常寂光寺ちかくの

2019-07-03 19:26:29 | 日記
京都の話まだ終わっていません

ドライバーには「常寂光寺に」と言ったが

本当の目的地はその近くの空き地

車を停めるところがないから常寂光寺を指定したのだ

しかし本当のことを話すとドライバーは

「寺に停めてそこに行くのは難しいかもしれません」と言った

「では落柿舎の向かいの李朝の美術館みたいなところで待っててもらえますか」

と言ってその角から歩いて目的地に向かった

2011年6月29日のブログに載せた秘密の花園が

まだあるか心配だった


        
あったー

なぜか空地の前にはベンチも置かれていた

そして空地の一角にはこれから何かをうえるためのような

草の抜かれた土がむきだしの畝が作られていた

空地というけれど

奥の方は手入れを施されて花が植えられている

小川も健在

建築物がなくて何のための土地だろうかというところが空地と呼ばせるのだ

小川の手前にはびっしりと半夏生が花を咲かせていた

同行のア…さんはまずその空地に感動し

次に半夏生に感動し

タクシーをまたせているのに動こうとしない

それどころか

網の隙間から手を入れて

半夏生を抜こうとしている

あー だめー

あの温厚で誠実なア…さんがそんなことをするなんて

手を引っ張って車の方へ連れて行くしかなかった

いつまでも半夏生のことをいうので

「それなら苗を売っているところを探しましょう」

と約束をして車に乗った

私は秘密の花園がまだあったことが嬉しく

次はあの畑に何が植えられているかを見に来るのだと思った

と言うわけで京都の話は終わりません

半夏生のことは去年の6月24日のブログにも載せています