剪定

2013-02-27 20:17:15 | 日記
福岡の御屋敷の
剪定ボランティアは
プロの庭師さん二人に
素人四人の計六名

楽しかったというのとは少し違う
素敵だった

ロケーション、シチュエーション
時間の流れ、空気
楽しいというのは賑やかに笑いあう場面を想像するから違う

皆、黙々と自分の役目をはたしていて
冗談を交わす気にもならない

かといって
まなじりを結して集中しているのでもない

子供が新しいおもちゃに吸い込まれているような

そんな中
ダイくんは太い枝をのこぎりで短くして
ゴミの山に入れる仕事を受け持っていた
        
私がいつか交代しようかなと思いつつ
山茶花の剪定をしていたら
プロのミカさんが
「彼にほかのこともさせてあげては」
と私にお伺いをたてにきてくれた
本来ならプロのミカさんが指示してくれてもいいのに
本来なら仕掛け人の私が先に気付いていいのに
ダイくんにも面白い仕事をあげましょうよという提案

ミカさんは本当に心の優しい人なんだ
きっとダイくんもその思いやりに気付いている筈

と一人で感動していたら

ダイくんは帰りの飛行機で
「のこぎりで切るのが楽しくて
 腕があの感覚を忘れられないから
 次はチェーンソーにトライしたい」
だって

お庭は見違えるように
きれいになりました
before
       
after
       


before
       
after
       

隠れていた灯篭も見えるようになりました
        

東京から飛行機で駆けつけたり
京都から新幹線や夜行バスで到着したり
軽トラック運転して来たり

わからんやろなあ
役所のおっちゃんには
この道楽

恒例

2013-02-23 08:06:03 | 日記
春のジャム作りを始めました

ちゃんと立っていられることが
どんなに幸せなことか
かみしめています

ジャム作りを始めたということは
確定申告の季節
それに卒論は
発表したけれど
web上にのせるものをつくらねばならず、
大学での展示も作らねばならず

一向に解放されません

明日からしばらく福岡
ちょっと休館いたします

煎茶器

2013-02-22 16:10:10 | お宝
食器棚の中を指して
「あれは何ですか」
と聞かれることが何度もあった

煎茶の湯冷まし

母が来客用に使っていたのを
深く考えずに
「頂戴」
ともらってきた

以前載せた
錫の茶托とおそろいのように
母は梅模様同士で使っていた

お茶漬け

2013-02-21 17:10:54 | ままごと
関西のお茶漬けはほうじ茶、番茶だけど
今日は煎茶で

漬物はすぐきじゃなく野沢菜
ほかにしば漬とはりはり漬


ごはん   (雪)
お茶    (オカオグルマの汁)
野沢菜   (オカオグルマ)
しば漬   (山茶花)
はりはり漬 (つつじの黄葉)

今日は材料を採取していると「何してるんですか」
と小学生に話しかけられた
「ままごとの材料にして写真に撮るの」
「ふんふん」
とうなずいてはいるが納得はしてない様子
だから聞くんじゃないってば!

雪は降る

2013-02-20 08:48:21 | 日記
今回ほどひどいぎっくり腰は初めて

まったく起き上がれなかった

宅急便が来ても
寝たまま床を背中ですべって受け取り

今年の病気続きは疲れもあるけど
寒さがこたえている

靴下をはかせてもらうのに
息子を呼びつけると

「いくらお勉強ができてもねえ
 自分の体の…」
とか言いながらはかせてくれた

やっと起きたけど
下にあるものは
バレリーナのように片足あげてつかみます
        

ショコラ・ベルジュ

2013-02-19 00:05:12 | 美食
これはベルギーに住むサチコさんが
お里帰りのみやげにくれたもので
日本の二月の行事とは何の関係もない
        

        
Gallerと

        
Mary
どちらも王室御用達のショコラティエで
日本には輸入されていない
日本に同名の会社があるが
それは別もの

いかん!
いかんいかん!
一個食べると止まらなくなる
こんなにおいしいショコラは食べたことがありません

おいしいとは、こういうことを言うのです
まさにおいしさが芸術となって
迫ってくるのです

ショコラ・フランセとの違いは甘さだといわれます
私はベルギー派
そのことを
昔パリに住むヨシコさんが
「本当のショコラ好きはベルギー派」
だと言いました
フランスのショコラは甘さが抑えてあります

とにかくものすごくおいしいの
最後の一個を食べる日のことを考えると
悲しくなります

母のアルバム

2013-02-15 00:05:24 | お宝
ここまで来ると
以前出したお宝をまた載せているような気がして
全部確かめなければならなかった

子供のころは好きになれなかったこの表紙
なんとモダンで洒落ていることか
裏の模様もこんな
        

大正の人らしく最初の写真は
天皇陛下の御座所
        

私がこのアルバムを大事にする理由は
母が子供時代にままごとをしている写真があるから
        
        

読んでいる雑誌もわかる
        

私自身のアルバムは
どうも一時期なんでも捨てていたことがあって
そのとき捨てたような気がする
あー、バカだったー

DVD

2013-02-13 00:12:25 | 日記
卒論はDVDにまとめて発表した

ほかの人はパネルやパワーポイントを使っていた

年末に教授が「DVDの人はいませんか」
と言ったとき無反応だったのを
チエコさんに何の気なしに話すと
「学生は遅れている、大学は甘い
 私たちはクライアントや上司が
 DVDはないの、と言おうもんなら
 作り方がわからない予算がないなんて
 ゆるされないのよ」
と長年ファッションビジネスの世界で
生き抜いてきた人の論がビシビシと伝わってきた

よし、作るぞ

私の卒論はほかの人のような
模型で示すビジュアルな計画ではなく

森の中の植物を一歩一歩すすんで調べた地味なものだから
少しはデザイン科らしいものを創作しておきたい

それからDVDを作るための
無料ソフトを探してパソコンが大分汚染されてしまった
結局チエコさんのパソコンの中のソフトを借りたのだけど
当のチエコさんも忘れてしまっていて
銀座のアップルの教室に何度も通って教わってきてくれた
私のために

チエコさんの部屋には
節分の日にまいた大豆が散らばっていて
それを踏んづけて粉々になったものもあった
そんな状態を掃除するよりもまず
私のために雪の中を銀座まで出かけてくれたのだ

DVDで発表なんてランドスケープコースでは初めてだ
と教授も喜んで下さった

私はあの粉々の大豆をずっと忘れずにいるつもり

じわじわと二年間の疲れが出始めている