京都慕情

2018-06-29 21:14:24 | 日記
財布の中の図書券が邪魔

これは春に西日本新聞に投書が載った時の謝礼

1000円で買える本はないかと近所の書店に行ってみた

目にとまったのは「京都人の密かな愉しみ」

これは数年前からNHKBSで放送されている番組をまとめたもの

少し前にヨーコさんが録画して送ってくださったのだけど

私のパソコンとは合わないようで見られなかった

本を立ち読みしながら

これはDVDになったものをまとめてみなければと思った

ヨーコさんが送ってくれたのは

二人で訪ねた洛北の陶芸家が出てくる回で

虚実ないまぜの大人のストリーが展開されているらしい

あ、私のパソコンはテレビ見られない、

というか我が家にはテレビがないのです

立ち読みの本の最後にはテーマソングとして流れたという

京都慕情の歌詞が載っていました

そんな歌あったなあ

渚ゆう子が「京都の恋」に次いで出した曲

“あの人の姿懐かしい 黄昏の河原町”だっけ

東京で学生終盤だった私には

それに似た思い出はないけれど

なぜかしんみりくる

それはデビューが遅くて遠慮がちに見えた渚ゆう子のせいかもしれない

確か京都の恋が売れて忙しくなり

婚約していた人と別れたのだった

渚ゆう子は今どうしているのだろう

結婚したのかしら、幸せに暮らしているかしら

本屋から帰宅して検索してみた

すると若い日に別れた人と38年ぶりに会って結婚したのだと

京都慕情、いい歌やなあ

京都人の密かな愉しみのDVD買いたいなあ

そして京都行きたいなあ

財布の中の図書券はまだ残っている

毎日サクランボ

2018-06-28 10:51:32 | 美食
サクランボの最盛期で

東京のスーパーには山盛りに並んでいる

それを私は毎日パクパクッとたべている

佐藤錦の出回る前は遠慮するけど



昔はこんなに見られなかった

特に九州ではサクランボなんて

本の中の食べ物だった

いやしかし、わがやにはサクランボの木があった

祖父が今から80年前に植えた木で

二三粒実をつけるけど鳥が突いて無残な形の実しか見たことがない

あの頃の憧れから考えるとまさに隔世の感

今私はサクランボの木を育てたいと思っている

長野に空き地があるといってくれるトミコさんち

またはなんでも植えてくださいといわれる花脊のお宅

いっそ両方に?

理想は以前読んだ音楽プロヂューサーの文の

アズナブールの家の庭に

沢山の実をつけたサクランボの木が横たわっていて

それを来客が自由につまんでいたという風景

サクランボは自家受粉しないそうだから

何本も植える方がいいらしい

文子と胡瓜

2018-06-27 19:47:59 | 生物
猫でなくても慣れないこの暑さ

老猫文子はますますボーっとしています

猫は老いても遊んでやらなくてはいけないといいますが

文子向きのおもちゃなど我が家にはありません

ちょっと買ってきたばかりのキュウリを振り回すと

食いついてきました(興味を持ったと噛んだの二つの意味で)

よかった、安上がりで

だけど食べ物を粗末にしてはいけないって?

粗末になんかいたしません。ちゃんと食べます

すぐに連想したのはクリスマスツリー事件

植物ハンターといって売り出し中の

そら植物園の西畠氏が神戸に世界一のクリスマスツリーを運んできて

その後はその木を加工して商品にしたのを

田中康夫がメディア上で批判し

それを西畠氏が名誉棄損と訴えている騒ぎ

私も田中に一票かな

騒がしいイベントに一本の木の命を粗末にするのは見苦しい

動物と違って植物は適地に植わっているものだから

世界中から植物をハントして派手なパフォーマンスをする人は

信用できない感じ

最後の一輪

2018-06-26 21:29:34 | 生物
五月末から次々と咲いてきたクチナシも

とうとう最後の一輪になりました


ちょうど梅雨に合わせたかのように一か月

今年は虫の害が少ないと思っていたら

いました、こんなのが


割りばしでどけようかとも思い思いましたが

すぐに飛び立っていくことでしょう

梅雨の中休み

今日も暑い一日でした

モリのいる場所

2018-06-25 19:25:24 | 日記
とうとう真夏の暑さがやってきました

いい気分になりたくて

あの映画を見に行きました

先日飯田橋のギンレイホールの朝一番に行くと

平日なのに盛況

有楽町のvisionを朝一番で見に行ったときはガラガラ

さて銀座の朝一番は?

そこそこ盛況

面白いのは来ているシニアが皆さんきちんとしたおしゃれをしていること

上映の映画は

仙人と呼ばれた画家熊谷守一の話

というより熊谷のいた庭の話

熊谷の庭については

2015年7月22日にブログに書いた

読み直してみると正確なことは書いていない

熊谷の住んだ豊島区の庭はもうなくて美術館になり

庭にあった草木は息子のお嫁さんが国分寺で育てているのだ

そしてもう一つ熊谷の記念館が故郷の岐阜にある

という構造

映画の庭はスタッフが葉山に作ったものだそうだ

とくに引っかかる事件もなく映画は進み

途中ちょっとずっこけるけれど

いい気分で見終わりました


河瀬直美のvisionを見た後だから評価が高いかな

それにしても樹木希林あちこち大活躍ですね

秋には「日々是好日」というお茶の世界の映画で

黒木華と共演

とても楽しみです。

学校の花壇

2018-06-24 07:36:43 | 生物
近所の小学校

通りすがりにちらと見ると

ベゴニアやチューリップなどありきたりの花に交じって

おやと思うものが植えられている

半夏生


土地によっては絶滅危惧種にもなっているが

最近流行しだしたともいえる

まったく小学校らしくなくどちらかといえば年寄り好み

植木屋にすすめられてセンセがこうたんやろか


私が子供の頃は貴重で高価だったスズラン


この学校の金網の下には沢山植えられている

花の時期は過ぎ、今は緑の実が

これ猛毒

まそれも教育といえば教育


春でもない秋でもない雨の季節に

クロッカス


いやサフラン?

