初顔見世

待ってました！

嬉しさのあまり、また歌舞伎の話です

歌舞伎座も南座も夏の公演が終わったから

そろそろ暮れの顔見世の演目と配役が発表にならんかと

毎日チェックしていました

隼人丈は１０、１１月は新橋演舞場出演があり

歌舞伎座の顔見世は１１月だから

主に南座の顔見世を気にしていました

大体は毎年坂田藤十郎ファミリーと仁左衛門ファミリーが中心

そこに隼人丈が加わるということは

松竹がいかに隼人丈の人気と実力を承知しているかが分かります

加えないとしょぼくなると言う意味かって

いやあのその私は何も言えません

昼の部はまさに関西二大ファミリーの陰で無味な役二つですが

夜の部は狂言からきた「釣女」で大名の役

もう一つ一番最後の演目「越後獅子」で中心を踊ります

どっちも美しいだろうなあ

見るといってもまずは切符の入手が至難の業

隼人丈は今猿之助丈とラスベガスに飛んでいるので

まだ衣裳をつけた写真はありません

釣女はこんな感じ
　　　　　　　　

越後獅子はこんな感じ
　　　　　　　　

そろそろ隼人丈というのも面倒くさくなってきました

ファンの間でははーちゃんです

昔初代中村錦之助が錦ちゃんと呼ばれていたみたいに

はーちゃんに換えてよろしいでしょうか

京都造形芸術大学も京都芸術大学に名前かえることだし

復活とか回復とか

今日は市ヶ谷までお参りにいきました

市ヶ谷亀岡八幡宮はペットにご利益があるので有名です

八年前に文子が家出した時もお参りに行って帰宅したら

みつかったという電話がかかってきましたから



文子がまたおしっこたまっているみたいで

おなかのマッサージをしようとしたら

先日の施療時に毛を刈られていたことに気づきました
　　　　　　　　

毎日朝起きるとまだ生きているだろうか

外から帰宅すると速足で生きててとドアをあけます

苦しくて胸がつぶれそうです

もうできることは神頼み
　　　　　　　　

急な階段を上っていきを切らしてお参りしてきました

帰りに境内で寛いでいる猫に会いました
　　　　　　　　

そして帰宅したら

文子がトイレの外におしっこしていました

えらいえらいと褒めてやりました


先日の悪戦や話の続きで書いたアカメガシワ
　　　　　　　　

もうここまで次の枝葉を噴出させました

配役

先日、うちの裏の通りを

あの有名な元親方に似た人が歩いて来るなあ

と思ってすれ違った時に

ハッ　本人だと気づきました

夏の暑い日とはいえまっ黒なサングラスで目を隠して

一週間後のネットニュースに

神楽坂に元親方が事務所を構えた

と出ていましたから納得しました

その翌日

九段の坂道をハーフパンツ姿で

幼児の手をひいて昇ってくる男性に目がとまりました

えーと　あの芥川賞作家

息子がいるのは間違いないし

本人はカトリックの中高をでてるから

息子もあのカトリック校の幼稚園に送迎してる

これらの話をトミコさんにすると

有名人を寄せ付ける何かがあるといったけど、そうじゃない

人の顔をぱっと見分ける勘　

科捜研なんかでよくある写真で顔の照合をして一致とか不一致とか出す

あのマシーン能力があって

有名人オーラが遠くから感じられるのです



今日人の少ない神楽坂の裏通りを歩いていたら

向こうから　あれっあれあれ

余りのタイムリーさにすれ違ってから

しまった話しかければよかったと思ったのでした

こんなとき、のりこさんやチエちゃんならきっと親しげに話しかけます

今日の場合、有名人だから惜しかったのではありません

１０月１１月と新橋演舞場にかかる隼人丈の出る「オグリ」に

歌舞伎以外の新劇から参加する俳優だったのです(一番左下)
　　　　　　　　

