繕いもの

ネグリジェのボタン
を付け替えたり
ワンピースのほころびを縫ったり
着物の裂けに当て布したり
ネットの袋に裏を付けたり

そんなことができるようになったのは
大学のレポートから解放されたから

もっとほかになかったかしらなんて
探していたりする
縫い物の時間は
料理よりもっと女性的な時間



明日から夏休みをいただきます

もしかしたら夏休みではなくて閉館だったりして

疲れてはいませんが
ブログ用の写真を撮ったり
短文を書いたりすることから離れて
じっくり籠って長文を書こうかと
思い始めたからです

コメント欄にはどうぞご用件書き込んで下さいませ

奈良漬

綾子さんの奈良漬が
届かなくなって
二回目の夏

ずっと頭の中にあったことを
実行することにした

きっかけは
練り粕といわれる
まだ酒分のたっぷり残った
柔らかい粕をみつけたこと

自分で奈良漬を
作ってみるのだ

家の中にはなるべくプラスチックを置きたくない私が
どうしても綾子さんの最後の奈良漬の樽を
　　　　　　　　
捨てられずにいたが
役に立つことになった

二つ割の白瓜に塩をして何段も重ねて
水分を出して一週間後に漬ける
　　　　　　　　

カンナ

飯田橋にはカンナが生えている場所が
二か所ある

しかしどちらも黄色の花が咲く

なぜ「しかし」という逆接の接続詞かというと
カンナは赤くなければならないからだ

私の子供のころ
カンナは流行っていたのか
ふつうにあちこちで見られた
ダリヤにケイトウも

そして「赤いカンナの花咲けば」
という映画があったのだ

私は見ていないけれど
松島トモ子主演の映画だった
共演はお決まりのように小畑やすし

当時の松島トモ子は
小鳩くるみや渡辺典子や近藤圭子や安田章子や
上田みゆきや畠野世紀子や熱海幸子らの少女歌手が
スクラム組んでも勝てない人気があった

赤いカンナの花咲けばというと
連想するのは
夾竹桃の花咲けばという小説

私はこれを長い間吉屋信子の作品だと思っていたら
佐藤紅緑の書いたものだった
同じ誤解をしていた人が何人かいたのは面白い

この小説も読んだことはないが
主人公が照子と信子という姉妹なので
小学時代にクラスメイトの信子さんに
うちの母がてる子だったところから
姉妹だったのかーと
冗談を言い合ったことがある

というようなことを
カンナを見ると
思い出す
　　　　　　　　

証拠

こう暑くちゃ
　　　　　　　　
動く気にもならない



あ、そ
　　　　　　　　
じゃこれは何


ママのいないときに
活動してんでしょ



ん、
　　　　　　　　
ご　め　ん

扇風機

１０年前に
ホームセンターで買った
幅２０センチほどの
小さな扇風機

丸い形のは
なんだか不安定な感じがしていたら
これをみつけたので
すぐに買った

今年は大活躍

といっても
シャンプー後の
ドライヤーがわりのことが多い

熱風のドライヤーは苦手だし
手で持つのも不便だし

これなら両手で
髪を触れるし
パソコン見ながら
かわかしたりしている

花ズッキーニ

ああ、はやらんなあ

花ズッキーニというても
知らん人の方が多くなった

グルメブームのころ
ズッキーニの花に詰め物をして
中からなんか出てくるのを一興としていた

ジャックマクシマンはん
どこ行かはったやろ

ちゃんと詰まってまっせ
　　　　　　　


花ズッキーニ　　　(コヒルガオ)

レポート整理

ようやく
大学で書いたレポートや
資料の整理に
手をつける気になった


捨てて捨てて捨てて
レポートは三分の一になった

どうして
捨てるようなものを
コピーさせたり集めさせたりするのか
私たちの子供のころは
広告の紙の裏が白いと大喜びで
落書きできる、と大事にしたものなのに
今は先生からして大量の紙を消費することに
何の抵抗もかんじていない
どころか消費奨励のようなところがある


久しぶりに自分が格闘して書いたレポートに触れて
感慨深い

かって？

とーんでもない
何かイヤーな時間を思い出して
ばかばかしかったなー
である

もしクラスメートと再会して
大学ではこんなことがあったあんなことがあったと話すとしたら
懐かしいどころかむなしい

話すならこれからのことがいい

自分では楽しくて充実した大学生活を
送ったつもりだったのだか
やはり私は学校というところが嫌いなのだ
学究は好きでも学校は嫌い
もっと自由にやらせてくれー
紙なんかつかわなくても
いっぱい勉強することはあるのに
どうして枠にはめようとするのかなあ

フランスでは絶対にこんなことはない

日本の学校
やっぱり面白くない

お中元

いつも忘れずに送って下さる
スパイスの会社から
ありがたい贈り物
　　　　　　　　

すぐに使えるスパイス料理の調味料がたくさん

インドネシアのナシゴレンのスパイスなんて初めて
　　　　　　　　

カレーは辛いもの苦手の私なので
料理教室で生徒さんにおすそ分け
　　　　　　　　

というわけで
あっという間になくなるのでした

キリ

これがキリ？

桐は大好きな木の
高いランクに位置していて
高貴な風情のある木だと思ってきた


大きく育った木が花を咲かせるころには
もう手の届かないところに
紫いろの花冠が立つ


それは遠目からの方がよくわかる姿で
五月の晴れた日に車窓からみつけるのがうれしい


市ヶ谷のお濠端にも総武線からみえる木があったが
数年前の暴風雨のとき
倒れて片付けられていた

しかし
その木のあった周辺から
ほら
　　　　　　　　
　　　　　　　　
何本も幼木が育っている
まるでタチの悪いアカメガシワみたいに


そう桐って
高貴でたくましい


だから道端に落ちた種からも
こんなに元気に独り立ちする

梅雨明け

とうとう
　　　　　　　　

先週までは
東京は
陶然となるほどの心地よい風か
吹いていて
京都や福岡の友人には
申し訳ないくらいだったのに
とうとう

今日から夏本番
　　　　　　　　
体がついてきません

夕方まで家の中でじっとして
ひがかげってからお買いもの

靴は大抵
中野のブロードウェイで
　　　　　　　　
安いのを安いのを
比べて買います

今日は夏の軽いサンダルを買いました