文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

ご当地検定はどうしてご当地でしか受けられないのだろう

2009-05-21 19:55:20 | オピニオン
 最近あまり、このブログらしい話題に触れていなかったので、今日は久しぶりに資格試験に関する記事を書こう。

 「ご当地検定」という言葉を聞いたことがある人も多いだろう。その地方の歴史や文化などに関する知識をテストするというもので、資格試験といっても、楽しみながら受けるクイズのようなものである。

 有名なのは、「京都・観光文化検定」(通称「京都検定」)であるが、広島にも「広島通認定試験」というものがある。現在は、有名な観光地を持つ地方では、かなりの個所で開催されているが、元々は、2003年に実施された「博多っ子検定」がその走りのようだ。

 資格マニアだけでなく、旅行好きや歴史好きの人などにも人気が高いと思うが、一番のネックは、やはり「ご当地検定」だけに「ご当地」に行かなければ受験できないということだ。京都検定などは、私も興味があるが、このためだけにわざわざ京都まで行く気にはならない。

 ご当地検定には、地元の商工会などが関わっていることが多い。連携して、他の地方のご当地検定も受験できるようにしてはどうだろうか。同じ会場で複数の違う種類の試験を実施するというのは割と普通に見られる風景である。会場の利用率も上がって、コストの削減につながるだけでなく、観光地の一層の知名度アップも期待ができ、ご当地検定自体の人気も高まると思うのだが。

(H21.5.22補足)
 例えばA県とB県でそれぞれご当地検定をやっているとする。それぞれa人とb人の受験生がいるとしよう。これを同じ検定試験は同じ時間に実施するようにA県とB県のご当地検定の実施団体が連携して、同日に2つの試験を行うのである。

 するとA検定の受験生は本来のa人にB県で受験する受験生a'人を加えた人数。B検定の受験生もb+b’人と増加が期待できる。これに対して、費用の方だが、会場やスタッフなどは連携しようがしまいが元々必要なため、A検定やB検定を2箇所で同時実施しても、せいぜい郵送費用がかかるくらいだろう。実施団体にもかなりメリットがあると思うのであるが。
 
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コメント (4)
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