それに出ること、彼の名前も知っていること、見に行くこと

それを彼に伝えたかったのです

見に行く人の中で浅野和之が出ることやその名前は知っている人は少ないから

励ましたかったのです

クローズアップ
　　　　　　　　

もう会わないと思うけど次に会ったら話しかけます



八月の東海道膝栗毛は歌舞伎座一階のうしろの方の席でした

二枚目役の隼人丈はとろろ地獄で転んで顔もいためて

包帯をとって叫びます

私の顔がこんなになってしまったーと

しかし歌舞伎座のうしろの席からではよくわからず

一体どこがいけないんだ　いつもの隼人の顔じゃないかと思っていたら

こうなっていたのでした
　　　　　　　　

右は猿之助　左は幸四郎

でももっと面白い顔がありました
　　　　　　　　

まじめにしかめ面している中車　そのうしろでいじける巳之助

隼人丈のもとの顔はこれですからね　叫ぶわな

浅野和之の閻魔大王役もとても楽しみになりました

桜が枯れた

うちの前の公園の入り口

左右両側から

枝垂れ桜が一本ずつ

アーチのように枝を伸ばして

四月には花を咲かせていた

久しぶりに正面から入って

右の一本がかれているのに気付いた

今年も花は見たし

枝には茶色の葉がついている

ということは五月の葉桜までは生きていたことになる

どうして枯れたのか

次梅雨の長雨と曇り続きがいけなかったのか

それなら両側とも枯れるはず

この公園ぱ

地面の下に配水管や貯水槽があって

植物が根を張るのはなかなか難しいようだ

あたしの山椒も枯れたし　そのとなりにあった椿も枯れたし

もう一つ

桜の剪定と枝の仕立てがひどく

大事なふと枝も伐られたのでそのせいということもある

ここの公園はソメイヨシノが少なくて

八重と枝垂れががんばっていた

枝垂れの後に何か植えるとしても

原因をきっきりさせておいてもらいたい

区役所さん

秋の愉しみ

１０月のお芝居の切符を買いました
　　　　　　　　

新橋演舞場のスーパー歌舞伎です

こんどばかりはイヤホンガイドを借ります

いつもセリフが聞き取れなくても見るだけで想像してきましたが

このお芝居は新しい内容なので

めざすところがわからなかったら

単に宙乗りだけを見てくることになるので

この際オペラグラスも買って衣裳をじっくり観察してこようかな

前もっていたのは息子が小さいとき

グリグリ拡大しすぎて壊れてしまいました

　　

