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肥後菊

2013-12-02 14:31:24 | 植物
永青文庫の別館サロンに
11月末に毎年飾られる
肥後菊
        

以前ここの内装を
アレンジした時は
昭和の洋間をイメージしたので
銘柄菊が飾られるのに
疑問を持った
        

しかし今
とてもよく合っている
        
と思う
自分が菊を好きなったせいもある

肥後菊は
熊本藩主細川重賢が
藩士の精神教育のために
育種させ
        
いまでは百種もあるという

熊本城の肥後銘花園では
この季節にさまざまな肥後菊を
三間仕立てという形で
高低をつけて展示する
        
ここでもその流れか
高低をつけた並べ方で
空間を作っている
        

センニンソウ

2013-11-18 16:00:49 | 植物
だと思っているけど
ボタンヅルかもしれない

まだ一目で区別できる訓練を
積んでいない

センニンソウの花は
2011年9月5日に載せている

この写真は花ではなく実

まるでカラスウリの花みたいだけど

福岡のお屋敷で撮った写真

もうすぐ整備作業で除去してしまう
今回は蔓植物を取るのが目的だから

大丈夫
ここに種が飛んできて繁殖するくらいだから
ほかにももっとあるはず

作業が終わったら
報告書を役所をに出すので
写真もbeforeとafterが
要るんです

アメリカセンダグサ

2013-11-11 15:03:31 | 植物
わたしにとっては
小学校時代を思い出させる草

少し枯れ始めた花を取って
友人の背中にくっつけた

最近の子供はやってないみたい

アメリカセンダングサが減ったせいもあるけど
着ている服が化繊だから

これはウールに付けるもの
        

こんな風に

このハーフコートは
お気に入りの普段着
数年前
もう冬に羽織るものがないという状況で
リサイクルセールにて500円で買った
毛がすりきれて薄くなっているけど
パターンと色が気に入っている

なんや服の話かいな

いえ今日は植物の話でした
        

イヌツゲ

2013-11-04 18:45:00 | 植物
昔はイヌツゲという植物があることを知らなかった

それは本当のツゲとは別物であることなど
知らなかった

子供の頃
ツゲという名で教えられた木は
丸く刈り込まれた
テントウムシのように反った艶のある葉をしていた

最近は櫛というものすら少なくなったが
昔はツゲの櫛というのは高級品だった
その櫛を見ながら
あの小さな木から
どうしてこんな櫛が作れるのかと思っていた

私が見たのはマメ(イヌ)ツゲで
イヌツゲの栽培種だったのだ

ツゲはツゲ科で葉が対生
イヌツゲはモチノキ科で葉が互生

今頃から実が目立つ

ここによく書く湯河原のお宅で冬に
イヌツゲが青い大きな実をつけていたので
ままごと用に持ち帰ろうとすると
取れない
思いっきり引っ張ったけど
取れなかった
どれだけ頑丈な実なんだ!

