最終回!? ほんと?

2019-07-06 18:15:08 | 日記
今一番熱心に見ている番組は

ポツンと一軒家

ではなくて

「大富豪同心」

時代劇に未来はないと思っていたが

こういうのを作れる人たちがまだいるということは望みがある

この時代劇はきっと若い人たちにもウケるし

お年寄り(ったって自分もそーだろーがなんて言わない)も

正確にいうと私よりも年齢の多い人、戦前生まれの人も

満足させていると思う

今風なセリフやおふざけは一切ないし

男っぽい争いはないし

主役がちゃんとした立ち居振る舞いのできる役者だし

脇役も有名すぎないクセの強すぎないほどの良さ

第八回では仇討ちで二人の若者が斬り合う場面があった

へぇー このくらい立ち回りができるんだ

よほど念入りに殺陣師がついて指導したのだろうと思っていたら

二人の役者は一度くらいドラマで見たかなあ程度の印象だったのに

敵役の辻本祐樹は特技が殺陣で時代劇に出たことがあるそうで

仇討役の山口翔悟は殺陣のグループから立ち回りがうまいと評されているそうだ

こういう地味な活動をしている三十代が役者を続けてくれれば

いつかまた魅力的な時代劇が創られる日が来るかもしれない
(余談の情報では 二人とも猫を飼っているとわかった)

キャスティングした方はよう探してきなさった

大富豪同心の魅力は役者のほかにもあって

ストーリーがほんわかしているので

見終わって気分がいい

また背景の建具が華やかで手を抜いてないのも楽しめる
        

        

        

        

        

        

        

        

隼人さまの着物も侍の時の格子縞のほか町人の着物も華やかで毎回楽しみ

だからお湯のみが陶器というのは江戸の大富豪らしくなく見えてもうちょっとね
        

ああ、この楽しみも来週で最終回

しかし予告編には最終回!?ほんと?という文字が

なんとかして続編つくってくれー

皆さまNHKのオンデマンドなどで見てみてください



拾遺集

2019-07-06 12:33:07 | 生物
出町で肌着を買った後

ア…さんが乾物屋で足を止め

「おたふくまめのこと聞いてみる」という

あ、あれは私ならよう話しかけんタイプのおば(あ)さんや

「おたふく豆ありますか」

「ああ、あの花豆のことやな、もようのはいったような」

「いえ、黒い平たいようなお豆で」

「そやから花豆のことやな」

ほうら始まった、堂々巡り

「花豆はな、どんどん取れんようになって、うちには入ってこうへんのや」

傍観者としては面白い場面

おたふく豆というもの、聞いたことはあるしアレだろうと見当はつくが

人に話せるほど知ってはいない

小豆以外は乾燥豆を炊いた経験がなく、黒豆も食べる側一方

それでちゃんと調べてみると

黒いあの空豆の形をした佃煮のような豆は

空豆を重曹と鉄で、甘く黒く煮上げたものだとわかった

使う豆は色々で、空豆タイプの乾燥まめ

蚕豆と呼んだり天豆と呼んだり花豆と呼んだり

そのうち赤花豆は京都特産だが近年はとれなくなっているとか

一番よく仕上がるのは南米産の空豆だとか

ふうん、出町歩いてア…さんのおかげで一つ知識を得ました

昼は出町の端でおうどん食べて(なにせ私が胃痛もち)

出町のはずれの野呂でア…さんがお漬けもん買うて

出町の種苗やさんで半夏生探して(みつからず)

待たせていたタクシー呼んで

京都の残り時間をお寺で過ごすことにしました

といっても観光解説のドライバーはア…さんにあてがって

いや逆か、ア…さんはドライバーにあてがって

私はお寺の植物観察で時間を過ごしました

金戒光明寺ではシマモクセイの大樹が京都の銘木に指定されている
        

六月らしく黄色い梅の実が転がっているけど柵の中
        

特大の蟻の巣もみつけました
        

ここ吉田山では真如堂もそうだけど菩提樹が何本もある
        

と見終わった頃にア…さんが本堂の柱の太さに感動して戻ってきた

アタシは人が建築したものや人と人がどうしたという由緒より

人の手の加わらない動植物の方が興味があるもんで

最後に常寂光寺の植物も載せておこうかな

風で飛ばされて落ちた山桃の実をア…さんに味見させたら
        

おいしいと言っていた

少し脱線して、東京の山桃は途中から不作の色になったのはなぜか
        

右横にうつっているカメちゃんのせいか

で、京都に戻りまして
        
ヤブコウジは花の季節でした
        

マンリョウと同じ属というのがよくわかる花です

葵もすぐ手の届くところにあって
        

ほかに人がいなければ犯罪となるところでした

また思い出したら京都のこと書きまーす


家に帰り着いたら

“今は夏椿と半夏生が咲いています”という

南禅寺の庭師さんからFAXが届いていた

次回はこの人に会いに行かねばと思った