イノダ東京

2017-11-30 19:17:07 | 美食
京都のイノダコーヒの東京店が

大丸の中にあるのは納得できる

京都の大丸の中にもあるし

大丸は京都一の京都が誇る百貨店だから

「今でも京都では大丸さんと呼ばれます」

と話してくれたのは

身内が大丸に勤める人の自慢だったかもしれないけれど

大丸が京都では特別というのは本当だろう

イノダは喫茶店でもカフェでもない気がする

理由はそこに行くと包まれる雰囲気が特別なのだ

東京のイノダも

クラシカルな内装で仕上げられていた

視界はこんなふうだが
        

ミルク砂糖入りのコーヒーは京都と同じで
        

ボルセナも銀の蓋あけ儀式で運ばれてきた
        
        

こんなことのためにイノダに行くなら

京都で行けばいいと思われそうだが

ダメなのです

京都では行くところが沢山あって

イノダまでまわらないのです

ボルセナを食べるときに浮かぶのは

三浦洸一の「弁天小僧」

なぜならば

うどんのようなスパゲティ

というところが

牡丹のようなお嬢さん

という歌詞に置き換わるのです

あまた昭和歌謡の話になった

このブログを

80代、90代、100歳代の方が読んでくださっていますように

単発料理教室

2017-11-29 19:26:22 | 日記
今日は講習というより

お歳暮用に作る品を

てつだってもらったというのが本当

一つは紅玉ジャム
        

もう一つは田舎パテ
        

パテを瓶詰にする実験みたいなもので

重石をかけて身をしめるため

明朝まで出来具合は確かめられません

コルニションと一緒にいただきます

おいしすぎたら

お歳暮にしないかもしれない

猫という人間

2017-11-28 15:59:33 | 日記
見てきました

映画『猫が教えてくれたこと』

東京では二館で上映されていますが

私のことですから銀座で見ました

七ひきの個性的な猫をクローズアップ

ということでポスターも一匹を大写しでしたが

それぞれに感情移入できるところまでは迫らず

イスタンブールの風景としての猫を

淡々と描いている感じでした

それで自然に瞼も重くなりかけました

そんな私の目を覚ましてくれたのは

ところどころで挿入されるトルコの歌

その一つにウスクダラが出てきました

これは元はトルコの民謡だそうで

アメリカの歌になったのは1953年

わたしらが馴染みのあるのは

1954年に江利チエミがうたったものです
        

そこではウスクダラになっていますが

映画の字幕ではユシュクダラとか書かれていました

若い人が訳したのでしょう

ウスクダラギタリケンアウドロビリアンブー

意味はわからんけど今でも歌えますよ

それから連鎖的に思い出したスイングジャズ

「イスタンブール」

これも意味はわからんけど

歌詞の中にコンスタンチノープルと出てくるので

予備校時代、チエちゃんと二人で勝手に

「イスタンブール、昔コンスタンチノープルだったイスタンブール」

と歌っていました

そしたら本当のタイトルは

Istabul (not Constantinople)というものだとわかりました

この歌もアメリカで1953年に発表されて

日本ではデュークエイセスなんかが歌っていました
        

輪唱みたいに数人が繰り返すので彼らにぴったり

名曲だから若い人にもきいてほしい

ところが今年の12月、デュークは62年目にして解散だそうです

最後にこの歌を聴く機会はないものでしょうか

12月はイスタンブール発の「オリエント急行殺人事件」が

封切られます

あ、今日は猫の話じゃなかった

粉ふき芋

2017-11-27 19:26:48 | 美食
今日食べたいのは粉ふき芋

子供のころ母がよく作ってくれた

横に並ぶのはステーキ
        

昔はステーキ肉はそんなに高くなかったし

怪しい輸入肉もなかった

我が家ではお弁当にもステーキをカットして入れられていた

そんな時粉ふき芋も一緒に

だから今日はステーキも食べたい

粉ふき芋は日本料理かな

フランス語訳を調べると

pomme de terre en poudre

とか出てくるげど

この場合の粉poudreはジャガイモ自身の粉ではない

ステーキと粉ふき芋は

日本人のご飯のおかずです

開店間近

2017-11-25 19:02:39 | 日記
11月4日に載せたお店のうち

大久保通と神楽坂通の交差点の店
        

中華饅頭の「五十番」の新店と決まりました

これまで三か所を転々としてきた店だけど

きっと今度は大流行すると思う

最初の店ではイートインの部分もあって中華料理の店だったけど

今度からは中華まんじゅうテイクアウト一本

こう書くけどアタシは

中華まんじゅうを食べる習慣がないので見るだけの店


もう一軒、うちの裏で工事していた店
        

何かなあと思っても聞けなくて

そんな時おなじように通りがかった女の人が

何でしょうねと私に聞くので首をひねったら

すぐに工事の人に尋ねに行って答えをもらってきました

「中華惣菜の店ですって」

中には桃李天下と書いた立派な看板が見え

奥では白服の男たちがずっと試作している

そして一人中国語で電話している人がいた

桃李天下というのは麹町にあった中華料理の店で

今度からはテイクアウトになるらしい

え、ここも中華でテイクアウト!

