ＫＩＲＩのクリームチーズ

クリームチーズがたまったので

チーズケーキを作ることにします

何でたまったのか

何で大きい塊ではなく一口サイズなのか

それはですねえ

仕事場に週二回来るおっさんがくれるからです

何も言わずポンと私のデスクに三個載せてくれる

最初は驚きと戸惑いでええっ？

だって甘くないクリームチーズをどうしろって

昔オレンジ風味とかパイナップル風味とかの甘いクリームチーズを

自由が丘のシェルガーデンで買ってパンに付けてはいましたけれど

しかし折角のプレゼントなので

えいやっとコーヒーで流し込みました(案外いける)

でも一個まで

二個目からは続かなくて持って帰ってきました

それが毎週たまったというわけです

さすがに先週は「これから一個でいいですよ」

と言いそうになりましたが

今後ももらえると思っているみたいで言葉をのみこみました

それに今後は続かないかもしれません

だって笑顔の美しい臨時要員が入ってきたので

おっさん、これから私とその人に同様にふるまわなければならなくなり

毎回六個は大変でしょう

てな話をすることについて考察してみました

人のことをこのようにオブジェとして取り上げることは

大変失礼なのではないかと

ブログが全世界に自分をさらしていることは承知していますから

もしかしたらおっさん当人が読むことも想定はします

しかしそこに材料として他人を扱うということ

もし自分がおっさんでこれを読むとしたら…

これに関して二つ思い出すことがあります

子供の頃うちによく来る遠縁のおじさんがいました

その人はつるつるに頭が光っていました

その頃私は自分用に買ってもらった小さな黒板が嬉しくて

つるつるおじさんの頭のおかげで停電でも困らない漫画を黒板に描いていました

私が不在のときそのおじさんがうちにきてその漫画を見ました

あとからそれを知った私は罪悪感で穴に入りたい気持ちになりました

親は「おじさん、笑って喜んでたよ」と言いましたが

もう一つ

あるサイトでみつけたある建築物について質問をしたとき

メールで答えてくれた人はそのページのほかにツイッターもやっていました

そしてツイッターに「この建築物について質問をくれた女性、
あの年代の人はプライバシーの危機意識がないんだね」

とか書いているのをみつけたので私はツイッターに割り込み

「私はこの程度のプライバシーはさらしてこわくないんですが」

と書いたら向こうは慌てて

「失礼しました。前言削除しました」

とメールをよこしました。

さてチーズケーキが焼けました。
　　　　　　　　

次回は卵白減らしてレモン汁増やすかな。

あ、これをＫＩＲＩのお返しにしようか

いやそんなことしたらもっと沢山くれるようになって困る