と思って帰宅して調べたら
それは虫瘤だとわかった
ほかに実はなかったから
雄の木だったのだろう

我が家の近所では
雌のイヌツゲがこんな実をつけている
        

嵯峨菊

2013-10-28 18:36:32 | 植物
ある時期から

菊は時代遅れの花
でなければ仏前の花
くらいにしか評価されなくなって

日本人の家の中の生活から
大分疎外されるようになったのを
感じる

私も
スーパーの出口で一束300円くらいで売っている菊は
まさしく仏壇用で
それ以外のインテリアとして
美しさをめでられる花ではないと
分類してきた

でもこの時期
京都の大きな家や和菓子の老舗などには
それはそれは立派な菊の鉢植えが置かれて
丹精込めて育てられた(業者によってだが)
見事な菊に目がとまる

菊もいいもんだなあと思う
私もスーパーの菊でいいから
飾りたくなった

これは近くの和菓子屋の花
        
京都のは
この何倍も大きくて
仕上がりがすごい

テイカカズラ

2013-10-21 18:45:01 | 植物
近頃ふえた
テイカカズラ

有栖川公園の森の中で初めて見たとき
かいだとき
これもある系列をなす
芳香の花だと
いっぺんで気に入った

そして京都の鴨川べりで
嵐山の小川のふちで
みつけて嬉しかった

ところが最近のテイカカズラは
花ではなく蔓と葉が茂りに茂って
他の樹木を殺しにかかっている

おととし飯田橋で悲鳴をあげていた
柊にまきついていたのもテイカカズラ
今年もはびこっていたので
暗くなってから私が退治した
        

これは
テイカカズラをグランドカバー
つまり地表を緑で覆わせるために使った例だ

グランドカバーに使われる植物は
時としてはびこりすぎて害になる例がある
昨年11/19に載せた
        
Oplismenus属の紅葉するチヂミザサなども
        

クズも美しいからと北米に持ち込まれてから
問題になっているそうだ

2013-10-14 10:10:44 | 植物
またクズです

桜の木にからまる葛に
沢山豆が出来ていました
マメ科ですから

花もまだ残っていて
宿主が桜かどうか
わからないくらいの繁栄
        

(私の中の葛と藤も
繁栄しています)

毛むくじゃらの豆は
枝豆に似ていて
なぜ食べた人の話が伝わって来ない?

中をあけると
小さくぺちゃんこな豆しか
入っていないそうです

確かめたいけど
ここはお濠の上

クズは地下茎で増えるから
豆は役に立たなくても
いいんでしょうね

だから根が立派で有用なんですね

葉蘭

2013-10-07 16:24:36 | 植物
私がお弁当のために
公園から葉蘭を取ってくると言うと
        
「え、そんな植物があるんですか」
と驚いた人がいた

つまり葉蘭とは
売っているお寿司やお弁当に入っている
緑色の仕切りだと思っていたらしい
あれは人造葉蘭
人造葉蘭をジンゾウバランとよんだりすることから
葉蘭をバランと言ったりする
        

もともとは南方の島が原産らしく
関東よりも関西の方がよく使うらしい

私の子供の頃は庭と森の境にある葉蘭を
母に言いつかって
よく採りに行った
        

そんなときは何か特別のお弁当ができるので
わくわくしていた

スズランの仲間だそうだが
花は地味で地面すれすれに咲く

2013-09-30 16:53:22 | 植物
藤の花みたいでしょ

小嵐の後
道端に散ったクズの花です
どちらもマメ科ですから
似ていて不思議はありませんが
藤は初夏、葛は初秋の花

葛のことは三年前の9月20日にも書いたことがあります

香りの良い花であることを

その香りを認識した時期
私はみや子を亡くして
胸がしめつけられるような思いでいました
この時期の花はみんなみや子を思い出させます
彼岸花の紅白、みずひきの紅白

花はいいのだけど
クズは厄介です

11月に行う福岡のお屋敷の剪定も
蔓植物の除去がメインです
引っこ抜いても引っこ抜いても
はびこる葛
ある人の説では
根を5センチ掘り下げると
もうそこからは生えてこないのだとか

今度やってみべえ

月下美人

2013-09-16 22:24:17 | 植物
チエコさんから
月下美人が咲きそうだから見にいらっしゃい
というお誘いを受けた

花の画像はネットでも見られるし
近頃はあちこちに月下美人を持っている人がいる

しかし香りは現場に行かないとわからない

月下美人って結局サボテンの花だし
一夜だけ咲くのがそんなに珍しいかい

私にはそれよりも
月下美人の受粉は
もともとコウモリが媒介するといううのに興味がある

虫が媒介する花は虫媒花というけど
コウモリの場合なんていうの?
と思っていたら
まんまコウモリ媒花ですって

チエコさんのマンションにこうもりはいなさそう

で、七時にお邪魔して九時まで待ったけど
咲きそうにないのでおいとましたら
帰宅してすぐに「咲き始めた」と電話が

いいんです
私は香りを知りたかったの

次の写真は
咲き終わってしぼんだ花
        

その次の写真はチエコさんが咲きかけと電話してきた様子