クロッカスの中で花サフランでもイヌサフランでもない

サフランの雌しべが香料のサフランになる

日本では大分の竹田市が9割を栽培しているという

国産のサフランがどこに流通しているのか知らないが

一度竹田市に見に行きたい

サフランのイベントや料理があるらしい

ニース風サラダ

2018-06-23 06:09:48 | 美食
もう長いこと作ってなかった

カフェをやっていたときは

夏は毎日作っていたのに

急に食べたくなって作りました

本場ニースの決まりでは

火を通した野菜は使わないことになっていますが

パリのカフェなどではジャガイモにインゲンは定番

パリ風ニース風サラダとでも言いましょうか

私の中ではニース風サラダは

葉っぱのサラダとは違って

ゴロンゴロンと食べ応えのある料理サラダなので

じゃがとインゲン必須です

他にはゆで卵、トマト、キュウリ、オリーブ、ツナ、アンチョビ

ツナ入れないという説もありますが

うちのカフェではツナの会社にお世話になっていたので

極上ツナを入れていました

これを次の料理塾でやろうかと思いましたが

ドレッシング以外は簡単で


ご指導申し上げることもないかと

刈り時

2018-06-21 22:32:14 | 生物
今年の1月24日と5月10日に載せた

恵比寿の線路沿いのセンダンが伐られた


秋の黄葉と冬の白い実はもう見られない

いやもしかしたら切り株からひこばえが出て

また育つかもしれない


神楽坂上の交差点の荒れ地が刈られて空き地になった


ノコギリソウが人の背丈程に伸びていたから

役所が見かねたのか

それでも道路拡張工事はすぐには始まらないから

またきゃつらは繁茂するだろう

福岡のお屋敷も12月の工事までは雑草と蚊が

最後の夏を謳歌していることだろう

野球かサッカーか

2018-06-20 15:31:22 | 日記
テレビがないせいもあるけれど

ワールドカップ、全く見ません

テレビがなくても

野球はネットの速報や順位を見ます

ごめん、やっぱサッカーは野球の一球一球のような緊張がなくて面白くないんです

それでも熱心に見ていた時期もあるのです

Jリーグができ、フランス大会に出場した頃は

ちょうど京都にカフェを開いた時だったので

従業員からテレビを借りて店に置き

スポーツバーのようにしたら満席になりました

店の外にはガラス越しにのぞき込む人もいて

楽しい一体感がありました

思い出すとまたカフェをやりたくなります

でも観戦中は注文が途切れるから儲けにはつながりませんでした

その後アビスパ福岡や京都パープルサンガができたので

私はどこを応援すべきか迷いました

生まれ故郷の福岡、好きで住んでる京都、仕事をもらいに通う清水

つまり親か恋人か職場か、でした

圧倒的にエスパルスが強かったけれど

それで応援しなくなって

いつの間にかサッカーは見なくなりました

スポーツ選手は年齢の限界がすぐにやってきて

応援する側はなんかため息が出ます

Vision

2018-06-19 18:20:18 | 日記
日本映画が世界で注目されている今

さて今朝は何見に行くかなあ

モリのいる場所、万引き家族、vision

映画はストーリーよりも視覚に訴える舞台が重要で

やっぱりいい気分にさせてくれる森林ものを選んだ

実は私、河瀨直美監督の映画は見たことがない

萠の朱雀や殯の森は興味があっていつか見たいとは思っていたが

あんは見られそうで今一つ積極的に見られなくてそのまま

visionなら考えずに風景だけでも楽しめそうとでかけた

意外や上映館は少なく

丸の内ピカデリーでも朝一回のみ

観客は、えっ、20人くらい

万引きにやられましたかねー

ストーリーは説明できるようなものはなく

出演者に目がいくだけ

一番よかったのは白い紀州犬ですかね

死ぬ演技は薬を飲ませたのでしょうか

心配でしたが舞台挨拶に来た写真があるので安心しました。


次は白川和子

つい数日前のテレビで団地が登場した時代を取り上げていて

コラムニストの泉麻人が、団地、団地妻、白川和子

なんて似合わない弱弱しい冗談を言っていたので

白川和子どうしてるかなあと思っていた

ちゃんとおばあさん役していました

夏木マリの老婆役を

樹木希林の後を次ぐ老女優と評価した人がいるが

老女は怪しいとは限らず

淡々と老けているのもいい

白川和子だって芸人と組んでM1に出たりして

ロマンポルノの片りんも見せない面白さ


ところで森の風景に癒されたかというと

まあちょっと

カメラアングルのパターンが少なくて

もっと色々見たかった

森林物でいうならウッジョブの方が楽しめた