こっちはかなりレベルが高そう

ちょっと楽しみ

ごく近くだから

買い物してうちで友達とごはんすっかなあ

カルボナーラ

2017-11-24 18:52:37 | 美食
クリーム豆腐を使ってパスタを作る提案を頼まれ

電話で説明したいるうちに

カルボナーラをたべたくなった

ベーコンとニンニクは炒めておく

卵黄、ミルク、パルメザンは混ぜておく

スパゲティを茹でて、茹で汁少しをベーコンにそそぎ

スパゲティも加えて汁が沸いたらミルク卵を注ぐ

上にあらびき黒コショウをふる


カルボナーラの語源は炭焼きだから炭の粉みたいな黒コショウは必須

生クリームではなくミルクなのは、常備されているという理由から

ベーコンしか使わないのはキノコや玉ねぎ入れると味がぼけるし野暮ったい

ほかには茹でたカリフラワーとかほうれんソテーとか一緒に食べる

それと果物くらいあればこれで夕食


京都イノダコーヒには

カルボナーラを思わせるボルセナというスパゲティがある

ベーコンのほかに玉ねぎやマッシュルームが入っている

ボルセナはイタリアにある町の名前なので

誰かイノダの人がそこでクリームスパゲティを食べたのかな

うちの息子は子供の頃イノダでそれを食べて感激し

蓋つき銀の皿に恭しく運ばれてきて給仕がさっと蓋をとる儀式が好きだといった

京都育ちの子供には子供のころの楽しい思い出となるらしい

洛中に棲むお嬢さんも

「うどんみたいに太くて柔らかい前世紀の遺物」

と笑いながら懐かしんでいた

東京の大丸にもイノダの支店ができたと聞く

行ってたべよーっと

あ、クリーム豆腐のパスタ案依頼も京都の人からだった



粗大ごみ

2017-11-23 15:13:40 | 日記
料理書の図書館を始めたときに買った

本棚を四つ処分することにしました

図書を食品会社や大学に譲渡したあとは

古いノリタケの展示棚として使ってきましたが

生活を小さくすることに決めました

友人たちもそろそろモノを減らしています

私もそんなときがきたようです

シュウカツですかね

長い間有難う ごくろうさん

冬のチョコレート

2017-11-21 19:04:24 | 日記
ここまでチョコボールCMを引っ張ったなら

食べたい
        

できることなら遠藤憲一みたいに

指の間に三粒はさんでホイと放り込みたいが

チョコの芯には何が使われているか知りたいのに

四種類のチョコボールではっきりしているのは

ピーナツとかかれているタイプだけ

他は原材料を読んでもわからなかった

キャラクターの鳥はキョロちゃんというのだそうですね


もう一つ今の季節に食べたくなるチョコは

ラムレーズン入りのラミーチョコ
        

最初に教えてくれたのは

パリ留学帰りのユウコさんだった

あれから40年 ふわー

今では冬季限定発売になりました

アルコール3.7%だそうで

大事な仕事の前にはあやうい


昔ヒ素入りミルク事件を起こした会社や

国産にみせかけて実は外国籍の会社の

チョコをなぜ食べるのかって

うん、考えときます

子供嫌い

2017-11-20 18:04:09 | 日記
チョコボールのCMで

遠藤憲一が子供に敵意を見せるのは

似合っていると思う理由がある

15年くらい前に

近所の保育園の手伝いをしたことがある

父兄が迎えに来る時間が近くなると

園ではテレビの録画映像を繰り返し再生して園児に見せていた

その一つに「忍者戦隊カクレンジャー」というのがあった

放送から10年ほど経ったすりきれそうな画像に

憎たらしい妖怪が出てくるのだが
        

子供たちは声をそろえて

「きらーい、この人」と言ったのを

私はそのバリバリ低音が耳に心地よくて

「カッコいいじゃなーい」と逆らった

遠藤憲一はすでに見知っていた

こどもたちの敵はほかにもいた

がらくたの山のようなおもちゃ箱の中に

黒いドレスを着た魔女人形があり

誰も手にしなかったのを

私が毎日つかんでわがものとしていた

それを賢い園児が「はい先生の」とキープしてくれるようになり

ある日魔女がみつからなくて私がわめくと

「いい加減にしなさい」とたしなめたりもした

あのこざかしい男の子も、手に負えないほどワルだった双子の兄弟も

今は選挙権を持とうとしている

会いたいかって?

とととんでもない。そんな変化は見とうない

で、話を子供嫌いに戻すと

タイトルの意味は、子供を嫌う意味ではなく

子供から嫌われる意味でつかいたかったのだな

だって、男好きのするいう表現は

男を好きなのじゃなくて、男から好かれるの意味でしょ

といっても

男好きというのは男を好きなのであって

のする、をつけるかつけないかでは意味が違う

遠藤憲一のチョコボールの戦いは

子供嫌いの奥に子供から嫌われている歴史を

私は見てしまうのだ


霜月顔見世

2017-11-18 19:15:00 | 日記
京都南座なら師走顔見世となるところ

東京では十一月が顔見世なので

一気に派手派手とはならないが

季節はずれの「鯉つかみ」など演じて盛り上げる

それなりに面白かった

今回は美青年とは遭遇せず

隣に巨漢おっさんが着席して

はみだす、ぶつかる、押してくる

昼食後はこっくりこっくりして

それなら家で寝てくればいいでしょ

来月も来年も見たい舞台が続きます
        


それよりも山手線の中の液晶画面で

面白いCMみつけた

遠藤憲一の表情が絶妙で

帰ってからネットで検索しました

垣根の外を通る子供に、喋るキョロちゃん人形を見せつけて

どやっ
        

と真剣に勝とうとする大人

私ならわかるわかる

子供嫌いの人に見せたいCM

チョコボールって子供むけの菓子なのに

子供にこびないこの姿勢

評価します