テレビを視ていると、センター試験会場で、給水設備が使えなくなったために、トイレが使えなくなり、午後の試験が1時間遅くなったと報道されていた。この時期全国一斉にセンター試験が行われるが、毎年のようにトラブルが伝えられる。
当然だろう。この時期は冬の寒さが厳しく、大雪などの恐れが強い。いったい文科省は、いったい何を学んできたのか。過去の不具合事例から何も学んでこなかったなのなら、教育行政を行う資格があるといえるのだろうか。
このセンター試験も2020年から新しい制度に代わるようだが、実施時期は今と変わらないようだ。昔は各大学で独自の試験をやっていた。私が大学入試を受けた時代には、国立1期は3月の初めに試験をしていた。まだ寒い時期だが、1月に行うよりはずっとましだ。
何かと問題が多い今の制度はやめて、各大学で試験を行う制度に戻したらどうだろう。実施時期も真冬は避けるのである。4月入学を続けるのなら、まだ年の変わらないうちに試験をやることもありだ。大学によっては自前で試験問題を作れないところが出るかもしれないが、そんなところは大学の資格はない。大学の看板を外すべきだろうと思う。