焼き鳥

2012-05-31 00:28:31 | ままごと
焼き鳥っておかずですかね
酒のさかなですか

わからないんですよ
焼き鳥やに行ったことがないので

だから今日のは
いつも前を通る店の写真メニューをじっくり見て
真似して作りました

お店の人がお客だと思ってニコニコしてくれた


鶏  (タチアオイ)
レバー (タチアオイ)
鶏皮  (枯れたサツキ)
アスパラ (タンポポの花茎)
ししとう (けしの実!)

花器

2012-05-30 00:32:14 | 日記
息子に誘われて
日本橋「壷中居」の細川護煕展へ

最近は絵画の作品も多い氏の展覧会だが
今回はほとんどが陶器

お茶碗はそれこそ素晴らしいの連続で
七桁の数字でも納得できるものが多数

でもここには
季節の花の活けられた器だけを
載せておきます
            

            

            

            

            

            

            

            


窓の向こうは高島屋
            


6月2日まで

5月の昼餉

2012-05-29 00:42:17 | 美食
福岡の調査地の屋敷を五十メートルほど上ると
私が子どもの頃住んだ家の跡にマンションが建ち
            
さらに数メートル上に道子さんのお宅がある

道子さんは昨年10月17日のブログに載せたお手紙を下さった方

その後短い時間もみつけて
道子さんは何度も会いに来てくださった

今回は一緒にお昼をとだけ決めて
どこに行くかは調査の進み具合でと考えていた

すると当日道子さんは
「うちにご用意しましたので、どうぞ」
と誘ってくださった

高台の一番上に立つお宅からは
佐賀県との境の背振山脈まで見える
五月の心地よい風の入るお縁側で
お昼を頂くことになった
朝のうちに手配してくださった料亭のお弁当
道子さんお手製のお豆とベーコンの煮込み
パティスリ・十六区のいちごのパイ
ハスカッフプティー
「あのー、写真を撮っても良いでしょうか」
            
私には珍しく食事の写真を撮りたくなった

昔ご近所に住んでいらした頃の思い出はないのに
道子さんは私を覚えていてくださって
懐かしんでくださる

故郷ってなんだろう
私は何も与えていないのに
温かく包んでくれる

もっと長居をしたかったけれど
午後の作業のために
おいとまをしなければならなかった

道子さんまたお邪魔させてください

トベラ

2012-05-28 00:00:27 | 植物
京都でトベラとシャリンバイをよく見るようになって
花の時期も同じく5月ごろなので
区別がつかなくなった

鴨川べりに行ってはトベラを凝視し
御所の生垣に踏み込んではシャリンバイを目に焼きつけ
それを交互に繰り返して
やっと
二つに関しては区別できるようになった
二つに関しては

しかし建仁寺の塔頭を巡るうち、
そこにモッコクが混じって
三つがごちゃ混ぜになり始めた

さらに北野天満宮の境内で
ウバメガシが介入してきた

もうわからん

ところが東京の今の住まいの近くで
この四種が揃っていて
見比べて見比べて
もう大丈夫!

いつでも聞いて
すぐに答えられるから

トベラはバラ目トベラ科トベラ属で海岸近くの森林樹


シャリンバイはバラ科でこれも海岸近くの樹。別名ハマモッコク(ねっ)。
            


モッコクはツバキ科ツバキ属
            


ウバメガシも海岸部に生えるブナ科コナラ亜属
            


写真では区別しやすいかもしれないけれど、
これが季節によりクチクラ層が発達したり
成葉になって大きくなったりすると
わかんねーからな。

荒廃の美

2012-05-26 00:44:43 | 日記
大学の卒業制作テーマは
「福岡、多賀・高宮の在来種」
にしているけれど
私にはもう一つやりたいテーマがあったので、
先生たちには二つ並べて提案していた

それは
「荒廃の美」
という抽象的な論証

先生たちは、それも面白がって下さったので
「それは大学院でやります」
と宣言した
すると冗談で予測していたのと全く同じで
シーン。
せんせー、せんせー、
なんか言ってくだせー。

