破れ目

大久保通りの拡張で

閉店した瀬戸物屋さんと漆器やさんの跡地

空き地になったままでネット状の囲いがしてある

色々雑草が茂り始めているがよく見えなかった

そしたら今朝誰かが


そうよねー、見たいよねー

これは犯罪ですから奨励はしませんが（やったー）

空き地研究家としては、

何がどれだけどんなふうに生えているか

見なくちゃならないのです

多種の自生植物があるのを見るのが

どうしてこんなにうれしいのだろうと考えました

私は子供時代に植物と遊んでもらっていたのです

いわば子守、ばあや、そんな感じなのではなかろうか

だから子供時代のように寛いで甘えられる

ここの空き地ではタンポポがもう白い穂になっていました

冷やす？温める？

ひくっ

と来て忘れていた腰の激痛がまたやってきた

立てない しゃがめない 寝返りうてない

診療の後冷たい湿布を張られた

待てよ

ギックリ腰にはお風呂がいいという説もあるし

調べてみた

すると、最初の急性期の痛みと炎症をとるには

冷やすほうがよく

血流をよくして筋肉をほぐすには

温めたほうがよいと

ならば一日だけ冷やそう

と思っていたら

二日目こそ痛みのピーク

先生からはまだ張っておきなさいと言われて

この花冷えの季節

お風呂がいいんだけど…

三問クリア

故郷に気になる三つの問題を残していた

一つは

子供時代の住まいの近くに両親の仲人のI家があり

その人が町の名前の多賀を直方市から持ってきたという

父から聞いた話を確かめること

I家はもうなく、木々の多かった佇まいも変わってしまっていた

ところが一昨年、兄の一周忌で多賀を訪れると

I家の隣にできた喫茶店で「おばあちゃんまだ元気ですよ」と聞いた

帰京してお手紙を出すと、電話がかかってきた

仲人の娘に当たる人が一人暮らしで99歳になっていた。

その後福岡で会い能古島にママコノシリヌグイを見に連れていってもらった
(2016年9月30日のブログ)

