時間半の間は食べたり飲んだりして待つ

七時から本番

途中こどもたちの阿波おどりが六時から始まるのだけど

やる気のない、ただ列に加わっているゾンビみたいな流れ

だからビールと枝豆とおしゃべりでひたすら開始待ちです

ことしは台風の風で涼しい観覧でした

お祭り前夜

一昨日から

神楽坂まつりということで

盆踊りしたり

フラダンスしたり

でも本番は金土の阿波踊り
　　　　　　　　

その前夜ですらこの混雑

明日はどうなることやら

今年の我が家の来客は三人

もったいない

だって無料の生バンドと踊りですから

お天気もつかなあ
　　　　　　　　

蓮根

これも子どもの頃はあんまり好きじゃなかった

それが東京に来てから

食べる機会がなくなって

八百屋でも高いので

無性に食べたくなることがある

産地茨城はちかいのに

どうして高いのだろう

東京に来てすぐ

東京の人は蓮根と言わずにはすといっているのに驚いた

みんなじゃないけどね

その意外に高い蓮根をお弁当用に煮ます
　　　　　　　　

まず茹でてやわらかくして

よしやの鳥取牛しゃぶしゃぶ用を刻んで

一緒に煮ます

あたくし牛肉も銘柄品しかいただきませんの

蓮根とお肉の煮たの

このおかずがあれば

お弁当にご飯いらないくらいです

あのはざわりがたまりません

かまぼこのおかず

お弁当にソーセージを使うことはないけど

かまぼこはある

あたくし　山口のかまぼこしかいただきませんの

でも夏になって

そんなもの入れたら悪くなる

だから一度茹でて

なのだけど

山口の縦しぼのある淡い桜色のかまぼこは

茹でると色がなくなります

だから焼き蒲鉾にして

と思ったとき

いつも母がしていたフライパンでかるく焼く調理を思い出しました

そしてはたと

あれは加熱していたまないようにしていたのだと気づきました

母の作ってくれたお弁当を思い出しながら

かまぼこにちょっと焦げ色をつけて感謝

鱚の塩焼き

ほんと　スーパーよしや　頑張ってます

鱚の焼いたのが食べたいと思った今日

ありました

子供の頃は嫌いな魚だった

食卓にでてきたら母をうらめしく思っていた

小骨が多くて身がすんなりとれない

塩のついたひれや尾が焼けると

どこか薬臭い味がする

なんでわざわざこんなものを食べさせるのだ

ところが大人になるとあの薬臭さが上品に感じられて

ふっと食べたくなる

私がよしやに行く時間はもう

鮮魚部の人はいないから

下処理は自宅で

でもワタも少ないしうろこもすぐとれるし

この後　三尾ひとりでいただきましたっ!

国産海老

急に四谷・八竹の海老のお寿司が食べたくなった

ここは大阪寿司の店

大学の頃原宿にあった支店に時々買いに行っていた

大きくてつるんとした車海老の載ったお寿司

あれを噛みきる触感がよみがえってきたのだ

自分で作ればって

あたくしその辺に売っている輸入海老はいただきませんの

四谷まで行く気はないし

とあきらめていたら

そうでした

衣料品を売らなくなって

おっきいパンツも売らなくなった近所のスーパーよしやが

魚介に至極力を入れていて

こないだぴくぴく動く海老を売っていたのを思い出しました

今日もあるかな

以前は渋谷のフードショーで時々沖縄の車海老を買っていました

これもぴくぴく動いていたので

出刃でがっつーんと頭を落としていました

まさに食べるとは他の生物の命をいただくことで

食事の前に「いただきます」と言うのは

作ってくれた人に対してではなく

数々の命を食物として提供してくれた生物に向けてだと思っています



よしやに行ってみるとぴくぴくとは動かなくなっている

天然ものの才巻海老を七尾入りで売っていました

なに？愛知産

南方のものだとばかりおもっていましたが

そうか　名古屋の人が海老フリャアを好きなのは

きっと採れるからなんだ

さっそく殻をむいて料理にとりかかり

と　あっ写真撮らなくちゃ

と言うわけで殻むきの途中写真となりました

あとはもう一目散にムシャムシャの方向へ走り

一人で食べてしまったとさ

ＫＩＲＩのクリームチーズ

クリームチーズがたまったので

チーズケーキを作ることにします

何でたまったのか

何で大きい塊ではなく一口サイズなのか

それはですねえ

仕事場に週二回来るおっさんがくれるからです

何も言わずポンと私のデスクに三個載せてくれる

最初は驚きと戸惑いでええっ？

だって甘くないクリームチーズをどうしろって

昔オレンジ風味とかパイナップル風味とかの甘いクリームチーズを

自由が丘のシェルガーデンで買ってパンに付けてはいましたけれど

しかし折角のプレゼントなので

えいやっとコーヒーで流し込みました(案外いける)

でも一個まで

二個目からは続かなくて持って帰ってきました

それが毎週たまったというわけです

さすがに先週は「これから一個でいいですよ」

と言いそうになりましたが

今後ももらえると思っているみたいで言葉をのみこみました

それに今後は続かないかもしれません

だって笑顔の美しい臨時要員が入ってきたので

おっさん、これから私とその人に同様にふるまわなければならなくなり

毎回六個は大変でしょう

てな話をすることについて考察してみました

人のことをこのようにオブジェとして取り上げることは

大変失礼なのではないかと

ブログが全世界に自分をさらしていることは承知していますから

もしかしたらおっさん当人が読むことも想定はします

しかしそこに材料として他人を扱うということ

もし自分がおっさんでこれを読むとしたら…

これに関して二つ思い出すことがあります

子供の頃うちによく来る遠縁のおじさんがいました

その人はつるつるに頭が光っていました

その頃私は自分用に買ってもらった小さな黒板が嬉しくて

つるつるおじさんの頭のおかげで停電でも困らない漫画を黒板に描いていました

私が不在のときそのおじさんがうちにきてその漫画を見ました

あとからそれを知った私は罪悪感で穴に入りたい気持ちになりました

親は「おじさん、笑って喜んでたよ」と言いましたが

もう一つ

あるサイトでみつけたある建築物について質問をしたとき

メールで答えてくれた人はそのページのほかにツイッターもやっていました

そしてツイッターに「この建築物について質問をくれた女性、
あの年代の人はプライバシーの危機意識がないんだね」

とか書いているのをみつけたので私はツイッターに割り込み

「私はこの程度のプライバシーはさらしてこわくないんですが」

と書いたら向こうは慌てて

「失礼しました。前言削除しました」

とメールをよこしました。

さてチーズケーキが焼けました。
　　　　　　　　

次回は卵白減らしてレモン汁増やすかな。

あ、これをＫＩＲＩのお返しにしようか

いやそんなことしたらもっと沢山くれるようになって困る