駿河台匂

2012-04-30 00:30:45 | 植物
大学のスクーリングを抜け出して
新宿御苑へ

だって卒論のための個人面談の日で
待っている人は自分の準備をと言われたし
隣の駅だから
苦しいかこつけで花を見に

一人のセンセがはっきりと
「何をしに行くのですか」と尋ねられたけど
もう一人の顔見知りのセンセは
この生徒にはそんなこと言っちゃいけないという顔で促す

今なら駿河台匂に間に合うかもしれないと思って
            
            
            
            
            
記憶している場所まで八重桜の絨毯を歩く

あった、まだ間に合った
            
クンクン嗅いで安心する
            
            
            

また来年ね
            

お花見

2012-04-28 00:50:42 | 日記
3月の終わりに調査にでかけた
福岡の山荘跡では山桜がふくらみかけていた
4月の調査まで咲いているだろうかと思ったが
次にでかけるともう花びらが数枚地面に落ちているだけだった

今年の東京は春が遅かった
どこにもお花見に行かないまま過ごしたら
            
いつの間にか家の前の公園の八重桜が地面に散り敷いていた
            
            
            
            
            
            

信玄袋

2012-04-27 00:38:31 | お宝
八重桜も散り始めるこの季節
駿河台匂は咲いているだろうかと思う
この桜の名前を知ったのは昨年、新宿御苑で

ちゃんと匂いを覚えたくて、御苑には二度行った
最初行ったときはヨウコさんに新しい友を紹介された
その方はお近づきのしるしに
お手製の袋を下さった
            
大島と黄八丈の古布を組み合わせた
見事な作品
気安くは使えない気がした

それなのにその後は
東京大衆歌謡楽団のライブに気安くお誘いしたり
神楽坂の阿波踊り見物にお誘いしたり
さらに信欣三やら原爆の子やら斑女やら
この方としか話題にできない昔の映画の話に興じた

あっという間に一年が過ぎて
その方は故郷の家に戻られることになった
最後に贈って下さった記念切手は
その方の故郷に復元された
古代山城の鞠智城
            

駿河台匂のクマリンとアネトールの混じったような香りが
その方を思い出させる

男の食卓

2012-04-26 00:33:17 | ままごと
茹でたサヤエンドウに
マヨネーズだけなんて
料理のセンセにはありえません

だってこれはパソコンを教えてくれる
ヤマダクンの考えた献立ですから

でもサヤエンドウ
この頃スナップエンドウに押されて
影が薄い

サヤエンドウ (カラスノエンドウ)

エンドウの収穫には苦労がありました
実りの早い、北の丸公園に行く時間がなくなって
飯田橋のお濠の周りを見たら
まだ花の状態

しかし近所でみつけました
野良時代のふみ子にエサをくれていた喫茶店の植木鉢から
立派な蔓と豆が伸びているではないか
少し迷ってから
自家製ジャム二瓶携えて
「お願いがあるんです。
 カラスノエンドウ二つ下さい」
何に使うかは説明しませんでした

写真に三つ写っているのは
何故なんだア

みやこ橋

2012-04-25 00:31:51 | 日記
博多に清美橋という名の橋があり
父親が清美という名の女性は
幼い娘に「あれは死んだおじいちゃんの橋」
と教えていた
三十年経って、その娘に聞いてみると
ちゃんと覚えていた

飯田橋のお濠の上にみやこ橋という名の橋があり
みや子が死んだら思い出すだろうと思っていた
そう思っていたことを毎回思い出す

みやこ橋の両側には
染井吉野が迫って咲く
染井吉野は接木で作られた品種であり
自家不和合性で実はならないといわれている
なるとしたら他の品種の花からの花粉の飛来であり
それはもう染井吉野ではない