多賀の由来に関しては、予備校の友人がら

直方多賀神社からの命名と黒田藩の資料にあることを聞いた
（2017年12月9日のブログ）


子供時代に住んだ家の隣には

福岡一というクラブの別荘があり

時々有名人が来ていた

その中で母が勝手口だ歌っていたのに合わせた

テノール歌手のKさんにチケットをもらったのに

いかなかった母のことを伝えたかった

Kさんの属する団体に手紙を書くと

うっすらと記憶にあるとはがきが来た

存命かどうか心配だったが

間に合った
（2017年12月11日のブログ）



予備校の友人と福岡の菓舗について話した時

春吉に優れた最中を売る老舗がある、と言われ、

以前から探していた店ではないかとネットで調べた

子供時代に、父のところに見たこともない珍しい菓子を持って

訪ねてくる学生がいた

一個一個違う凝った菓子ばかりだった

子供だった私は特に店の名前も記憶しなかったが

我が家では普通にはいかない場所にあったようで

お菓子がおいしいからと買いには行かなかったことを覚えていた

ネッㇳで調べたその店に手紙を書くと

「そうです、石井先生に習ったのは僕です」

店の主人から電話がかかってきた

間に合ってよかった

相手の年齢が問題なのではなく、

私の寿命がいつ果てるかもしれないから

私はこう思っていたのですよとちゃんと伝えておきたい

さ、これで三問クリアできた

また福岡に遊びに行かなくちゃ

新幹線に乗って

若竹汁

先日の料理塾は

鯖寿司と木の芽田楽と若竹汁にしました

有機野菜の店 瑞花では

タケノコをゆでて鍋ごと店に出しています

これがもうフレッシュで香り高くて

だからタケノコは木の芽あえではなく

若竹汁にしたのです

上等のお出しをとって

ワカメだけを添えたお吸い物

この薄味がタケノコの風味をひきたてます

鯖寿司にうなり若竹汁に感嘆した生徒の陽子さんは

数日後にはフィレンツェでの半年の料理留学に飛び立ちました

でも若いお嬢さんではなく

私より数歳下の婦人

半年後、お互いどう変わっているかしら

といって別れました

春猫

きのう

また神楽坂の石畳の路地を通ったら

丁度ふくねこ堂の女主人が出てきて

思わず「猫ちゃんお元気ですか」と

顔見知りでもないのに話しかけてしまった

すると「はいどうぞ」とドアを開けて私を中へ誘ってくれた

買い物をするわけでもないのに…

いた！knaaaaaao,knaaaaaaao

すぐに茶トラは近づいてきて

私のスニーカーをクンクン

グリ江がいっぱいにおいをつけてるからね

たっぷりとなでなでさせてもらって帰って来た


今朝！何か月ぶりだろう、容子ちゃんを見た


ご飯は毎日なくなっていたから

通ってきているとは思っていた

嬉しくて嬉しくてこの写真のボケ様ときたら

いつか引っ越すときが来たら

容子ちゃんのことは

トンボロのママにお願いしようと考えている

文子が野良の時ずっとおせ世話になったように

ステビア農法

去年のいちごジャムは

神楽坂の有機野菜の店で見つけた

完熟の章姫イチゴで作ったら

今までにないおいしさだったので

今年も待っていましたが

なぜか今年は入荷しないとのこと

それでキョロキョロ探しましたよ

キョロキョロだけじゃなくクンクンも

安売り野菜の店でいい香りのイチゴがあったので

よく見たらステビア栽培と書かれていました

ちょっと買ってみよう

家で食べてみたら甘い

合格にしてジャムを作りました

すると風味が薄くて粒が固く

特にイチゴらしさというものもありません

失敗、とちおと、めっ！

同じ安売りの店に佐賀ほのかが並んだので

一昨年に戻って

丁寧に煮込んで濃厚な苺ジャム

作りました

ステビア農法とは

葉が甘いとされるキク科のステビアを

鹿児島で栽培していた農家が

土の上で捨てられて堆肥化したステビアのあるところで

ミカンを作ったらとても甘かったという

偶然に始まるそうです

上の写真はステビアジャムの方

ひとにはあげられないから

自分でせっせと食べます

五時間の旅

新幹線での福岡行きは

ちっとも苦になりませんでした

またすぐ乗りたいくらい

道中トミコさんとメールしあっていたら

寝る間などなかったし

座席前の空間が飛行機より広くて楽で

腰が痛くなることもありませんでした

用事があって出かけた旅でしたから

食べたり遊んだりはなかったけれど

一つだけお買い物をしました

以前も載せた

西鉄高宮駅にある地球文化屋という

シンプルファッションの店

目的を持っておかいものにいきました

新幹線には東京のしごとをおえてすぐ乗ったので

ボトムはすりきれて肉が見えそうな

ヘビーユースのスパッツをはいていました

高宮でこれを新しいものとはきかえたいと

思っていたのです

ありました。グレーのスパッツ1500円

店員にすぐ使うから包装はいらないというと

試着室を貸してくれたので

レースのように透けていた古い方のは

有難うを言って駅のゴミ箱に納めました

ほかにもほしい服がありましたが

また来るときの楽しみに

と店を出ました

荷物も

いっぱいでしたしね

例えば半壊しているタブレットパソコン

説明会に出るのに書類無しでネット検索しながら

話を聞くことができました

新幹線の中では圏外表示が出ることが多くて

あまり役に立ちませんでした

ANAはこのごろ機内モードにすればWi-Fi使えるんですよね

旅の形もどんどん変わります

ツルニチニチソウ

飯田橋の土手に

一輪だけ咲いている

なんとなく日本的じゃない

と思ったらやはり

ツルニチニチソウはヨーロッパからの帰化植物だった

それでも私が小学一年生の時の記憶がある（私が一年生って古おっしゃろ）

からもう帰化して長いということになる

一年生の時、母が何かで何日も家で臥せっていた

心を痛めていた学校の帰り道

どぶの向こうの石垣に青紫色の花が蔓を這わせて咲いていた

母のためにあれを取って帰りたい

そう思ったけれどどぶを飛び越える勇気がない

手を伸ばしても届かなかった

そのとき以来あまり見ることのなかった花だが

この頃よく見かける

ツルニチニチソウ、キョウチクトウ科

だからアルカロイドを含み

いわゆる毒がある

今でも手の届かない花

雨のお屋敷

一昨年秋のヤギによる草刈り以来

一年半ぶりの福岡のお屋敷

六年前に植生調査を始めた時から

雨の中濡れながら

林を歩いたことは何度もありました

入り口には草イチゴが増えて



これが赤く実ったらどんなに美しいだろうと想像しました。

お屋敷プロジェクトは進み

私の手からは遠くなりそうです

エレベーターまで計画されていて

近頃の何でもユニバーサルデザインとかいう風潮には

ため息が出ます

そんなら富士山にもエレベーター付ければ

森の中のヤブムラサキは一段と健康に育ち
　


新葉はすでにビロードの手ざわりでした


このままずっと育ってほしい

お屋敷の戸棚に隠していた

ノコギリと剪定鋏を引き取って

次はいつどんな形で来るかわからないけど

お別れをしてきました

新幹線

急に福岡に行くことになりました

今は体調が悪いので飛行機に乗るのが怖いから

新幹線で行くことにしました

初めてです

でも友人の恵美子さんや道子さんは

いつも新幹線利用だからなんとかなるでしょう

飛行機と違って途中で降りることができるから気楽

飛行機はすぐ遅れるし離陸までの長いこと

むかあし、新幹線が新大阪から岡山まで延伸したときに

一度だけ東京福岡を鉄道で帰省したことがあります

そのとき思ったことははやく福岡まで伸びればいいのにでした

今回は眠っていたいけれど、京都で目が覚めたら

降りたくなるでしょうね


いつもたくさんの方がブログを見てくださっているのを

有難く思っています

そんな訳でまた少しお休みするかもしれませんが

帰京したら覗きにきてください