「シーンだって。せんせー問題児が来ると困りますか」
「いや…。大学院ってどこの?」
「えっ!?}
「うちの?」
「はい」
ほかにどこの大学院がありましょうか。

人は荒れることをいやがって家や庭に手入れをするけれど
本当にいやなものだろうか
失恋したり枯れたり老いたり曇ったり欠けたり古びたり汚れたりしたとき
陽気で明るくて新しくてつるつるでまぶしいものには感じなかった情緒と味わいを得ている

わざわざ荒らすことはしないとしても
すべてがすさまないようにばっちり整えられた環境は
気持ち悪くないだろうか

さて私は最初のテーマ「多賀・高宮の在来種」を
荒廃した御屋敷で調査している
            
調査時間の大部分を
草むらの中に方位磁石やシャープペンや方眼紙や支柱を落として
ないない、どこかにいった、と探すことでつぶしている

飾りピン

2012-05-25 00:17:15 | お宝
            
その頃は
こうしたピンを髪に二本並べてさすのが
流行っていた

もう若くはない私には
縁のないおしゃれだった

しかし
ああいう風にするといいといって
プレゼントにピンをもらった

息子がスイスに発つ前
おこずかいから
買ってくれたのだった
            

蕗と竹の子

2012-05-24 00:47:03 | ままごと
春の味覚のジャキジャキと
繊維質の歯ごたえがまたご馳走

苦味もえぐみもまたご馳走

蕗も竹の子もお金出して買うもんじゃない
その辺で採ってこなくちゃ


蕗  (すみれの葉)
竹の子 (笹の新芽)
蕗煮  (射干の花茎)
削り節 (ツツジの枝を削ったもの)

庭園実習

2012-05-23 00:39:51 | 日記
授業が遅れて始まったのは初めて

先生は杖をついて何か口をモグモグさせてやってきた
開口一番
「私はオランダから帰ってきたばっかりですし
 八十過ぎていますので、変なこと言うかもしれませんが
 老害と思ってください」

そう言われても…

東京で庭園実習を受けるのも初めて
私の属する大学の科は
名誉教授一人、教授二人
それに様々な講師がたくさんいる
今日は最高齢の講師だ

            
午後からは東京ドームに接する小石川後楽園に
            
補修工事を見に行く

先生は先頭切って石段を登り、そして下り
小山に登り、そして下り
            
おじいさん、おからかいになってはいけません
あなたは黄門さまなのでは
フーフーフー

翌日は朝から清澄庭園で
            
草引き
            
しゃがんでしゃがんで
            

次の日はモモとふくらはぎがパンパンになって
歩くのもすわるのも難儀した

数日前には福岡の斜面の藪で足を踏ん張って調査したので
どっと疲れが出たのです

グリンピースのひすい煮

2012-05-22 00:32:13 | 美食
何年ぶりかで料理教室で作りました

シロップ煮のようなものだけど塩や醤油も入れます

2010年9月7日のブログにも書きましたが
おかずなのかおやつなのか
子どもの頃は好きになれなかった母の料理

それでも大人になってみると
時々食べたくなる

豆がたっぷり出回る季節の料理だから
文化として次代に伝えたい

それにしてもこの頃のエンドウマメの固いこと
スナップエンドウ優勢で
ひねくれてしまったんかいな

ヒメコバンソウ

2012-05-21 00:30:28 | 植物
そういえば、この草
東京では見かけない
            

子どもの頃はふつうに見ていたのに

見ていたのに福岡で
「これはなんていう草?」
と聞かれて答えられなかった

ヒメコバンソウという名も
調べるまで聞いたことがなかった

ヨーロッパから江戸時代に来た
帰化植物

江戸時代なら許すことになっている
私の中で

姫のつかないコバンソウは
ちゃんと小判のような楕円形で
横筋が入っている
こちらは明治に来た帰化植物

振るとシャラシャラと音がして可愛い
            
ヒメコバンソウ