昨年の6月にみつけた実を
取ろうとしたが届かなかった
            
毎日見続けてある日なくなった
お濠の中に落ちていったのだ
助けてやれば無駄に実ったことにならなかったのだろうか

橋の上では時々ヘブンアーティストがパフォーマンスを行う
東京大衆歌謡楽団に会ったのもここだった
今日は
            
パックンマックンが投げ銭箱も置かずに無料でやっている
            

今年も染井吉野にいくつか実がなった
            
いつまで残れるだろうか

花山椒

2012-04-24 00:50:40 | 美食
今年もつくりました
花山椒の佃煮

去年は強剪定されて収穫できなかったけど
ことしは低い丈ながらもたくさんの花をつけてくれて
            
1,000ピックして120g
これをお酒と醤油で炊いても120g
            

いくら御飯食べないと言っても
これを試さないなんてありえない
            

で、強剪定されて1,000ピックしたのは
どこの木?

ええい、聞くでないっ

オオアラセイトウ

2012-04-23 00:29:02 | 植物
最近とみに増えたように感じる
私が子供の頃にはこんなにみかけなかった
帰化植物の例にもれず、
ものすごい繁殖力である

別名しょかっさい(諸葛菜)
諸葛孔明が中国で広めたのだそうだ
そのほかにハナダイコンの名もあるが
ハナダイコンの名前は別の植物にもある

引っこ抜いてみると
大根みたいなのがあることはある

大根と蕪の違いは
ラディッシュでもわかるように
長いのが大根で蕪は丸いとは限らず
花の色で分ける
白や紫の花を付けるのが大根系
黄色い花が蕪系

以前京都の有名な漬物やの社長に
すぐきの花は何色ですかと尋ねたとき
白と言われたので大根系だと思っていた
ところがすぐき畑を見ると
黄色いやおまへんか
なんやねん

知り合いの林業会社の社長さんだって
親から会社を受け継いだとき
杉と桧の区別も知らなかったと言っていたもんなあ

料理のセンセとか言ってる私はまだ
切干大根を料理したことがないし

リセ・フランコ-ジャポネ

2012-04-21 00:22:29 | 日記
新緑が夕暮れを明るくする春の宵
私には出かける先があり
迎えに来る人がいる

三十四年前
初めて飯田橋のリセを訪ねたとき
どんなところなのか
どんな人がいるのか
私たちはどうなるのか
私のフランス語は通じるのか
わからないことだらけで飛び込んだ

リセ・フランコ-ジャポネは
在日フランス人の学校で
息子が八歳から十八歳までの十年を過ごしたところ

それが今日でなくなる
生徒数が増え、滝野川の新校舎に移転が決まったのだ
            

最後の日、
思い出の校舎では卒業生に開放するイベントが行われた
いろいろな場面がよみがえる
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
私以上に息子には
いつまでも帰りたくなさそうだ

あの頃我が家は学校一貧しい家庭だったと思う
それでも息子は幸せな結婚をし
望みうる最高の仕事を得
帳消しになった

そうだろうか
私は今でも
わずかなコインを握りしめて
裕福な級友たちと昼食にでかける坊やの姿に
繰り返し繰り返し泣かされる

きっとその惨めさが
しあわせな大人になるためには
必要だったのだ
            

石蕗

2012-04-20 00:22:29 | お宝
こんなになりました。

昨年の3月25日に載せた石蕗てす

病弱な移民だった株が
二年経って環境に馴染み
免疫力をつけて
繁栄し始めました

湯河原の温暖な土地から
神楽坂の塀の陰に連れてこられて
悩みや戸惑いも多かったと思います

でももう大丈夫でしょう
ここからは自立です

私のお宝の中では
日々変化していく唯一の変り種

お弁当

2012-04-19 00:26:58 | ままごと
おかあさんはウインナーのたことか
子ども向けのおかずは作れないの

ただただ
ありあわせのオーソドックスなものだけ
ままごとのお弁当は色がきれいならいいでしょっ!



ごはん (馬酔木)
魚   (ベニカナメモチ)
かまぼこ(乙女ツバキ)
たくあん(山吹)
紅生姜 (ツツジのつぼみ)
ホウレン草(たんぽぽ)