もう一つの愉しみも十月ですが実現しないかもしれません

京都の非公開のお庭をいくつも見られる特別講座
　　　　　　　　

一泊二日になるので、

今みたいに猫の具合が悪いと遠出をする勇気がありません

日中仕事で出かけるのでさえはらはらしていて

帰宅するとムギューと抱いて泣きます

ならば今後はもう猫は飼いたくないかと言うと

いいえ、このハラハラの辛さも含めて

猫が大好きなんです

ほんとの秋の愉しみは

猫を抱っこかもしれません

た・か・ら・も・の

このところ文子は

４日に一度の排ＢＥＮだったが

食欲はちゃんとあって

毎朝「かあちゃん、ご飯」とおこしに来るので

心配していなかった

しかし　もう１週間もお通じがない

そして今朝はソファ(のようなもの)に寝て

私をおこしに来なかった

さらにはトイレの中に入って踏ん張るのに何も出てこない

まよっている場合ではない

丁度土曜で私にも時間がある

重い腰をあげた

この間のグリエに続いて文子までが

仕方がないと言えば仕方がない

グリエ推定１６歳　文子推定２０歳

歩いて４分のクリニックに行くと

「これは便秘ではない。直腸に何もないから。それより膀胱がパンパン」

そういえば昨日からシートが濡れていなかった

「ガス麻酔して、破裂しないように少しずつ出してやります　体は脱水もしている

お時間を頂きますから１４時過ぎに引き取りに来てください

しかし高齢だから覚悟はしておいてください

何かあったら電話します」

帰宅しても生きた心地はしなかった

何も手につかない

ケータイを握って家の中を移動し

心配してもどうにもならないのだ

どんな結果も受け入れなければ

何かしないで時間を使ってはいけない

１４時までの４時間電話はなかった

無事だったのだろうと思って迎えに行くと

「おしっこ出ました」と言って

ぐだーとなった文子を受け取った

帰り道ばったりトンボロのママに会った

文子が野良時代の育て主

「撫でてやってください」

籠をあけて顔を見てもらった

昨年末に飼い猫をなくしたママには猫が終わるときがどんなものかわかっている

「やせたわねえ　いつもありがとうございます」

家に着いてからもぼーっとしている文子

首には輸液のあとかピンク色のしみがある
　　　　　　

ソファに寝かせて私もベッド(のようなもの)にへたりこんで昼寝した

うとうとから覚めかかったとき

クサい　なんだかにおう

はっと文子のトイレをのぞくと

すごい！　新記録

１０日分くらいのが

一体直腸以外のどこにためこんでいたんだ

「えらいよ　文子　よかったよかった」

お医者さんにお金かかっても　あちこちでもらしても　長生きしてね

歌舞伎三題

今日は仕事の合い間はずっと

歌舞伎座の子供スクールのページを見ていた

子供に歌舞伎を教えるといっても

歌舞伎の講義をするのじゃなくて

浴衣の着方から扇子の使い方

そして踊り、邦楽、声の出し方を教えて

最後に発表会があるのだ

時々は歌舞伎座の需要で子役として舞台にもあがる

講師陣も梅玉や秀太郎や田中伝左衛門、藤間勘十郎とすごい

しかし一クラス１０名と狭き門

えっ！？

私が入るのかって、御冗談を

一緒に歌舞伎を楽しむ友を育てたいと思ったんすよ

子供歌舞伎スクール　４歳からですからね

歌舞伎座もお遊びではなく、実際優秀な人手が足りないのを実感しているから

こうなった

玉三郎や愛之助など、生まれが歌舞伎役者の家ではなくても

人気も実力もある人材がいるのを松竹はわかったのだ

てなことを暇つぶしに考えていたら

夕方のネットニュースは歌舞伎満載

まず、その子供スクールのことが報じられていてびっくりした

八月末に発表会があるのだけれど私はいけない

毎年すぐにチケット完売だそうな

子供スクールは女子も入れる

歌舞伎の子役は女子ＯＫですからね

次のニュースは中村梅玉の部屋子だった梅丸が

霜月の顔見世で初代莟玉の名を襲名し

正式に梅玉の養子になると発表されていた

梅丸もまた役者の家柄ではなく両親は歌舞伎好きの編集者

どんな顔かと言うと

こんなん
　　　　　　　　

　　　　　　　　

隼人丈の相手役をすることが多い

これから　この世代は売出しまっせー

さらになぜか今頃

吉田修一の『国宝』のことが詳しく記事にされていた

これは歌舞伎の世界を書いた小説で新聞に連載されていたのでしょう

去年から興味があって

京都か福岡に行くときの乗り物で読もうと思っているのに

上下巻分厚くて荷物になるう

ま、そのうち…楽しみは先までとっておく

葛の花

秋の雲が急いで流れてゆきます
　　　　　　　　

これが雨雲に変わって

秋雨になったら

夏の終わりです

少しは季節が動いたかとさがすけど

近所はまだまだそれらしきものは見当たりません

ひとつだけ

葛が花穂をつけていました
　　　　　　　

これが咲くと甘い香りがします

九年前

四ツ谷駅で電車のドアが開くと

ホームからいい香りが入ってきました

四谷の土手には葛がいっぱいで

花の季節だったのです

その時私は電車で泣いていたので

葛の花というと

みや子が死んだときのことを思い出します

もうすぐ命日です

話の続き

「丈」でしたかしら

和でも洋でもない店をつきとめると書いたのは

あのあとすぐみつけましたよ

銀座、中華、個室

それだけのキイワードで

ホテルの中華を除いたら

きっとこれ　と思う店があって

店内写真をみたらばっちり
　　　　　　　　

インテリアに中国格子が多用されていて

ほぼ間違いないと思えました

すぐにも行きたいところですが一人中華はどうも…

連れがみつかったら行ってきます

なんでそんなことするかって？

ひいきの役者がいったことのある店にいくのが何のありがたみがあるのかって？

ちゃいます

これはどこかなあと疑問を持ったことに対して

正しい方法で答えを得られた嬉しさです

どんなもんだい　あたしの捜査力と勘



「悪戦」でしたかしら

アカメカシワが木瘤を残して伐られた話を載せたのは

もうすでに

次の枝っ子が顔を出していました
　　　　　　　　

これがどこまでのさばるのか

楽しみです


銀座の中華も悪戦のアカメガシワも

まだまだ先に続きます

とうとう穴が

これは私のフトモモの写真
　　　　　　　　

長年愛用してきた白のコットンパンツ(下着じゃない)

が気が付くと擦り切れて破れていました

ブルージーンなんかボロボロでもはくからと

先日美容院に着て行ったら

担当者に凝視されました

みえないと思っていたのに

白のコッパンは何にでも合わせられるからと

ついヘビーユースになっていましたから

そろそろ寿命かもしれません

次を探すのが大変

なかなか気に入るのがないのです

あ、また京都の岸本やに行かねば

そうして足元を見ると
　　　　　　　　

これまた穴が

どのスニーカーよりも軽いので

ついついこれもヘビーユース

といっても長く履いてますから

寿命で当然

次は何色にすっかなあ