冬は雪深い京都花脊にはゴキブリはいなかった
今はどうだかわからないが
九州の家にはもちろん立派なのがいた
もちろんだなんて何か自慢してるみたい?
いやゴキブリどころか様々な虫、生物が共生していた
何しろ森を併設していましたので
共生というより
虫の中に住んでいたという方が正しいかもしれない
その自覚は
中学に入って、近所ではない友人の来訪も受けるようになり
庭で遊んでいたら蚊に刺されたくらいで不満をもらされ
家の中で遊んでいたら蜘蛛が天井を這ったくらいで叫ばれ
え、世の中どうなっているのと徐々に進んでいった
確かにあの頃うちにいた蜘蛛は今思うと大きかった
あんなの東京では見たことがない
しかし私は日本に毒蜘蛛はいないと思っていた
今はどうだかわからないが
九州の家にはゴキブリがいたと言ったが
いやいなかった
いたのはゴッカブリだ
あの当時世間では現在のゴキブリを
皆アブラムシとよんでいた
その証拠にあのねのねがヒットさせた
赤とんぼの歌の歌詞に
赤とんぼの羽根をとったらアブラムシとある
アブラムシは園芸作物などにびっしりつく害虫なのに
と当時の私は思っていた
それでも我が家は母の指導のもと
ゴッカブリという独自の呼び方をしているのを
発表する勇気がなかった
なんでお母さんはこんな恥ずかしい名前で呼ぶのだろう
と思っていた
それがいつからか
アブラムシの名は消えてゴキブリ主流になった
もしかしたらコックローチなどの殺虫剤が出て
アブラムシを殺すといったのでは
園芸用と混同されると考えたのではなかろうか
ゴキブリとゴッカブリ 似ている なぜだ
この命名は現在名ゴキブリが
器までもかじるからつけられたもので
御器かぶりから来ているのだそうだ
だからゴッカブリだったのだ
田舎ほど古来の用語が残っていたりする
省略語ゴキブリよりゴッカブリの方が由来がわかってゆかしい
この間うちに来た友人が
「あ、業務用がいる」
といった
そう、この住まいにはなぜか黒ゴキではなく茶バネがいる
飲食店ではないのに
ま、料理情報図書館と名乗っているから業務用なのかも
で今日の写真はずーっと下の方に業務用を載せますので
いやな方は下の方にスクロールなさいませんように
(どうしてこのくらいでいやがるのか私にはわかりませんが)