文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

首相の「郵政見直し」発言はタブーなのか

2009-02-07 12:10:48 | オピニオン
 麻生首相が、郵政民営化について否定的な発言をしたことで、世間では批判が起こっている。しかし、私はこの発言が必ずしもおかしいとは思わない。

 考えてみるといい。郵政民営化で何が起こったか。手数料は値上げされたが、サービスは決して良くなっていない。近所にあったATMやポストはいつの間にか消えてしまった。こういった実感を持っている人は案外と多いのではないか。

 一度決めた路線は、何が何でもやらなければいけないというのは役人の論理であり、これまでその論理でいかに無駄な公共工事などが行われてきたことか。しかし、企業の有能な経営者なら、決してそんなことはしない。外的環境は変化するし、進めてきたことが思ったような効果を出していない場合もある。だから、定期的にレヴューを行い、必要なら軌道修正をするというのは当然の行動である。一度決まったことだからと言って、否定的な発言をタブー視するのは民主国家とは言えないであろう。いま求められているのは、イデオロギーにとらわれずに、どんな発言もタブー視せず、冷静な頭とデータにより、最適な方向を目指して議論していくことではないだろうか。


Was Prime Minister Aso's remark taboo?

Prime Minister Aso made the negative remarks about the privatization of postal services and public criticism is occurring. But I will say this is not necessarily wrong.

Think what happened in the privatization of postal services. Fee was raised, the service became bad. ATMs and postboxs in the neighborhood were gone. People have realized this and perhaps the most disappointing.

Once a route is decided, just going ahead is the logic of officialism. They have wasted many public works with that logic before. But good managements of private companys will never do in such a way. External environment is changing and the project may be no more dffective. So good managements revue the projects regularly, and correct the course of action if necessary. I will say that regarding the negative remarks as taboo will not democratic. What is required now is ,irrespective of ideology,debating with data and cool head, not regarding any statement as taboo.

Thank you.

首相「郵政見直し」発言に波紋 自民、路線対立再燃の懸念(産経新聞) - goo ニュース

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